海外では日本より楽しい毎日が送れるはずと思わず留学に期待しませんか?
でもね・・・
- 留学すればその国の言語が話せるようになるわけではない。
- 留学生だから大変だろうと向こうから助けてくれない。
友達が欲しい、授業についていきたいなら自分から動かないと正直難しい部分があります。
正直、私も学生の頃に立派な目的があって留学したわけでもないので、偉そうなことは言えません。
留学して何をしたいのか分からないと悩む気持ちは理解できまが、悩んでも解決しませんよね。
そこで、本文ではそんなあなたにスペイン巡礼を歩くことを強くおすすめします。

この記事を読めばきっと見方が変わりますので、まずは読んで見て下さいね。
スペイン巡礼って何?
正式にはスペイン語で『カミーノ・デ・サンティアゴ』と呼び、日本語でサンティアゴの道です。
イエス・キリストの弟子のひとり、サンティアゴ(日本語で聖ヤコブ)の墓があるサンティアゴ・デ・コンポステーラを目指して歩く巡礼路は、年齢・国籍・人生経験の異なる人たちが歩き続ける人気の巡礼路です。
巡礼の歴史については、『サンティアゴ・デ・コンポステーラの意味は?巡礼聖地の歴史は?』の記事で詳しく説明していますので、是非お読み下さい。
次に、私があなたにスペイン巡礼をすすめる理由をお話します。
留学の目的がないならスペイン巡礼の理由は?
短期留学よりも安い費用で体験できる!
大学の春・夏休みを利用する2~3週間の短期語学研修。
短期とはいえ自分で費用を払うとしたらバイトしないと参加できないですよね。
例えば、フランスとスペインの国境沿いからサンティアゴまで約800㎞の巡礼を1か月ちょっと歩くとします。
安い航空券を探せば、巡礼期間中の宿泊費と食費はびっくりするぐらい安い費用で行うことが可能です。
ネットで巡礼に関する情報は沢山ありますので、『スペイン巡礼 費用』と調べてみて下さい。
時間と体力がある今が歩く時!
社会人になってスペイン巡礼を知った人の多くは、次のような悩みを持っています。
- 歩きたくても時間がない。
- 体力に自信がない。
『スペイン巡礼したいけどできない?自分が出来るカミーノとは?』の記事である一例を紹介していますが、


という相談を私は何度も受けたことがあります。
しかし、学生のあなたは大学の長期休みに学業に何の支障もなく1か月も巡礼ができます。
巡礼をする上で時間と体力があるのは恵まれたこと、あなたはまさにその時にいるのです。
宗教的な目的がなくても大丈夫!
巡礼の道ですから宗教的な理由を持って歩く人もいますが……
- 自然を楽しみたい
- 人と交流したい
- スポーツの一環
- お金のかからない観光がしたい
と、様々な目的を持って歩いている人が多いのが現実です。
言葉も分からない外国で山越え等の難所を歩く冒険的な要素に、大自然の風景や歴史的モニュメントなど変化に富む風景を自分の歩くペースで見て楽しむのも巡礼の魅力です。
巡礼路は国際交流の場でもある!
留学だけが言語を学んだり国際交流する場ではありません。
巡礼路では、
- 言葉
- 考え方
- 自国での生活環境
と、日本にいたらまず出会うことがないだろう人たちが
【サンティアゴを目指して歩く】というシンプルだけど共通の目標でつながります。
巡礼の道を歩けばすぐに誰とでも友達になるとは言いませんが、長期の巡礼中に休憩や宿泊場所が同じ巡礼者の間で自然と交流の機会が増えてきます。


という環境に身を置くことで自然と英語やスペイン語の勉強にもなります。
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巡礼者との触れ合いの中で自分とも向き合う
言葉も文化も違う巡礼者たちと言いましたが、お互いを知るうちに
- 自分と年が近い韓国人や欧米人も実は自分と同じように将来への不安がある。
- 全て持っている大人でも迷いながら生きている。
ということに気づいたりします。
何もない自然の道をひたすら歩くうちに自分と向き合ったりなど色んな瞬間があります。
巡礼をしても答えは出ないが、歩いた事実は自信になる
百人いれば百通りの巡礼があり、巡礼で人生が変わったという人もいますが、巡礼が何かの答えをくれるとは思いません。
しかし、1か月近く自分の足で800㎞でもなんでも歩いた事実は確実に大きな自信となり、行動力が鍛えられるでしょう。
正直な話、スペイン語を勉強しに来た留学生より巡礼路を歩いてきた人の方が片言のスペイン語と英語を使って地元のバルの人とコミュニケーションを楽しんだり、自分で美容院に飛び込んで髪を切ってもらったりと行動力があるなと思ったことがあります。
ある巡礼者の実例
外国での留学生活は楽しいことばかりではありません。
上手くいかないことが続いても乗り越えるためにタフであることが必要です。
留学しても部屋に閉じこもって日本と変わらない生活をするか、現地の友達と積極的に交流するかはあなたの行動次第です。
巡礼が唯一でも最良の方法でもありませんが、
本文を読んでスペイン巡礼への見方が変わり、歩いて見ようかなと感じて頂ければ嬉しいです。
まとめ
- 留学したいという気持ちも大事だが、留学に期待するのは注意が必要。
- 目的がない留学をするのに不安があるなら、留学の前に巡礼体験の選択もある。
- 巡礼の歩き方は人それぞれだが、時間と体力がある学生なら長期間の巡礼がおすすめ。
- 巡礼は、安い費用で長期間のヨーロッパ滞在・観光をするひとつの方法。
- 宗教の道としてのリスペクトは基本だが、実際に歩く人の動機は様々。
- 巡礼者の年齢層は広く、若い人も沢山歩いている。
- 普段の生活では出会えない様々なバックグラウンドを持つ人との交流が可能。
- 長距離を自分の足で歩いた実績は、自分への大きな自信となる。
- 巡礼も留学も、自分を開いて積極的に関わることが大事。
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女性ひとりの巡礼?
メモ
最後まで読んで頂きありがとうございました。