というあなた、当ブログが詳しく説明します。
- ボタフメイロの意味
- 大香炉の大きさ
- 大香炉を引っ張る男性達の名前
- ボタフメイロの過去の事故
- 儀式の始まり
といった基本情報に加え、ボタフメイロの儀式を見学するための絶好の場所や注意点についても説明しています。
サンティアゴ大聖堂へ訪れる方は、是非参考にして下さい。
ボタフメイロの儀式を解説
ボタフメイロの意味
ボタフメイロは、焚いたお香の煙を振りまきながら左右に大きく揺れる大香炉です。
ガリシア語で、煙(fume)をまき散らす(Botar)ものという意味があります。
大香炉の大きさは?何でできている?
振り香炉はキリスト教の典礼で使用されるアイテムですが、司祭や子供でも持てる小さいものが一般的です。
世界で一番大きい香炉、ボタフメイロの重さは53㎏、長さは1.5mあります。
16世紀、フランスのルイ11世が聖ヤコブへ奉納した最初のボタフメイロは、100%銀製でした。
1809年にナポレオン軍により盗まれ、現在使用中のものは歴史上2番目のボタフメイロです。
銅と亜鉛で作られ、銀めっきを施しています。
大香炉を引く男性達は?
20mの高さから吊るされた巨大香炉を【ティラボレイロス(Tilaboleiros)】と呼ばれる8人の男性が引っ張ります。
彼らがロープを引く毎にスピードが加速し、最高時速68㎞で大聖堂内を動きます。
ボタフメイロの事故は?
これまでの長い歴の中で事故が起こったのは1622年と1937年のたった2回。
ロープが切れてボタフメイロが銀細工の門から飛び出たそうですが、幸い、どちらの場合もけが人はありませんでした。
ボタフメイロの儀式の始まりは?
ボタフメイロの儀式の始まりについては…
- 到着した巡礼者の体臭を消すために生まれた
- もともとキリスト教典礼の一部として始まったので、大聖堂に人がいない時にもボタフメイロを使っていた
と、諸説あります。
ボタフメイロの儀式に関するアドバイスや絶好の場所
時間に余裕を持って大聖堂に入る
近年は夏に入場制限をかけていますが、イースターや連休など観光客が多い時期は、
1時間またはそれ以上前に大聖堂に入ることをお勧めします。
立ち見でも構わない場合は別ですが、座って参加したいなら時間に余裕をもって大聖堂に入りましょう。
大聖堂の翼廊(袖廊)の席に座る
出典: https://upload.wikimedia.org
ボタフメイロは、大聖堂の翼廊(袖廊)と呼ばれるグレーの部分を左右に揺れます。
大聖堂の正門から中央の主祭壇に伸びるのは身廊。
銀細工の広場の門から入って目の前に並んでいる席に座ると、間近で迫力あるボタフメイロを楽しめます。
ボタフメイロはミサの最後に行われるので約1時間のカトリックのミサを経験します。
まとめ
- サンティアゴ大聖堂内を大きく揺れる大香炉「ボタフメイロ」の儀式が人気。
- ボタフメイロは世界一大きい香炉。
- ティラボレイロスという8人の男性がロープを引っ張ってボタフメイロを動かす。
- 時間に余裕を持って大聖堂に入り、ボタフメイロの通り道、翼廊の席に座る。
- イタリアでもボタフメイロの儀式がある。
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最後まで読んで頂きありがとうございました。