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スペイン旅行の基本情報

【2026年版】スペインの日の入り時間は?マドリード・バルセロナ・セビリアなど主要都市の日没目安と夜の過ごし方

2018年4月10日

日の入りを眺める観光客  日の入りの時間を説明する記事のアイキャッチ画像
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いつこ

多くの巡礼者が目指すゴール、サンティアゴ・デ・コンポステラ在住。スペインガリシア州公認ガイド。観光学修士(Master)としての知識と現地在住者ならではの視点を活かし、ガイドブックには載らない「本当のガリシア」を発信中。 年間100名以上の日本人巡礼者を聖地へご案内しています。

スペイン行きの航空券を予約するとき、

  • 「到着時間が夜遅くなるけど大丈夫かな…」
  • 「冬のヨーロッパは日没が早いと聞くので不安」

と、特に初めてのスペイン女性ひとり旅の場合は心配になりますよね。

また、観光中も

  • 「暗くなる前にホテルに戻りたい」
  • 「夜景も楽しみたいけれど、治安も気になる」

という方は多いと思います。

この記事では、スペイン在住ガイドの目線から、

  • マドリード・バルセロナ・セビリア・マラガ・ビルバオ・サンティアゴの季節別の日没時間の目安
  • 冬のスペインで「どのくらい暗くなるのが早いか」
  • 日没時間から逆算した安全で無理のないスケジュールの組み立て方
  • 正確な日の出・日の入りを調べられる便利サイト

をまとめました。

「いつ暗くなるのか」を知っておくと、フライトやホテルの予約、観光の計画がぐっと立てやすくなります。ぜひ旅の準備にお役立てください。

スペインの日没時間の基本イメージ

夕焼けに染まるスペインの街並みとシルエットになった建物

まず、スペイン全体のざっくりとした特徴を押さえておきましょう。

  • 夏は日没がとても遅く、21:30〜22:00頃まで明るい日も多い
  • 冬は18:00前後には暗くなり、体感的には日本よりも早く感じることもある
  • 東のバルセロナより、西のサンティアゴの方が日没が30〜40分ほど遅い

また、スペインでは日本と同じように夏時間(サマータイム)が導入されています。

  • 3月最終日曜日の未明に1時間時計を進める → 日没が一気に遅くなる
  • 10月最終日曜日の未明に1時間時計を戻す → 日没が早くなる

そのため、たとえば3月下旬〜4月のマドリードでは、「19時頃でもまだ結構明るい」と感じる日が多くなります。一方で、12〜1月の夕方は、17:30〜18:00にはかなり暗くなってきます。

「冬は早く暗くなる」「夏は22時近くまで明るい」「西へ行くほど日没が遅い」──この3つを頭に入れておくと、現地のイメージがつかみやすくなります。

【季節別まとめ】主要6都市の日没時間の目安

スペイン地図とマドリード・バルセロナ・セビリアなど主要都市の位置関係

ここでは、直近数年のデータをもとにした「だいたいこのくらい」という日没時間の目安を、季節ごと・都市ごとにまとめました。

あくまで目安の時間帯なので、旅行直前には後ほど紹介するサイトで正確な時刻も確認してみてくださいね。

都市 冬(12〜2月) 春(3〜5月) 夏(6〜8月) 秋(9〜11月)
マドリード だいたい 17:45〜18:30 頃 3月上旬は 19:00 前後、4〜5月は 20:00〜21:00 頃 21:15〜21:45 頃(かなり遅くまで明るい) 9月は 20:30 前後、11月は 18:00 前後
バルセロナ 17:30〜18:15 頃 3月は 18:45〜19:30、4〜5月は 20:00 前後 21:00〜21:30 頃 9月は 20:00 前後、11月は 17:45〜18:00 頃
セビリア 18:00〜18:45 頃 3月は 19:15 前後、4〜5月は 20:00〜20:45 頃 21:15〜21:45 頃 9月は 20:30 前後、11月は 18:00〜18:15 頃
マラガ 18:00〜18:50 頃 3月は 19:15 前後、4〜5月は 20:00 前後 21:15〜21:45 頃 9月は 20:15〜20:30、11月は 18:00〜18:15 頃
ビルバオ 17:30〜18:15 頃 3月は 19:00 前後、4〜5月は 20:15〜20:45 頃 21:15〜21:45 頃 9月は 20:15〜20:30、11月は 17:45〜18:00 頃
サンティアゴ・デ・コンポステーラ 18:00〜18:45 頃 3月は 19:15 前後、4〜5月は 20:30 前後 21:30〜22:00 頃(スペインでもかなり遅い) 9月は 20:30 前後、11月は 18:15〜18:30 頃

特に覚えておきたいのは、

  • 冬に日没が一番早く感じられるのは、マドリードとビルバオ
  • 夏に一番遅くまで明るいのは、西側のサンティアゴ

という点です。

都市別|日没時間の目安と夜の過ごし方のコツ

マドリード:冬は18時前後に暗くなる

マドリードは内陸にあるため、冬は朝晩の冷え込みが強く、日没も体感的に早く感じます。

  • 冬(12〜2月):17:45〜18:30 頃に日没
  • 春(3〜4月):19:00〜20:15 頃
  • 夏(6〜8月):21:15〜21:45 頃

女性ひとり旅や初めてのスペインの場合は、冬〜早春に到着する便は「空港到着 → ホテル到着」がすでに暗くなっている可能性があります。

特に冬は、

  • 空港からホテルまでの移動手段(タクシー・空港バス・メトロ)を事前に確認
  • チェックインするホテルは大通りに面しているエリアを選ぶ

などの対策をしておくと安心です。

マドリード観光については、次の記事も参考になります。

バルセロナ:冬でも18時前後まで明るいことが多い

地中海沿いのバルセロナは、同じ緯度付近のマドリードと比べると冬でも少しだけ日没が遅い/明るく感じることがあります。

  • 冬(12〜2月):17:30〜18:15 頃
  • 春(3〜4月):18:45〜20:00 頃
  • 夏(6〜8月):21:00〜21:30 頃

ヨーロッパ内乗り継ぎで夜に到着する便も多いので、特に初日は無理に観光を詰め込まず、

  • 空港 → ホテルまでの移動をスムーズにする
  • チェックイン後は近くで軽く食事する程度にして早めに休む

くらいのスケジュールがおすすめです。

市内移動や治安が心配な方は、こちらの記事も事前に読んでおくと安心です。

夜のバルセロナ・ランブラス通りを歩く観光客の様子

セビリア:春と秋は「夕方も長く楽しめる」ゴールデンシーズン

アンダルシア地方のセビリアは、夏は非常に暑くなる一方で、春と秋は「日没時間」と「気温」のバランスがとても良い都市です。

  • 冬(12〜2月):18:00〜18:45 頃
  • 春(3〜4月):19:15〜20:30 頃
  • 夏(6〜8月):21:15〜21:45 頃

春のセマナサンタや4月祭などの時期は、日没後も人出が多く、夜の街歩きも楽しみやすいですが、スリや置き引きには要注意です。

治安やスリ対策の基本は、マドリード・バルセロナと共通ですので、こちらの記事でまとめて確認しておくと安心です。

マラガ:冬でも比較的明るく、ビーチ沿いの夕暮れがきれい

地中海沿いのマラガは、スペインの中でも比較的温暖で、冬でも日中は暖かく感じられる日が多い地域です。

  • 冬(12〜2月):18:00〜18:50 頃
  • 春(3〜4月):19:15〜20:15 頃
  • 夏(6〜8月):21:15〜21:45 頃

ビーチ沿いの夕焼けがきれいな街なので、「日没時間の少し前から海辺を散歩する」のもおすすめです。

マラガや近郊の白い村については、こちらで詳しく紹介しています。

ビルバオ:冬は日没が早く、夏は北スペインらしい長い夕方

バスク地方のビルバオは、冬は日没が早めですが、夏は21時過ぎまで明るい北スペインらしい雰囲気が楽しめます。

  • 冬(12〜2月):17:30〜18:15 頃
  • 春(3〜4月):19:00〜20:30 頃
  • 夏(6〜8月):21:15〜21:45 頃

グッゲンハイム美術館周辺の散策やバルめぐりは、まだ明るい時間帯から始めて、日没後は人通りの多いエリアを中心に楽しむのがおすすめです。

サンティアゴ・デ・コンポステーラ:西の果ては「夏の22時でもまだ明るい」ことも

イベリア半島の西側に位置するサンティアゴは、東のバルセロナに比べて日没が30〜40分ほど遅いのが特徴です。

  • 冬(12〜2月):18:00〜18:45 頃
  • 春(3〜4月):19:15〜20:30 頃
  • 夏(6〜8月):21:30〜22:00 頃

特に夏は、夜22時近くになってようやく夕暮れという日もあり、巡礼を終えた巡礼者たちが夕方遅くまで旧市街で過ごしている光景が見られます。

サンティアゴ空港と旧市街のアクセスは、こちらの記事で写真付きで解説しています。

また、サンティアゴの観光情報は、まとめ記事も参考になります。

夕暮れ時のサンティアゴ大聖堂とオレンジ色の空

日没時間から逆算する「安全・快適なスケジュール」の考え方

日の入り時間を知っておくと、次のような点で役立ちます。

到着日のフライト計画

  • 初めてのスペイン・女性ひとり旅なら、冬の到着はできるだけ日没前〜少し後くらいを目安にする
  • どうしても到着が遅くなる場合は、ホテルまでの移動手段を事前に決めておく(空港バスの時刻表、公式タクシー乗り場など)

治安やスリについて不安な方は、こちらの記事もぜひ事前にご覧ください。

観光プランの立て方

  • 冬は観光は日中中心にまとめる(主要観光地の閉館時間もチェック)
  • 夏は「昼休憩+夕方〜夜にもう一度外出」というスペイン人スタイルも快適
  • 暗くなってからの移動は、できるだけ人通りの多い大通りを歩く

気温や服装のイメージをつかみたい方は、特に3月に旅行される方が多いため、こちらの記事もおすすめです。

正確な日の出・日の入りを調べる便利サイト

この記事では、直近の傾向から「だいたいこのくらいの時間帯」を紹介しましたが、

「自分が行く日」ぴったりの日の入り時間を知りたい方は、以下のサイトが便利です。

まとめ|日の入り時間を味方につけて、安心してスペインの夜を楽しもう

  • スペインの冬の日没は17:30〜18:30 前後と早め
  • 夏は21:30〜22:00 頃まで明るい日も多く、長い夕方を楽しめる
  • 東のバルセロナより西のサンティアゴの方が30〜40分ほど日没が遅い
  • 到着便や観光プランを決めるときは、季節別の日没時間を目安にすると安心
  • 正確な時間を知りたい場合は、timeanddate.com や Meteogaliciaで直前にチェック

「いつ暗くなるのか」が分かると、フライト選びも、観光の計画も、ぐっとイメージしやすくなります。この記事が、スペイン旅行の不安を少しでも減らし、安心して夜景や夕暮れの街歩きを楽しむきっかけになればうれしいです。

スペイン旅行の基本情報や準備については、次のハブ記事からも全体像を確認できます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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