スペイン巡礼で使用するトレッキングポールを手荷物として機内へ持ち込みたい。
- 破損や紛失(ロストバゲージ)の心配がない。
- 空港に着いたら、すぐ次の場所へ移動できる
- LCCでは預け荷物の追加料金を払わなくていい
といったメリットがあるので魅力的ですが・・・
トレッキングポールの機内持ち込みはNGです。
しかし、同時に悩ましい部分もあるので詳しく説明しています。
本文では、トレッキングポールの機内持ち込みに関する当ブログの見解と
トラッキングポールの紛失を回避する方法を紹介します。
この記事を読んで、自分はどうトレッキングポールを運ぶのか選択する参考になれば嬉しいです。
トレッキングポールの機内持ち込みはNG!
航空業界の国際基準を決めている国際機関(IATA)では、
全ての刃物類、長さや材質に関係なく先端が尖った物や一部のスポーツ用品は、受託手荷物(Checked baggage)として預けなくてはいけないとしています。
詳しい文面は、IATAのサイトのCarry-on BaggageにあるSharp Objectsの欄をご覧ください。
スペイン乗り入れ航空会社の荷物規定は?
全ての航空会社の荷物規定を確認していませんが、ヨーロッパやスペイン国内の空の移動で利用されることが多い
格安航空会社やイベリア航空でトレッキングポールの機内持ち込みはNGです。
空港のセキュリティーでもNG
仮に出発空港のカウンターでトレッキングポールを機内へ持ち込めたとしましょう。
しかし、経由地の空港でもトラッキングポールは危険物と判断されます。
イギリス政府のサイトでも、トラッキングポール(Hiking pole)は持ち込みはできないが預け荷物ならOKとしています。
ここで、アメリカのTSA(運輸保安局)のサイトをちょっと見て下さい。
引用元: https://www.tsa.gov
Carry On Bags(機内持ち込み手荷物)はNOとしているのですが、下の注意マークの文を読むと
最終的な判断はセキュリティーいる職員次第としています。
「悩ましい部分がある」と表現したのは、担当者レベルの判断で機内持ち込みをできた人がいる事実があるからです。
次に、これを踏まえてトレッキングポールをどう運ぶのかというテーマについて考えてみました。
トレッキングポールの紛失を回避する方法は?
トレッキングポールを預けるのはしょうがないとしても、使い慣れた大事なポールを失くされちゃうのは嫌ですよね。
自分で100%コントロールできない部分もありますが、ちょっとしたことでロストバゲージを回避することもできます。
直行便を利用する
絶対とは言えないませんが、乗り換えをするよりも可能性は下がりますよね。
イベリア航空のスペイン直行便は、2018年10月から週5便へ増便されるので利用しやすくなると思います。
チェックイン時にタグの確認
カウンターに着くとおまかせ気分になりますが、忙しい時など職員がうっかり間違ったタグをつけることがあります。
旅慣れた人は、チェックインカウンターで自ら確認してロストバゲージを回避しています。
直行便、経由便に関わらず、少し注意しておくといいでしょう。
ロストバゲージ回避策に関するNew York Timesの記事を日本語で紹介したサイトを紹介しますので、興味のある方は是非!
トレッキングポールを別送する
ヨーロッパ在住の人が対象ですが、預け荷物の紛失を避けるために初日のアルベルゲに別送する方法もあります。
と心配される方は、FEDEXやUPSといった運送会社を利用するのはどうですか?
ただし、送料を見て別送する価値があるかどうかは各自でご判断下さい。
現地で買う
巡礼前に、購入したトレッキングポールを使って慣らせておくべきだという経験者の有難いアドバイスを頂きましたが、
トレッキングポールにあまりこだわりないという人もいるでしょう。
巡礼者の意見交換フォーラムを見ると、現地で安いものを買ってサンティアゴ到着後に寄付した巡礼者もいます。
ただし、現地調達による時間ロスについて少し注意した方がいいでしょう。
扱っている品目は限定されますが、Decatholon City(デカトロン・シティ)というお店があります。
トレッキングポールを買いたい方は、自分が滞在する都市に店があるかを事前にチェックして下さい。
言語の問題で難しいと感じる方がいるかもしれませんが、商品の在庫を事前に確認できれば安心です。
このデカトロンは日本にもあります。
まとめ
- トレッキングポールを持参する際、機内持ち込み手荷物ではなく受託手荷物として預けることができる。
- 航空会社や空港のセキュリティーで危険物と判断されるが、担当者レベルの判断で通る事実がある。
- 直行便の利用やカウンターでのタグチェックなど、自分でできる預け荷物の回避策がある。
- トレッキングポールを初日のアルベルゲに別送したり、現地で購入するという方法もある。
今回はトレッキングポールの機内持ち込みができるか疑問を持っている人を対象にし、
どう運ぶかという点にフォーカスして書きましたが、トレッキングポールは邪魔などの理由で必要ないという考え方もあります。
人の数だけ巡礼路のスタイルがありますので、そこは個人の好みでお決め頂ければと思います。
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最後まで読んで頂きありがとうございました。