カミーノ・デ・サンティアゴの歴史やルート紹介に大聖堂の最新情報をまとめ!

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カミーノ・デ・サンティアゴの起源から現代までの歴史を理解するポイントや主要ルートの紹介に加え、巡礼や観光でサンティアゴ・デ・コンポステーラを訪れる方が気になるサンティアゴ大聖堂に関する下記のテーマについて、現地からの最新情報をまとめております。

 

  • 大聖堂の修復工事の完成日は?
  • 巡礼者のミサに参加するときの注意点やアドバイスとは?
  • 大聖堂の屋根に登るツアーの内容は?

 

日本はもちろん世界中でブームになっているスペイン巡礼をどんな人達が歩いているのか?

 

現地の統計情報から巡礼者の横顔を詳しく分析していますので、こちらの情報もお楽しみに。

これからカミーノを歩いてみたいという方はもちろん、何度も歩いた経験のある方にも役立つ情報を載せておりますので、是非最後までお読みください。

スペイン巡礼の歴史とは?

サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼は、9世紀にヨーロッパの最西端にあるガリシアのサンティアゴ・デ・コンポステーラで使徒ヤコブのお墓が発見されてすぐ後から始まりました。

 

使徒ヤコブのお墓がサンティアゴ・デ・コンポステーラで見つかった経緯など詳しくこちらの記事で説明しています。

サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路の起源は?町の名前の意味は何?旧市街を歩きながら歴史を学ぼう!
スペイン巡礼路(カミーノ・デ・サンティアゴ)の最終目的地、サンティアゴ・デ・コンポステーラの町の歴史は、スペイン巡礼路と共に生まれ発展したと言うぐらい関係の深いものです。 最近はカミーノのブー...

 

中世の時代、11~13世紀にカミーノは繁栄期を迎えます。

 

サンティアゴ巡礼路と姉妹道協定を結んでいる熊野古道の繁栄期も11~12世紀で歴史的に一致しているところが興味深いです。

 

しかし16世紀以降、ルターの宗教改革やヨーロッパ内の戦争、その他の理由で巡礼者数が激減していきます。

ルターは、宗教改革にてもっと聖書にもとづく信仰をとカトリック教会を批判したのですが、当時ドイツの農民の間で人気があったスペイン巡礼の聖ヤコブについても厳しく批判をしました。
サンティアゴ・デ・コンポステーラに眠っているのが本当に聖ヤコブなのかわかったものではないと批判した最初の人物です。

 

17世紀に再びイベリア半島内の巡礼者が増えたものの、18・19世紀にカミーノは衰退期に入ります。

 

これまで完全に巡礼者が途絶えたことはないそうですが、現在の復活のきっかけは20世紀後半に始まります。

 

1985年にサンティアゴ・デ・コンポステーラの旧市街がUNESCOの世界遺産に指定され、1993年にはカミーノのフランス人の道が世界遺産リストに追加されました。

 

1993年は11年ぶりの聖年でもあり、ガリシア州政府は文化と観光の側面からカミーノ・デ・サンティアゴの保存やカミーノに関する展示会やコンサートなど文化イベントと連動したプロモーション活動を行いました。

 

フランス人の道にアルベルゲ(巡礼宿)の建設、巡礼路の巡回、赤十字と協力して巡礼者の健康に対するケア、言語ボランティアによる巡礼者へのアテンドなど非常に幅広い面でカミーノに対して取り組んだプランを作成、実行しました。

 

その後の聖年(1999、2004、2010年)にも同様のアクションプランを実行しています。

 

カミーノの主要ルートとは?

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フランス人の道 Camino Francés(カミーノ・フランセス)

フランスからピレネー山脈を越えスペインに入り、北スペインを歩きながらサンティアゴまで目指すルートです。

 

中世に力のあったフランスのクリュニー修道院がサンティアゴ巡礼を奨励し、教会、橋、巡礼者のための救護院などを整備して保護に努めました。

 

巡礼路に広まった建築様式については、こちらで詳しく説明していますので合わせてお読みください。

スペイン巡礼路に発展した美術の名前や特徴は?簡単に美術傑作を理解するポイントは?
私が初めてスペイン巡礼路を歩いた時、巡礼路周辺にある有名な教会や修道院を訪れました。 美術の専門家である先生が各建築様式の説明を詳しくしてくれるのはいいのですが・・・説明を聞いて余計頭が混乱し...

 

フランスから始める人は、カミーノを通してフランスとスペインの風景や食べ物、物価の違いなどを体験できますね。

 

アルベルゲ(巡礼宿)の数も他のルートと比べて圧倒的に多く、より多くの人を受け入れる体制が整っています。

 

ポルトガル人の道 Camino Portugués(カミーノ・ポルトゥゲス)

出典: http://www.anayatouring.com

ポルトガルのリスボンからサンティアゴ・デ・コンポステラまでのルートです。

 

フランス人の道の次に巡礼者に選べれている道です。

 

フランス人の道ほどアルベルゲの体制が整っておらず、実際にポルトガル人の道をあるいた友達の話によると、ポルトガルを歩いている間に村の消防署の一角で寝泊まりしたということです。

 

北の道 Camino del Norte(カミーノ・デル・ノルテ)

出典: http://caminoways.com

名前の通り、スペインの北部の海沿いを歩く道です。

 

山の道もいいですが、海沿いの道を歩く体験というのは非常に特別な感じがします。

 

プリミティボの道 Camino Primitivo(カミーノ・プリミティボ)

出典: http://caminoways.com

聖ヤコブのお墓発見のニュースを知り、最初の巡礼者としてオビエドからサンティアゴまでアルフォンソ2世が通ったルートです。

 

北スペインの自然を楽しみながら歩きたいという方にはお勧めのルートです。

 

スタート地点であるオビエドは私も1度行きましたが非常に素敵な街で個人的にまた戻りたいと思っています。

 

イギリス人の道 Camino Inglés(カミーノ・イングレス)

出典: http://www.caminosantiago.org

中世の時代、イギリスやアイルランドなど海路を通ってガリシアのフェロールやコルーニャから歩いてサンティアゴ・デ・コンポステラを目指したルートです。

 

イギリス人の道のルートに関しては、こちらの記事で紹介していますので合わせてお読みください。

スペイン巡礼の期間や最短の日程は?短時間ルートでも証明書をもらう方法は?
最近、私がサンティアゴ・デ・コンポステーラに住んでいると言うと 「巡礼の場所ですよね? いつかあの道を歩いてみたいんです!」 とおっしゃってくれる方が増えました。 でも、それと同時にこう...

 

銀の道 Vía de la Plata(ビア・デ・ラ・プラタ)

出典: http://caminosantiagoandalucia.org

 

昔、セビリアに着いた銀を運んだ銀の道。

 

イベリア半島を北上するので、スペインの北と南の違いを歩きながら見ることができますね。

 

実際にこの道を歩いた方の話では、夏は暑すぎて歩けないのでベストシーズンは春だそうです。

サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂情報は?

長い巡礼の旅を終え、サンティアゴ・デ・コンポステーラに到着して訪れたいのはやはり大聖堂ですよね。

 

現在行われている大聖堂の修復工事の終了日については、こちらの記事をお読みください。

【最新情報】スペイン巡礼サンティアゴ大聖堂の修復工事完成はいつ?修復後の大聖堂の新たな見どころは?
3月8日、サンティアゴ・デ・コンポステーラ商工会議所が主催する【カテドラルの保護: 工事とメセナ(芸術・文化の援助活動)】というタイトルの講演会に行ってきました。 講演を担当したのは、上の画像の右...

 

巡礼者のミサの時間や儀式の流れ、ミサに参加するときのアドバイスについてはこちらで詳しく説明しています。

サンティアゴ大聖堂で行う巡礼者のミサの時間や流れは?
久しぶりにサンティアゴの大聖堂で行われている巡礼者のためのミサに参加しました。 大聖堂の中に入った時、ボタフメイロをやる雰囲気がしたので、主祭壇に近寄ってみるとヨーロッパの巡礼地をまわっている...

 

サンティアゴ大聖堂付近や市内の荷物預かりサービスと料金は?
2010年よりサンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂の中にザックを背負って入ることはできません。 大聖堂の近くに宿を手配済みという方ならさほど問題ないとは思いますが 巡礼者のミサに参加した後で、宿...

 

サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂で人気のボタフメイロとは?儀式を見る絶好の場所は?イタリアでも同じ儀式が見れるって本当?
サンティアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂では、教会の祭儀「ミサ」の終わりに、天井の滑車に吊るされた大香炉を8人の男性グループがロープで引っ張りながら振り回すという非常に興味深いボタフメイロの儀式があ...

 

サンティアゴ大聖堂の屋根の上から見る旧市街の様子はまた格別です。こちらでツアーの内容を紹介しています。

【2017年1月情報】サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂屋根のツアーの内容は?
サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂の屋根の上を歩く体験ツアーがあります。 現在進行中の修復工事によりルートの一部が変更されています。 2017年1月の情報になりますが、大聖堂の屋根のツアーの...

 

オブラドイロ広場以外でも大聖堂を楽しめるポイントについては説明しています。

サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂のおすすめ撮影ポイントは?絶好の場所に座っているこの人は誰?
サンティアゴ・デ・コンポステーラの観光で絶対に訪れたい場所は、やはり大聖堂ですよね。サンティアゴだけでなく、スペインを代表する建物のひとつといっても言い過ぎではないと思います。  私のブロ...

 

7月25日聖ヤコブの祝日に合わせてサンティアゴへ到着したいと思っている方へは、こちらで聖ヤコブのお祭りの情報を詳しく説明しております。

サンティアゴ・デ・コンポステーラの祭り「聖ヤコブ祭」とは?期間や見どころは?
サンティアゴ・デ・コンポステーラの守護聖人である聖ヤコブの祝日は7月25日。 この祝日の前後に行われる聖ヤコブ祭は、サンティアゴで最も重要なお祭りです。 7月25日は実はガリシア州の祝日でもあり...

 

統計からみるカミーノ


2016年の巡礼者数は、277,854人。2017年に入ってからもカミーノを歩く巡礼者は増加傾向にあります。

【2017年最新情報】スペイン巡礼者数記録更新!今年の夏はどうなる?歩きやすいルートはどこ?
『セマナ・サンタ(聖週間)=サンティアゴに巡礼者が再び戻ってくる時期』と考えるようになった私ですが、街を歩いていても今年は去年よりかなり多いと感じていました。 私だけの印象かなと思ったのですが...

 

カミーノを歩く巡礼者は男性が多いの?若い人しか歩いていない道なの?どの国から来ているの?といった巡礼者の横顔については、こちらの記事で詳しく説明していますので合わせてお読みください。

 

統計データの見方などについても話をしています。

スペイン巡礼の魅力とは?統計データから見えるカミーノと巡礼者の姿とは?
最近は日本でもブームのスペイン巡礼、カミーノ・デ・サンティアゴ。出版されている本はもちろん、日本カミーノ・デ・サンティアゴ友の会から巡礼者のカミーノ体験記ブログまで、ネットでも情報が豊富にある時代...

 

さいごに

いかがでしたでしょうか。

 

スペイン巡礼を歩きたいと思っている人はもちろんですが、観光でサンティアゴ・デ・コンポステーラを訪れる方にとっても役立つ情報になるかと思います。

 

サンティアゴはスペイン巡礼を抜きにして語ることはできません。

 

観光で数日滞在するから、少しだけでも巡礼体験をしてみたいなとお考えの方に、サンティアゴからバスを使って巡礼路ポイントへ移動し10キロほどフランス人の道を歩くコースを紹介しておりますので、こちらの記事も合わせてお読みください。

カミーノのプチ巡礼体験ルートとは?出発地点への行き方は?フランス人の道の意外な正式区間とは?
ブログをご覧いただいた方からこんなお問合せを頂きました。 『サンティアゴ・デ・コンポステーラに数日滞在する予定です。サンティアゴから10キロ付近の場所まで移動し、大聖堂まで巡礼体験ができればと思...

 

年々巡礼者数の記録を更新し、今後も続くであろうと思われるカミーノブームや成功の理由を説明するのは、決して簡単な事ではありません。

 

現代のカミーノの復活年と言ってもいい1993年からガリシアでカミーノと密接に関わってきた専門家でも『カミーノ人気の一番の理由を特定するのは難しい。』という回答が返ってきたほどです。

 

ということで正解はないので、私なりにカミーノ人気の理由を考えてみました。^^

  • ルートの各区間に格安で宿泊できる巡礼者用のアルベルゲといったインフラ整備が整っている事。
  • ある程度の安全が保障された中での冒険であること。
  • 自然と都市部を自ら歩くことにより、他の観光スタイルでは味わえないより個人的な体験ができること。
  • サンティアゴを目指すという同じ目的のもとで歩く巡礼者同士の出会いとふれあい。

ある程度の安全が保障された・・とは書いていますが、やはり多少の危険は存在します。

 

ひとりで歩きたい、特に女性の方を想定してこんな記事を書きましたので、合わせてこちらもお読みください。

スペイン巡礼を女一人で歩くのは危険?対策や巡礼を楽しむコツは?
毎年、キリスト教のお祭りであるイースター(復活祭)の時期からサンティアゴ・デ・コンポステーラに到着する巡礼者が増えてきます。2017年のイースターは、4月16日です。またカミーノ(巡礼路)のシーズンがやっ...

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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