3月の日本は昼夜の気温差が大きい時期ですが、スペインはどうなのでしょうか。
「暖かい国」というイメージがある一方で、
- 3月のスペイン旅行で寒い思いをしない服装が知りたい
- バルセロナやマドリードなど複数都市を回るので、都市別の気温をまとめて知りたい
という方も多いはずです。
この記事では、スペイン在住ガイドの目線で、3月のスペインの気候とおすすめの服装を分かりやすくまとめました。人気観光都市のデータや、旅行前に知っておきたい注意点も紹介します。
出発前の不安が少しでも減ったら嬉しいです。
スペイン3月の気候の特徴
3月のスペインは、冬から春へと季節が移り変わるタイミングです。
- 日中は15〜20℃近くまで上がる日もある
- 朝晩は5〜10℃前後まで冷え込むことも多い
- 晴れの日の合間に、雨や冷たい風が入る不安定な天気
特に特徴的なのは、地域による気温差です。
- 内陸部(マドリード・トレドなど):朝晩は冷え込み、日中との寒暖差が大きい
- 地中海沿岸(バルセロナ・バレンシア・マラガ):比較的温暖で雪はほとんど降らない
- 南スペイン(セビリア・グラナダなど):日中は春らしい陽気になる日も
「春っぽい日もあるけれど、冬の名残も残っている」というイメージでいていただくと良いと思います。
3月のスペイン旅行に寒さ対策は必要?
結論から言うと、3月のスペイン旅行には寒さ対策の服が必要です。
特に、
- 朝の観光ツアーや早朝の移動
- 夕方〜夜にかけてのバル巡り
- 標高が高い都市(マドリード・トレド・グラナダなど)
では、気温以上に体感温度が低く感じられます。
おすすめは、
- 薄手のコートまたはコンパクトにたためるダウンジャケット
- カーディガンや薄手ニットなど、脱ぎ着しやすい中間着
- 首元を守れるストールやマフラー
など、重ね着で調整できる服装です。
日中だけを見ると「意外と暖かそう」と感じますが、朝晩の冷え込みを考えると日本の「晩秋〜初冬」くらいのイメージで準備しておくと安心です。
主要都市別|3月の気温と服装の目安
ここからは、人気の観光都市ごとに、朝・昼・夕方の平均的な気温の目安と服装のポイントを紹介します。
数字はあくまで平年値のイメージとしてご覧ください。旅行直前には、必ず天気予報で最新情報を確認しましょう。
マドリード(内陸・標高が高め)
| 時間帯 | 気温の目安 |
|---|---|
| 朝(7:00頃) | 約5℃ |
| 昼(13:00頃) | 約15℃ |
| 夕方(19:00頃) | 約12℃ |
朝晩はしっかり冷えます。コート+ニット+長袖インナーくらいの重ね着をしてちょうどいい日も多いです。
マドリード観光について詳しく知りたい方は、ティッセン美術館の記事も参考にどうぞ。
マドリードのティッセン美術館はおすすめ?無料入場日や共通チケット情報は?
バルセロナ(地中海沿岸)
| 時間帯 | 気温の目安 |
|---|---|
| 朝(7:00頃) | 約9℃ |
| 昼(13:00頃) | 約16℃ |
| 夕方(19:00頃) | 約13℃ |
日中は日差しがあればかなり過ごしやすく、「春らしい」体感になります。ただし、朝晩は風が冷たく、上着なしでは心もとないです。
重くない薄手ダウンや、裏地付きのコートが1枚あると安心です。
市内移動の方法や切符の買い方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
バレンシア
| 時間帯 | 気温の目安 |
|---|---|
| 朝(7:00頃) | 約8℃ |
| 昼(13:00頃) | 約17℃ |
| 夕方(19:00頃) | 約14℃ |
3月下旬になると、最高気温が20℃を超えるような日も出てきます。日中は薄手のジャケットでも過ごせますが、朝晩用にもう一枚温かいものがあると安心です。
セビリア
| 時間帯 | 気温の目安 |
|---|---|
| 朝(7:00頃) | 約8℃ |
| 昼(13:00頃) | 約19℃ |
| 夕方(19:00頃) | 約16℃ |
アンダルシアらしく日中はかなり暖かくなりますが、朝晩はやはり冷え込みます。薄手コート+中は春物というイメージです。
マラガ
| 時間帯 | 気温の目安 |
|---|---|
| 朝(7:00頃) | 約11℃ |
| 昼(13:00頃) | 約18℃ |
| 夕方(19:00頃) | 約16℃ |
地中海に面しているため、冬でも比較的温暖なエリアです。3月は「厚手の冬コートは不要だけれど、朝晩用のアウターは必要」というバランス。
マラガや白い村ミハスの観光情報は、次の記事で詳しく紹介しています。
グラナダ
| 時間帯 | 気温の目安 |
|---|---|
| 朝(7:00頃) | 約4℃ |
| 昼(13:00頃) | 約15℃ |
| 夕方(19:00頃) | 約12℃ |
セビリアやマラガに比べると、グラナダは寒暖差がかなり大きいです。アルハンブラ宮殿の見学など、朝から屋外で過ごす予定がある方は、コート+マフラーなどしっかりめの防寒をおすすめします。
トレド
| 時間帯 | 気温の目安 |
|---|---|
| 朝(7:00頃) | 約5℃ |
| 昼(13:00頃) | 約16℃ |
| 夕方(19:00頃) | 約13℃ |
石畳の坂道が多く、風が強い日は体感温度が下がります。暖かいインナー+コート+歩きやすい靴が基本です。
マドリードからの行き方や観光プランは、こちらの記事も参考にどうぞ。
3月のスペイン旅行|服装のポイントまとめ
ここまでのデータを踏まえて、3月のスペイン旅行には次のような服装がおすすめです。
- アウター:薄手のウールコート、または軽くてコンパクトなダウンジャケット
- 中間着:カーディガン、薄手ニット、長袖シャツ
- ボトム:デニムや綿パンツなど、風を通しにくいもの
- 小物:ストール・マフラー、手袋(寒がりな方)、帽子
- 靴:歩きやすいスニーカーやフラットシューズ(雨の日も想定して防水だと安心)
「日中は春、朝晩は冬」に対応できるよう、重ね着で温度調整できるかどうかを目安に準備してみてください。
3月のスペイン旅行で気をつけたいこと
① 夏時間への切り替え
スペインでは3月下旬の日曜日にサマータイム(夏時間)への切り替えがあります。
- 午前2時 → 3時に1時間進む
- 日本との時差が「8時間」から「7時間」に変わる
この日は、早朝フライトや列車の出発時間を勘違いしやすいので要注意です。旅行のスケジュールを立てる際は、日付と時間をよく確認してください。
② 花粉(アレルギー体質の方)
マドリードなど内陸部では、春先に花粉が飛びやすい地域もあります。日本ほどではないと感じる方もいれば、スペインで初めて症状が出る方もいます。
- 普段から花粉症の方は、いつもの薬を日本から持参
- マスク・目薬など、使い慣れたものがあると安心
③ セマナサンタ(聖週間)と混雑
年によっては、3月下旬〜4月にかけてセマナサンタ(聖週間)が重なることがあります。この時期はスペイン人も国内旅行に出るため、
- ホテル料金が高くなる
- 鉄道・長距離バスが早く満席になる
といった傾向があります。該当期間に旅行する場合は、早めの予約をおすすめします。
セマナサンタの日程や見どころは、こちらの記事にまとめています。
【2026年版】スペインのセマナサンタ(聖週間)とは?日程・見どころ・おすすめ都市・旅行の注意点を現地ガイドが解説
3月のスペイン旅行に持って行くと便利なもの
- 折りたたみ傘(急な雨対策)
- 薄手のダウンやパッカブルジャケット
- ストール・マフラー(機内でも活躍)
- 花粉症の薬・マスク(アレルギー体質の方)
- 履き慣れたスニーカー
より詳しい持ち物リストは、次の記事で紹介しています。
まとめ|3月のスペインは「寒暖差に注意」
- 3月のスペインは、春に向かう途中でまだ不安定な気候。
- 朝晩は5〜10℃前後まで冷え込むことが多く、寒さ対策のアウターは必須。
- 地中海沿岸や南スペインは比較的温暖だが、内陸部や標高の高い都市では冬寄りの服装が安心。
- 重ね着できる服と、折りたたみ傘・ストールなど小物で調整すると快適。
- サマータイムやセマナサンタの時期と重なる場合は、フライト・列車・ホテルの予約を早めに。
3月のスペインは、夏ほど混み合わず、日差しが気持ちよい季節でもあります。服装と持ち物さえ準備しておけば、とても心地よく旅を楽しめる時期です。
出発前の不安が少しでも軽くなり、スペインでの時間を存分に楽しんでいただけたら嬉しいです。