ベラスケス「ラス・メニーナス」の女官はガリシア人?どの人物?

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ベラスケスの有名な作品「ラス・メニーナス(女官たち)」は、自然と頭の中に絵のイメージが出てくる人が多いでしょう。

 

Wikipedia等で作品を詳しく解説したものがありますが、この記事では作品に描かれている女官たちにフォーカスし、中でもガリシア人の女官について紹介します。

 

ちょっとマニアックな情報ですが、「へぇ~」と気軽に読んで頂ければと思います。^-^

 

まず初めに、ラス・メニーナスという言葉の意味や語源をサラッと紹介します。

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メニーナスの意味は?語源は?

日本語で女官たちと訳されるメニーナス(Meninas)ですが、スペイン語は男性名詞・女性名詞と名詞を区分し、複数形を造る時は「単語+s、もしくはes」となります。

 

Menino(na)をスペイン語の辞書を引くと、こう説明しています。

menino, na

Niño de familia noble que entraba en palacio a servir a la reina o a sus hijos.

(王宮にて女王もしくは王子・王女たちに使える貴族出身の子供)

引用: Real academina española

 

語源は「子供」を意味するポルトガル語のMeninoですが、スペイン語では上記の意味があります。

 

作品の中のラス・メニーナスは誰?

Las Meninas

出典: http://img.rtve.es

 

作品に描かれているメニーナスは2人です。

  • マルガリータ王女の後ろで少し前かがみになっているイサベル・デ・べラスコ
  • マルガリータ王女とベラスケスの間でひざまずいてブカロ(bucaro)という陶器を差し出すマリア・アグスティナ・サルミエント・デ・ソトマイヨール

 

作品の右端にいるのは・・・

王女の右側には、2人の小人がいる。軟骨無形成症のドイツ人マリア・バルボラ、通称マリバルボラと、イタリア人のニコラ・ペルトサートである。

引用: Wikipedia

 

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ガリシア人のメニーナはどっち?

Maria-Agustina-Sarmiento-de-Sotomayor

出典: http://www.blogmuseupicassobcn.org

 

マルガリータ王女に赤いカップを勧めているマリア・アグスティナ・サルミエント・デ・ソトマイヨールです。

 

その根拠は?ガリシアのどこ?

彼女は1641年にマドリードで生まれますが、父のディエゴ・サルミエント(Diego Sarmiento, III Conde de Salvaterra y II Marqués de Sobroso)は、現在ガリシア州ポンテアレアス市(Ponteareas)のカネド区(Canedo)で生まれたと考えられています。

 

ディエゴは、跡継ぎを残さずに死んだ兄のガルシア(Garcia)からヌエバ・エスパーニャ(メキシコ)とペルーの副王やソブロソ侯爵の位(参考: Wikipedia)を引き継いでいますが、兄はCanedo(カネド)の邸宅で生まれたことが確認されています。

 

メニーナを使ったプロジェクトとは?

ガリシアのポンテアレアス市では、木製のマリア・アグスティナの人形に花などで飾りをつけるプロジェクトがあります。

 

最後にオークションにかけ、そこで得た収益を事前事業等に寄付されるようです。

 

まとめ

  • メニーナスは、王宮にて女王もしくは王子・王女たちに使える貴族出身の子供、特に女の子を指す。
  • ベラスケスの作品に描かれているメニーナスは2人。
  • マルガリータ王女に陶器を差し出すメニーナ(マリア・アグスティナ)はガリシアの貴族の娘。
  • ガリシアのポンテアレアスでは、メニーナを使った慈善事業プロジェクトがある。

プラド美術館に展示されている「ラス・メニーナス」他、ベラスケスの重要作品についてはこちらの記事をどうぞ♪

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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サンティアゴ・デ・コンポステーラ在住の40代2児のママ。3歳の娘と日々格闘中。スペインの観光や留学生活、サンティアゴ巡礼路に関する情報を発信します。スペイン旅行の悩みに記事内で回答します。問合せ
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