サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂を訪れるなら、一度は見てみたい荘厳な儀式──それがボタフメイロ(Botafumeiro)です。
この記事では、
- ボタフメイロの基本情報(意味・仕組み・歴史)
- 儀式が行われる背景
- 見学時のおすすめ席や注意点
を現地ガイドの視点から分かりやすくご紹介します
ボタフメイロとは?
ボタフメイロは、ミサの終盤に使用される巨大な振り香炉です。香の煙をまき散らしながら、大聖堂の中を左右に大きく揺れる姿は圧巻。
名前の由来は、ガリシア語の「煙(fume)」+「振りまく(botar)」からきています。
大きさと構造

- 重さ:約53kg
- 高さ:約1.5m
- 素材:銅と亜鉛製、銀メッキ
操作する人たち:ティラボレイロス
ボタフメイロは、8人の男性「ティラボレイロス」によって操作されます。
天井から吊るされたロープを引いて動かし、最高時速はなんと約68kmにも達すると言われます。
儀式の起源と意味
起源には諸説あり:
- 巡礼者の体臭を消すための実用目的
- キリスト教典礼の一部としての宗教儀礼
いずれにせよ、現代では祝祭的・象徴的な演出として受け継がれています。
ボタフメイロを見るならここに注意!
ミサの1時間以上前には到着を
混雑期(7月の聖ヤコブ祭、イースター、連休など)は早めの到着が必須。座って見たい場合は特に注意が必要です。
見学のベストポジションは「翼廊(トランセプト)」
香炉は大聖堂の左右(袖廊)を大きく揺れるため、翼廊の椅子席が最も迫力を楽しめます。
大聖堂の正門から中央の主祭壇に伸びるのは身廊。
🔗 関連情報はこちら
📅 実際にボタフメイロを見たい方は、こちらの記事に【2025年最新】スケジュールや開催日程をまとめています。:
▶︎ ボタフメイロの日程と香りのお土産情報(2025年版)
🧭 サンティアゴ観光全体の流れを知りたい方は:
▶︎ サンティアゴ観光まとめ記事(2025年版)
まとめ
- ボタフメイロは世界最大級の香炉で、サンティアゴ大聖堂の象徴的儀式。
- 見学には早めの到着と座席選びが重要。
- 必ずスケジュールを事前に確認しましょう。
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