スペイン北西部の緑豊かなガリシア地方。その中心にあるのが、キリスト教三大聖地のひとつ「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」です。
世界中から巡礼者が目指すこの街は、荘厳な大聖堂だけでなく、迷路のような旧市街、新鮮なシーフード、そして「雨さえも美しい」と言われる独特の情緒に満ちています。

この記事では、現地在住の公認ガイドが、2025年最新情報をもとに、「初めてのサンティアゴ観光で絶対に外せないスポット」と「効率よく回るためのモデルコース」を提案します。 ただの名所リストではありません。
あなたのサンティアゴ滞在が最高のものになるようご活用ください。
💡 そもそも、なぜこれほど人が集まるの?
サンティアゴは、年間50万人以上の巡礼者が徒歩で目指す場所です。
「どの国から来ているの?」「人気のルートは?」といった最新の巡礼事情を知ると、街ゆく人々を見る目が変わります。
サンティアゴ観光の基本|まずはここを押さえる
サンティアゴ観光の中心は、間違いなく「大聖堂」とその周辺の旧市街です。
街全体が世界遺産に登録されており、徒歩で回れるコンパクトなサイズ感が魅力です。
観光に必要な時間は?
- サクッと観光: 半日(約3〜4時間)あれば、大聖堂と主要な広場、バルでの食事を楽しめます。
- じっくり観光: 1日〜1泊あれば、屋根ツアーや市場、公園散策まで満喫できます。
【提案】迷わない!在住ガイドおすすめモデルコース
「どこから回ればいいの?」という方へ。 私が友人やお客様を案内する時の鉄板ルートをご紹介します。
🅰️ 半日王道コース(所要:4時間)
時間が限られている方や、マドリードからの日帰り旅行向け。
- オブラドイロ広場: 大聖堂の正面ファサードとパラドールを眺めて記念撮影。
- 大聖堂内部: 聖ヤコブ像との抱擁(Abrazo)、地下聖堂のお参り。
- 栄光の門(要予約): ロマネスク美術の最高傑作を鑑賞。
- 旧市街散策: 銀細工の広場(Platerías)、キンターナ広場へ。
- ランチ: フランコ通り(Rúa do Franco)のバルでタコと白ワイン。
🅱️ 1日ディープコース(所要:7〜8時間)
サンティアゴの魅力を余すことなく味わいたい方向け。
- 午前: (上記Aコースと同じ)
- ランチ: アバストス市場で新鮮な魚介をその場で調理してもらう。
- 午後:
- 屋根ツアー(要予約): 大聖堂の屋根の上から街を一望。
- アラメダ公園: マリア姉妹の像と記念撮影、絶景ポイントから大聖堂を眺める。
- お土産探し: ビラール通り(Rúa do Vilar)で銀細工やタルタ・デ・サンティアゴ(アーモンドケーキ)を購入。
1. 魂が震える場所「サンティアゴ大聖堂」徹底攻略
サンティアゴのシンボル、大聖堂。ここは単なる建物ではなく、祈りの場です。
絶対に見るべき3つのポイント
- 聖ヤコブ像(主祭壇): 祭壇の後ろに回り込み、像の背中を抱きしめる(アブラソ)のが巡礼の完了儀式です。行列ができるので、朝一番か昼食時(14時頃)が狙い目。
- 栄光の門(Pórtico de la Gloria): 巨匠マテオによる彫刻群。現在は保護のため人数制限があり、事前のチケット予約が必須です。
- ボタフメイロ(大香炉): 重さ50kg以上の巨大な香炉が宙を舞う儀式。
⚠️ 巨大香炉「ボタフメイロ」を見るには?
サンティアゴに来るお客様の中には、ボタフメイロは毎日見られると思ってくる方がいます。
「せっかく大聖堂に来たのに見られなかった…」とならないよう、最新の儀式スケジュールを確認しておきましょう。
【体験】大聖堂の「屋根」に登る
大聖堂の石屋根を歩くツアー(Cubiertas)は、私が一番おすすめしたいアクティビティです。 地上からは見えない建築のディテールや、オレンジ色の屋根が連なる旧市街のパノラマは圧巻です。
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【2025年版】サンティアゴ大聖堂の屋根ツアー完全ガイド|予約・料金・見どころまとめ
2. ガリシアの食を味わう「市場とバル巡り」
「ガリシアに行ったら太って帰ってくる」と言われるほど、ここは美食の地です。 予算や気分に合わせて、お店を選んでみてください。
アバストス市場(Mercado de Abastos)
「サンティアゴの胃袋」です。新鮮な魚介類、チーズ、野菜が所狭しと並びます。 おすすめは、市場内のバル。買ったばかりの食材(エビや貝など)を少しの手数料で調理してくれるサービスもあります。
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サンティアゴ・デ・コンポステーラ市場の営業時間や食事の方法は?
タイプ別:おすすめのグルメスポット
サンティアゴには星の数ほど飲食店がありますが、「何を食べたいか」でお店を選ぶのが正解です。
- 特別な夜なら「ミシュラン」 : サンティアゴは美食の街でもあり、星付きレストランも点在しています。記念日や巡礼達成のお祝いに。
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2025年版】サンティアゴのミシュラン掲載店まとめ|予約必須の星付きから穴場の名店まで
- 手軽に楽しむなら「バル(Bar)」: タコ(プルポ)をつまみに白ワインを一杯。はしご酒を楽しむならこちら。
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【2025年版】サンティアゴのバル巡り完全ガイド|在住者が通う「タパスが美味しい」名店リスト
3. 旅の思い出を持ち帰る「お土産ショッピング」
自分用にも、大切な人にも。ガリシアらしいお土産を探しましょう。
- 銀細工(Azabache): 魔除けの黒い石(ジェット)を使ったアクセサリーが伝統工芸です。
- タルタ・デ・サンティアゴ: 小麦粉を使わずアーモンドだけで作ったしっとりケーキ。聖ヤコブの十字が目印。
- 陶器(Sargadelos): 青と白の幾何学模様が美しい、ガリシア王室御用達の磁器ブランド。
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サンティアゴ・デ・コンポステーラのお土産でかわいい雑貨や食品は?
4. 時間があればここへ!郊外への日帰り旅行
サンティアゴ観光にプラス1日できるなら、海を見に行きませんか?
【日帰りならここ!】電車で30分の港町「ア・コルーニャ」 サンティアゴから少し足を延ばすなら、快速電車(Avant)でわずか30分で行ける「ア・コルーニャ」がおすすめです。 世界遺産「ヘラクレスの塔」や、ガラス張りのバルコニーが美しい街並みは、サンティアゴとはまた違った開放感があります。
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ヘラクレスの塔の行き方や観光時間は?入場制限はある?
基本情報:アクセスとホテル宿泊税
マドリードからのアクセス
2025年現在、マドリードからは高速列車(AVE/Alvia)で最速3時間強で到着できます。日帰りも十分可能です。
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【最新】サンティアゴ・デ・コンポステーラへの行き方|マドリードから3時間の高速列車・飛行機・ポルトガル経由を徹底比較
空港から市内への移動
空港バス(6A番線)またはタクシー(定額23€)が便利です。
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【2025年最新】サンティアゴ・デ・コンポステーラ空港⇔市内アクセス|バス・タクシー料金と注意点
【重要】宿泊税について(2025年最新)
2025年10月1日に導入されました。ホテルやアルベルゲによって料金が異なりますので下記の記事から詳細を確認下さい。
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【2025年10月開始】サンティアゴ宿泊税はいくら?ホテル・アルベルゲ別料金と免除条件
まとめ:もっと深くサンティアゴを知りたい方へ
サンティアゴ・デ・コンポステーラは、ただ歩くだけでも美しい街です。 しかし、「なぜここに大聖堂が建ったのか?」「石畳に刻まれた巡礼者の想いとは?」といったストーリーを知ることで、見える景色は何倍にも輝きます。
「効率よく回りたいけれど、ただ見るだけじゃ物足りない」 「美味しいバルを知りたいけれど、スペイン語が不安」
そんな方は、ぜひ現地のプライベートガイドをご利用ください。
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あなたのガリシア旅行が、一生忘れられない素晴らしい体験になりますように。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。