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スペイン旅行の基本情報

【2026年版】スペインで英語は通じる?観光・バル・巡礼での“実際のレベル”と不安を減らす対策

2018年11月8日

スペインで英語で話をしている男女の旅行者
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いつこ

ガリシア州公認観光ガイド。サンティアゴ・デ・コンポステーラ大学観光マネジメント修士課程修了。留学生サポート業務(約4年)や、巡礼専門旅行会社での勤務経験を活かし、現地目線で役立つ情報を発信中。まだあまり知られていない本当のサンティアゴとガリシアの魅力を、日本語で丁寧にお届けしています。

海外旅行で多くの人が心配するのが「言葉は通じるの?」という点ではないでしょうか。
私はガリシア州で日本人旅行者をご案内していますが、スペインの英語事情は“場所によって大きく差がある”のが現実です。

この記事では次の内容を分かりやすくまとめました。

  • スペインで英語はどの程度通じる?(観光都市・地方の違い)
  • レストランやバルで注文できる?
  • 巡礼(サンティアゴの道)や田舎ではどれくらい通じない?
  • 翻訳アプリ・最低限のスペイン語の活用法
  • 不安を減らす旅行前の準備
  • トラブル時に日本語で相談できる窓口

初めてのスペイン旅行でも安心して楽しめるよう、現地から丁寧にお伝えします。

スペインで英語は通じる?結論:場所によって“かなり差”があります

スペイン全体で見ると、英語能力はヨーロッパの中では中程度です。 ただし旅行で実際に感じる英語レベルは「どこへ行くか」で大きく変わります。

英語が通じやすい場所

  • マドリード・バルセロナ(特にホテル・美術館・観光スポット)
  • 観光客の多い海沿いの都市
  • 若いスタッフが多いレストラン・カフェ
  • チェーン系ホテル・国際ブランドホテル

このあたりでは、ほぼ問題なく英語でやり取りができます。

英語が通じにくい場所

  • 地方の小さな村
  • 個人経営のバルや老舗食堂
  • タクシー(ドライバーの年齢や外国人観光客の相手をしているかで差が出る)
  • サンティアゴ巡礼路の田舎の町

実際、観光客や巡礼者から

「思った以上に英語が通じない」

という声をいただくこともあります。

ただし、スペイン人は基本的に親切で、言葉が通じなくても一生懸命理解しようとしてくれます。 ジェスチャーや翻訳アプリをその状況に応じて使えば、そこまで心配しなくても大丈夫。


レストランやバルで英語は通じる?注文はどうする?

スペインのバルでメニューを見る観光客の様子

観光地では「英語メニューがある」ことも多い

観光都市の中心部では英語メニューが置かれている店が増えています。 ただし、ローカル色が強い店ではスペイン語メニューのみが一般的です。

その場合は翻訳アプリが役立ちますが、料理名は直訳すると分かりづらいことも多いです。

スペインでは、現地の人でも店員さんに料理の内容を聞きます。 「何が入っている料理ですか?」と聞くのは普通ですので、気にせず質問してみましょう。

料理の注文の流れや日替わりランチの説明はこちらに詳しくまとめています。

👉 【2026年版】スペインのランチ時間と日替わりメニューの頼み方

食文化の違いを知っておくとさらに安心です。

👉 スペインと日本の食生活の違い|観光中に気を付けたいポイント

タクシーで英語は通じる?

都市部でも、タクシーは英語が通じない確率が高めです。 行き先を正確に伝えるために、

  • ホテル名+住所が書かれた紙や名刺
  • Googleマップで行き先を表示して見せる

このどちらかを準備しておくと安心です。


巡礼(サンティアゴの道)では英語は通じる?

巡礼路沿いで英語が通じるか通じないかは外国からの巡礼者対応に慣れているかどうかです。

  • 巡礼者向けの宿(オーナーが慣れている)
  • 巡礼者対応に慣れているバル・カフェ
では、必要なサービスを英語でお願いしても大丈夫でしょう。

翻訳アプリ・ジェスチャー・地図を見せるなどで解決できるため、 英語が話せなくても巡礼は十分可能です。

しかし、地元のお客様相手がメインのスーパーやお店で英語が通じないことはあります。


言葉の不安を減らすための「旅行前の対策」

① 主要な移動(列車・バス)はオンラインで事前予約

窓口でのやり取りが不要になり、安心感が大きく変わります。

手順はこちらで詳しく解説しています。

👉 【最新】Renfeの予約方法|初心者でも失敗しない手順とエラー対策

券売機で買う場合はこちら。

👉 スペイン電車の乗り方|券売機での切符購入と改札の流れ

② 翻訳アプリを入れておく

スペインは建物内で電波が弱いことも多いため、 オフライン機能付きアプリの方が安心です。

👉 スペイン語翻訳の精度が高いアプリと使い方

③ 最低限のスペイン語(あいさつ・ありがとう)

言葉ができないと不安なお客様に私がいつも言うのは次のフレーズをスマイルで言う事。スペイン人の対応がとても柔らかくなります。

  • Hola(オラ)=こんにちは(1日中使える)
  • Gracias(グラシアス)=ありがとう
  • Por favor(ポルファボール)=お願いします

発音は簡単で、1回使えばすぐ慣れます。


トラブル時に日本語で対応してもらえる場所

日本大使館・領事部(マドリード/バルセロナ)

パスポート紛失・盗難・深刻なトラブル時には、 日本語で対応可能な唯一の窓口です。

緊急時は夜間・休日も対応があります。

カタルーニャ州:112の日本語対応サービス

バルセロナを含むカタルーニャ州内では、 112(緊急通報)で日本語が使用可能です。


治安が心配な人はこちらも参考に

👉 【最新】スペインの治安とスリ対策|危険エリアの特徴


まとめ

  • スペインの英語レベルは“観光地は高め、地方は低め”
  • バルやレストランは英語メニューがない店も多い
  • 巡礼路では英語が通じない場面もあり得る
  • 翻訳アプリと最低限のスペイン語で十分対応できる
  • トラブル時には大使館や日本語対応の窓口がある

スペイン旅行で他にも不安がある人はこちら

👉 【2026年版】スペインのノンアルコール飲料まとめ
👉 【2026最新】スペイン旅行の持ち物ガイド
👉 スペイン旅行の注意点と冬の服装

最後までお読みいただきありがとうございました。

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ガリシア州公認観光ガイド。サンティアゴ・デ・コンポステーラ大学観光マネジメント修士課程修了。留学生サポート業務(約4年)や、巡礼専門旅行会社での勤務経験を活かし、現地目線で役立つ情報を発信中。まだあまり知られていない本当のサンティアゴとガリシアの魅力を、日本語で丁寧にお届けしています。

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