巡礼の計画・準備

スペイン巡礼に適した子供の年齢やルートは?夏の注意点や準備方法は?

2018年3月22日

カミーノを歩く親子
子供と一緒にスペインで巡礼したいと思っていますが、体力的に大丈夫だろうかなど不安要素がいくつかあります。子供は何歳ぐらいからカミーノを歩けるのでしょうか?親子で歩く時におすすめのルートとか注意すべきことを教えて下さい。

という質問に、5歳と8歳の子供と短距離カミーノを体験した筆者が、実体験のエピソードを交えながらお答えします。

 

本文では、親も子供も巡礼を楽しむために、親が最低限抑えておくべき次のポイントを紹介します。

  • 体力面で巡礼に適した年齢
  • 親子巡礼におすすめのルート
  • 夏休みや連休時に歩く時の注意点
  • 持ち物
  • 必要な準備方法

 

それでは、カミーノと子供の年齢から順に見ていきましょう。

子供のサンティアゴ巡礼は何歳から?

スペイン語のカミーノ情報サイトや親子巡礼専門の旅行会社のサイトを読むと…

子供が疲れた時や眠くなった時、山道でも押せるベビーカーを持参すれば、3歳からOK

 

でも、未舗装の道を体重15㎏前後ある子供を乗せたベビーカーを押して歩きたいですか?

 

私の初親子カミーノは、息子が5歳、娘が3歳の時。

 

サンティアゴ大聖堂まで約10㎞の場所から出発しましたが、3歳の娘が歩いた距離は、3~4㎞。

 

ぐずる娘にお菓子をちらつかせて歩かせたりしましたが、途中でリタイア(笑)

 

3歳の子供にカミーノは早すぎる、子供のペースに合わせるばかりで私も楽しくなかった。

というのが正直な感想でした。

 

あれから約2年後の2020年10月、前回と同じルートを5歳になった娘と歩きました。

 

開始5分で、土砂降りの雨。

 

雨が止むと再び歩き続けましたが、途中でバスかタクシーを拾おうと考えていました。

 

しかし、途中で休憩を入れたにも関わらず、3時間ちょっとで大聖堂へ到着!

 

驚きながらも娘の成長を感じて嬉しかったです。

 

親も子も一定のリズムを保って歩くには、6歳以上からだと私は思います。

プチカミーノ体験におすすめの行程

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子連れ巡礼におすすめのルート

地図のルートを見る親子

大人の巡礼経験者が十分な準備と計画をしても、巡礼中に予想外の出来事が起きます。

 

子供と歩く場合は、準備はもちろん、現地でフレキシブルに対応する気持ちが必要でしょう。

  • 親切なぐらい標識が完備しているので、道に迷う心配をしないで歩ける。
  • 巡礼路沿いに宿や巡礼者向けサービスが多く、何か起こっても対応しやすい。

上記のようなルートは、子供を見守る親に気持ちの余裕を与えてくれます。

 

上記の条件を満たすのは、フランス子連れ巡礼人の道です。

 

子連れ巡礼の計画で考慮するポイント

1日に歩く距離

一般的に、1日に歩く距離は20~25㎞と言われますが、子供の体力を考えて1日15㎞を超えないのが望ましいでしょう。

 

カミーノ初日は10㎞以内にして様子を見てから、少しずつ距離を増やすのもひとつの方法です。

 

宿

(特に小さい)お子さんのペースを尊重して歩くので、先着順でベッドを確保する公営アルベルゲはどうかなと思います。

 

私営アルベルゲを予約し、宿の心配がない状態でお子さんとの巡礼を楽しむのを個人的におすすめします。

 

トレーニング

大人にも同じことが言えますが、巡礼前の2か月ぐらい前から歩く練習をしましょう。

 

週末のハイキングなど、現地の状況に近い経験をしておくのは非常にいいと思います。

 

モチベーション

体力的な準備に加え、カミーノを歩きたい!と子供のモチベーションを上げる点も忘れてはいけないと思います。

 

サンティアゴで巡礼者を見る事が当たり前になっている私の子供達ですが、巡礼について説明するのはなかなか難しいです。

 

正直、我が子達は『カミーノは歩くだけでつまらない』というイメージがあるので、馬や牛が見れたり、途中のバルで休憩できるから行こうよと説得しています(笑)

 

子連れ巡礼の持ち物

巡礼前に準備する荷物

巡礼に必要なアイテムに関しては、下に紹介する記事で詳しく説明していますので合わせてお読み下さい。

 

巡礼中の持ち物

身軽な状態で歩けるよう小さいリュックに必要最低限のものを入れたり、水筒だけ持たせたりするのがいいかと思いますが、お子さんの年齢によってそのあたりは調整して下さい。

 

トレッキングポールは、最初は喜んで持って歩きますが、途中で邪魔になって渡されることもあります。

 

親も身軽で歩きたいなら、荷物移送サービスの利用方法を下に紹介する記事で詳しく説明していますので検討して下さい。

 

夏休みの親子カミーノで注意したい点

8月の夏休みに小学校6年生の子供とサリアから歩いてサンティアゴ・デ・コンポステーラまで行く予定です。

巡礼の後、バルセロナで観光して10日間で日本に到着することは可能でしょうか?

 

サリアは、先ほどおすすめしたフランス人の道にある最短で巡礼証明書を獲得できる場所です。

 

特に、8月はバケーション中のスペイン人巡礼者の数が増えますので、宿の予約は必須でしょう。

 

巡礼証明書を獲得する100㎞巡礼を希望する場合、ルートが変わってもガリシア州内を歩くことになります。

 

フランス人の道が最もインフラ整備が整っているのですが、ガリシア州内は標識が細かく設置されています。

 

夏のフランス人の道はちょっとどうかなと迷った場合…

  • 全体的に平坦な道であるポルトガルの道
  • コルーニャから3~4日で歩けるイギリス人の道

も念のためチェックして下さい。

 

ポルトガルはここ数年非常に人気のあるルートです。

 

コルーニャ出発のイギリス人の道は、100㎞に満たないので巡礼証明書はもらえませんが、よろしければ日本人女性の体験談をお読み下さい。

 

いずれにしても、夏のカミーノは、日射病・脱水症状の危険があるので午前中早めの時間に歩いて下さい。

 

まとめ

  • 子供と一緒にある程度の距離を歩きたいなら最低6歳以上。
  • 宿泊施設やサービスが整っているフランス人の道がおすすめ。
  • 1日の巡礼距離は15㎞を超えないこと、初日は10㎞以下にして距離を延ばすのもひとつ。
  • カミーノを歩く子供のモチベーションも上げる。
  • 夏や連休中で巡礼者が多い時期は、事前に宿を手配しておくとよい。

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最後まで読んで頂きありがとうございました。

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オトラスペイン

サンティアゴ・デ・コンポステ-ラ在住。日本人で唯一のガリシア州公認観光ガイド。サンティアゴ・デ・コンポステーラ大学で観光マネージメントの修士課程を修了。大学で日本人留学生のサポート業務の経験もあり。2019年にサンティアゴ巡礼専門の旅行会社に就職。夢は、夫と2人の子供を連れての家族カミーノ。詳しいプロフィールはこちら

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