サンティアゴ大聖堂博物館は見所がない?見学の価値はある?

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この記事では、サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂の博物館について紹介します。

 

大聖堂の博物館は有料(一般で6€、割引価格で4€)ですが、トリップアドバイザーでこんな口コミを見つけました。

入場料を払って博物館に入ったけど、見所はありませんでした。大聖堂だけで十分です。

全ての展示物に説明書きはありませんし、個人での見学時に欲しい日本語オーディオガイドもありません。

  • 見ていても何なのか理解できない
  • 鑑賞の仕方がわからない

こういった悩みを解決するために、この記事では個人で訪れても博物館を楽しめるよう見所を6箇所紹介します。

 

それでは、早速見てみましょう。

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大聖堂の見所①石造りの聖歌隊席

サンティアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂に携わった建築家でマエストロ・マテオという人物がいます。

>>>関連記事: サンティアゴ大聖堂栄光の門の設計者は?元正門の彫刻像とフランコの関係は?

 

大聖堂にあるロマネスク美術の最高傑作と呼ばれる栄光の門を作った人物で、大聖堂の話をする時に必ず出てくる名前です。

>>>関連記事: スペイン巡礼路に発展した美術の名前や特徴は?簡単に美術傑作を理解するポイントは?

 

マエストロ・マテオは栄光の門の他に石造りの聖歌隊席を1211年に完成させますが、17世紀に撤去されました。

 

石造りの聖歌隊席を撤去した理由は?

72名の聖職者が座れる聖歌隊席に、大司教が座る場所がなかったからです。

 

石でできているので修正もできません。

 

17世紀に大司教が座る場所がない聖歌隊席を撤去するよう圧力がかかり、木製の聖歌隊席が代わりに置かれました。

 

木製の聖歌隊も20世紀に撤去され、現在は大聖堂の隣にあるサン・マルティン・ピナリオ修道院で見ることができます。

>>>関連記事: スペインで2番目に大きい修道院とは?観光や宿泊にもおすすめ?

 

聖歌隊席は捨てられたと言いましたが、聖歌隊席の彫刻などは大聖堂の聖門などにリサイクルして使用されています。

 

大聖堂博物館で見れる聖歌隊席とは?

マエストロ・マテオの聖歌隊席

出典: https://upload.wikimedia.org

 

サンティアゴ・デ・コンポステーラとコルーニャの教授が昔の文献をもとにして、

 

マエストロ・マテオが作った石造りの聖歌隊席はこんな感じだっただろうと再建したものが、

 

大聖堂博物館で見ることができます。

 

大聖堂の見所②聖ヤコブの生涯を描いたレタブロ

聖ヤコブの人生を描いたレタブロ

出典: https://cdn.superstock.com

博物館の2階部分に1456年の聖年にイギリス人の巡礼者が聖ヤコブに奉納したレタブロ(祭壇画)があります。

 

ヤコブの生涯を左から5つのシーンで物語っています。

  • ヤコブがイエス・キリストに一緒にキリスト教を布教しようと声をかけられる。
  • イエスの12使徒のひとりとなる。
  • イベリア半島でキリスト教の布教をする聖ヤコブ。
  • 布教を終え、戻ったヘルサレムで殉教する聖ヤコブ。
  • 2人の弟子と一緒に船に乗って旅をする聖ヤコブの遺骸。

 

このレタブロが貴重な理由は、イギリスのノッティンガムにある工房で唯一聖ヤコブを題材に造ったものだからだそうです。

 

アニメのように聖ヤコブの生涯をわかりやすく表しています。

 

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博物館の見所③内庭回廊にある噴水

北の門にあった噴水

 

博物館から大聖堂のクラウストロ(内庭回廊)に出ます。

 

この内庭の中心に水がない噴水が置いてあります。

 

この噴水は、中世時代フランス人の道を歩いて大聖堂の北の門に到着した巡礼者が聖堂内に入る前に体を清めた噴水です。

 

博物館の見所④ボタフメイロ

博物館内の図書館には、聖ヤコブまたは大聖堂への奉納品である銀製のボタフメイロが置いてあります。

 

重さが58㎏で、奉納された時と過去に何回か実際に使用したそうですが、

 

普段は真鍮製のもの(54㎏)を儀式で使用します。

 

ボタフメイロについては、次の記事で詳しく紹介していますので合わせてお読み下さい。

>>>関連記事: サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂のボタフメイロとは?儀式を見る絶好の場所は?

 

博物館の見所⑤ゴヤのタピスリー

博物館の最上階は、大聖堂所有のタピスリー展示スペースですが、なんとゴヤのタピスリーを見ることができます。

 

しかし、ゴヤのタピスリーがなぜサンティアゴにあるのかちょっと気になりますよね?

 

ポンテべドラ出身の聖職者がマドリードにいた頃、ゴヤのタピスリーを買い上げ、亡くなった時にサンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂に寄付したためサンティアゴの博物館でゴヤの作品を見ることができます。

 

博物館の見所⑥バルコニーからの景色

大聖堂博物館のバルコニーから見えるオブラドイロ広場や旧市街の通りの景色がとてもいいです。

 

博物館内は撮影が禁止されていますが、クラウストロとバルコニーからは撮影ができますので是非いい写真を撮ってください。

 

サンティアゴ大聖堂博物館は見所がある!

まだ他にも紹介できる部分はありますが、サンティアゴ巡礼路や大聖堂に興味がある方が博物館で見るポイントとしては十分かと思います。

 

展示物の背景を知ると、博物館には非常に貴重な展示品で溢れていることが分かります。

 

見所はもちろんありますので、博物館の開館時間も合わせてご紹介します。

博物館の開館時間は?

大聖堂の博物館は月曜日~日曜日まで開いていますが、季節によって下記のように開館時間が異なります。

  • 4月–10月: 9:00~20:00
  • 11月–3月: 10:00~20:00
  • 12月24・31日: 10:00~15:00
  • 1月1・6日、7月25日、12月25日: 閉館

 

 

まとめ

  • サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂に併設されている博物館は、有料。
  • 大聖堂に関する歴史的な展示物や巡礼者から聖ヤコブへの奉納品が見れる。
  • 博物館の見所①マエストロ・マテオ作の石造りの聖歌隊席を再現
  • 博物館の見所②聖ヤコブの生涯を描いたレタブロ
  • 博物館の見所③クラウストロ内の噴水や鐘
  • 博物館の見所④ボタフメイロ
  • 博物館の見所⑤ゴヤのタピスリー
  • 博物館の見所⑥バルコニーからの眺め
  • 有料でも博物館を訪れる価値は十分にある。

 

大聖堂博物館の入場チケットを買うと、シェルミレス宮殿やサンティアゴ市内にある教会も無料で入れます。

 

ほとんど知られていない教会ですが、建物が傾いている興味深い場所です。興味のある方は次の記事をどうぞ。

>>>関連記事: サンティアゴ・デ・コンポステーラにある傾いた教会とは?原因は?

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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サンティアゴ・デ・コンポステーラ在住の40代2児のママ。3歳の娘と日々格闘中。スペインの観光や留学生活、サンティアゴ巡礼路に関する情報を発信します。スペイン旅行の悩みに記事内で回答します。問合せ
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