サンティアゴ巡礼

2020年にサンティアゴ巡礼(特にガリシア)したいあなたへ

2020年6月15日

巡礼者

新型コロナウイルスの感染拡大により3月中旬から閉鎖されていた

  • サンティアゴ大聖堂
  • ガリシア州内公営アルベルゲ
  • 巡礼者事務所

が7月1日から再開し、サンティアゴに到着する巡礼者が増えました。

 

しかし…

行きたいけど今は時期じゃないよ。2020年の巡礼はもう諦めた。

と、考える方がほとんどではないでしょうか。

 

本文を書く前に色々悩んだのですが…

 

今回は、今年中に巡礼する可能性を探っている、まだ迷っているという方を対象に書いてみました。

 

本文では、

  • 新たな日常でのカミーノの状況
  • ガリシア州内の公営アルベルゲ情報
  • 2020年夏のカミーノの状況

の順番でお話しようと思います。

 

本文の内容があなたの参考になれば嬉しいです。

新たな日常のカミーノで最低限抑える3点とは?

  1. マスクの使用義務(6歳以上)⇒義務違反は100€以下の罰金
  2. 人と人の間の距離は、少なくとも1.5m
  3. 各施設の利用人数の制限
    • 飲食店、ホテルなど定員の75%まで
    • アルベルゲは定員の50~75%まで

注意

新たな日常の条件は、中央政府が出す衛生措置をベースに各自治州が権限をもつ分野の条件を定めます。マスクの着用に関する件も自治州間で若干異なる可能性があります。

 

新たな日常の条件は、ウイルスが終息したと判断されるまで適応されるため、いつまでという期日はありません。

 

2020年のサンティアゴ巡礼でマスクは必須

  • 交通機関の利用時
  • スーパー、ホテルなど室内スペース
  • 公道、屋外のスペース等(1.5mのソーシャルディスタンスがあっても)

で、マスクの着用が義務となります。

 

夏にスペイン各地でクラスターが発生し、厳しい外出規制時の状況に戻る場所も出てきました。

 

ポルトガルやフランスよりもスペインでのマスク着用の取り締まりは厳しいと言えるでしょう。

 

2020年以降のカミーノでマスクは必須アイテム、通気性がいいマスク(あるかわかりませんが)があると重宝するでしょう。

 

布マスクですが、日本にはないカミーノ柄マスクがサンティアゴで売られるようになりました(笑)

 

ガリシア州内の巡礼宿情報

公営アルベルゲ再開の条件

段階的な再開

冒頭で、7月1日に公営アルベルゲを再開と伝えましたが…

  • 公営アルベルゲしかない場所
  • 民間のアルベルゲが極端に少ない場所
から優先して、状況を見ながら段階的に開けていきます。

 

新型コロナウイルスで大きな影響を受けた民間アルベルゲとの関係上、公営アルベルゲは再開しないと私は思っていましたが、一部の公営アルベルゲを利用することは可能です。

 

いずれにしても、全ての公営アルベルゲが再開する訳ではないと覚えておいてください。

 

公共スペース削除とベッド数の減少

人と人との間の距離を確保し、定員の50~75%にするため、

 

公共スペースの閉鎖や収容ベッド数を減らす必要があり、

 

場所によっては通常のキャパシティの3分の1になるところもあるようです。

 

公営アルベルゲも予約可能に

他の州では見られない新しい取り組みでしょう。

 

万が一、問題が発生した時に巡礼者の宿泊場所の把握し、素早く対応するねらいがあります。

 

次に、ガリシア州公営アルベルゲの事前予約方法について説明します。

 

ガリシア州公営アルベルゲの事前予約方法

ガリシア公営アルベルゲ予約サイト

参照: https://alberguesxacobeo.gal

 

7月から専用サイトで公営アルベルゲの予約が出来ます。

サイトの言語は、スペイン語・ガリシア語・英語の3か国語

 

上記画像から下にスクロールし、次のステップで予約して下さい。

step
1
ルート別に滞在する場所を選ぶ

step
2
アルベルゲ一覧で営業しているものを選ぶ

step
3
滞在日と滞在人数を選ぶ

step
4
予約ボタンを押す

step
5
個人情報入力など指示に従い予約を完了

 

事前予約の注意点

  • 予約は宿泊前日から当日の13:00まで
  • 13:00以降の予約は、翌日の分の予約となる。
  • 最大予約人数は5名、それ以上はメールを送る。reservas@alberguesxacobeo.gal
  • キャンセル時、返金不可。

 

全ての公営アルベルゲが再開するのはいつ?

ガリシア州政府のサイトで、2020年9月1日から全ての公営アルベルゲを再開する予定とありましたが、9月下旬時点でも多くのアルベルゲは閉まっている状態です。

 

現在、営業中の公営アルベルゲ・リストは、こちらからご確認下さい。

 

公営・私営アルベルゲで気になること

巡礼でアルベルゲの利用は絶対という人でも、今は安全面が気になりますよね。

 

スペイン観光品質管理機関(ICTE)が、安全を確保するためのガイドラインを発表していますが、あくまでも推奨です。

 

きちんと対策するところが多いとは思いますが、場所によって違いが出てくることもあるでしょう。

 

利用可能なベッド数を減るため、今年のアルベルゲは人が少なくてラッキーだったという声もある一方、現状で再開しても採算が合わないので開けられない宿泊施設の声もあります。

 

実際、私が毎日利用する通りにある3件のアルベルゲの内、2件は未だに閉まったままです。

 

あなたが巡礼するルートや区間で、営業しているアルベルゲはどこなのか、事前情報を持っておくのは大事でしょう。

 

今年、カミーノを歩く巡礼者の数は少なくなるとはいえ‥‥

  • Booking.com等で確実に次の場所のベッドを抑えていく
  • 少し予算をあげて個室にする

などの対策をするのもひとつかなと思います。

 

2020年夏のカミーノについての感想

フィステーラ岬

 

スペイン国内で感染者が再び増加していますが、7~8月まで

  • フィステーラの道の後半2日間
  • フィステーラからムシアへの道
  • ルーゴからメリデまでのプリミティボの道

を歩きました。

 

歩き始める時間がすこし遅かったのもあるかと思いますが、ほとんど歩いてる人がいません。

 

フランス人の道を歩く人が多いですが、例年のこの時期に比べるとずっと少ない状況です。

 

山の中を1人で歩いた時はマスクをとりましたが、町中ではマスク着用義務の看板がありますし、少なくともガリシア州内では住民・巡礼者・観光客とマスク着用をきちんと守っています。

 

観光オフィスやホテルなど私が利用した場所は、感染予防対策をきちんとしていてよい印象を受けました。

 

2020年に巡礼を予定されている方へ

ウイルスと共存する状態でのカミーノ。

 

巡礼者はもちろん、アルベルゲで働くボランティアの方や道沿いに住民、全員の安全が大事になります。

 

クラスターの発生で、ほぼ外出規制の状態に逆戻りする州が出る可能性もあるので、巡礼中は現地のニュースに注意しながら、自分で対応できる準備をする必要があるでしょう。

 

ネガティブな情報ばかりと思われた方、ごめんさない。

 

しかし…

  • 店内やテラスのテーブルなど以前よりも細目に清掃している。
  • パン1つでもカード支払いが出来るようになった。

と、私の狭い生活範囲でもよい方向に変わったなと感じる事があります。

 

アルベルゲでもカード支払いを推奨しているので、現金を多く持ち歩きたくない外国人巡礼者にとってはいい変化となるのではないでしょうか。

 

最後までお読み頂きありがとうございました!

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オトラスペイン

サンティアゴ・デ・コンポステ-ラ在住。日本人で唯一のガリシア州公認観光ガイド。サンティアゴ・デ・コンポステーラ大学で観光マネージメントの修士課程を修了。大学で日本人留学生のサポート業務の経験もあり。2019年にサンティアゴ巡礼専門の旅行会社に就職。夢は、夫と2人の子供を連れての家族カミーノ。詳しいプロフィールはこちら

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