スペインの祭り・イベント

スペインの長いクリスマス休暇の過ごし方とは?

2018年12月9日

スペインのクリスマスは、12月24日から1月6日までの約2週間です。

 

日本よりもクリスマスの期間が長いスペインでは、クリスマスの開始を象徴するイベントから

 

子供たちが主役の日までポイントとなる日がいくつもあります。

 

そういった日にスペイン人はどんな過ごし方をしているのか、またスペイン人はクリスマスに対して

 

どう思っているのかについて説明します。

冒頭でスペインのクリスマスの期間は、12月24日から1月6日までと言いましたが、

 

多くの自治州で子供たちが通う学校は、12月22日もしくは23日からクリスマス休暇に入ります。

 

また、12月22日は多くのスペイン人にとってすでにクリスマスのスタートを意味するイベントあります。

 

それは、クリスマスの宝くじ(Lotería de Navidad)の当選番号抽選日です。

 

多くのスペイン人がテレビやら字を通じて朝早くからこの抽選会の動きに注目し、

 

お昼のニュースで当選した宝くじ店やバルで喜ぶ人たちの様子を放送します。

 

クリスマス・イブの過ごし方は?

12月24日クリスマス・イブは、スペイン語でノチェ・ブエナ(Noche buena)と呼ばれます。

 

この日の夜を家族と一緒に過ごすために、前日もしくは当日昼頃にかけて家族が集まります。

 

双方の親が健在なカップルは、クリスマスは奥さんの実家、年末は旦那さんの実家(またはその逆)

 

と分けて過ごすところがあります。(どちらかの実家が遠方の場合や親がいない場合など家庭によって状況は様々ですが・・・。)

 

24日に家族でご馳走を食べて過ごすのですが、敬虔なカトリック信者は、

 

イエス・キリストの誕生を祝うために深夜0時(もしくはその少し前)に始まるミサ(Misa del Gallo)に参加する人もいます。

 

12月25日のクリスマスは?

この日の朝、子供たちは待ちに待ったパパ・ノエル(サンタクロース)からのプレゼントを開けます。

 

サンタクロースがすっかり定着しているスペインですが、クリスマスのプレゼントを持ってくるのは

 

サンタクロースではなく、レイジェス・マゴス(東方の三博士)と考えられていて、

 

レイジェス・マゴスの方が大事な日という家庭も多いです。

 

東方の三博士をはじめ、スペイン各地方限定のサンタクロース紹介記事も合わせてお読みください。

 

日本とは違うスペインの年越しの習慣は?

12月31日はノチェ・ビエハ(Nochevieja)と呼ばれます。

 

スペインの年越しで特徴的なものにカウントダウンでぶどうを食べる風習があります。

 

クリスマスの最後である1月6日の過ごし方は?

 

1月6日はスペイン語でReyes(レイジェス)、日本語で公現祭と言い、馬小屋で生まれた

 

イエス・キリストを東方から来た3人の博士が訪問・礼拝した事を記念する祝日です。

 

先ほども説明しましたが、スペインの習慣ではプレゼントは1月5日の夜に東方の三博士が持ってくると考えられています。

 

6日の朝は、東方の三博士が持ってきたプレゼントを開け、朝食にロスコン・デ・レイジェスという菓子パンを食べます。

 

午後に三博士が乗った山車のパレードが行われ、パレードを見に来る子供たちに向けて山車からたくさんの飴が投げられます。

 

子供だけでなく大人も一緒になって飴を取り合いますが、スペインで子供が主役の日といえるのは、1月6日です。

 

クリスマスが繁忙期の業界で働く社会人のケースは別ですが、

  • 12月25日
  • 1月1日
  • 1月6日

が国の祝日になるので、オフィスで働く人はこの時期に有給を使って大型連休を取る人がいます。

 

スペイン人はクリスマスが嫌い!?

ストレスや不安の治療を専門とする会社で5年ほど前からストレスとクリスマスに関する調査を発表していますが、

 

2016年に調査を受けたスペイン人の65%がクリスマスの時期にストレスを感じるという結果が出ました。

 

ストレスを感じる理由や問題としてこのような状況が挙げられています。

  • 経済的状況とクリスマス時期の過剰な出費
  • クリスマスのプレゼントを探す買い物
  • この時期に増える家族・親族や友達との約束
  • 子供のクリスマス休暇で難しくなる仕事と家庭の両立

 

イギリスのYouGovという会社は、イギリス・ドイツ・フランス・イタリア・スペイン・スウェーデン・アメリカ・オーストラリアで行った調査結果を出しています。

 

クリスマスが大好きな国民が多いのはドイツ、逆の答えをしたのがフランスとスペイン。

 

特に「最近のクリスマスは物質主義になったと感じるか?」という質問にYESと答えた割合が最も高い(81%)のがスペインです。(この調査のこちら。)

 

スペインに住んで感じることは?

個人的な感想になりますが、当日に家族や地元の友達と会えば楽しく過ごすけど、

 

本音を言えばクリスマスは早く過ぎてほしいとかあまり好きではないというコメントを何度か聞いたことがあります。

 

上記に紹介した2つの調査結果に関連して、毎年この時期に家族へ贈るプレゼントを考えたり、

 

混雑したショッピングモールへ買い物へ行くのが憂鬱という気持ちを私自身も感じた事があります。

 

子供に過剰にプレゼントを渡すのはあまりと思いつつ、テレビの影響で両方祝うという雰囲気があります。

 

12月25日のサンタクロースはおじいちゃんとおばあちゃんに叔父さんたちからのプレゼントで

 

1月6日に自分たちからのプレゼントと分けて送るようにしています。

 

クリスマスに行うプレゼント交換ゲームとは?

友達同士や兄弟が多い家族内のプレゼント交換で、アミーゴ・インビシブレというゲームを使う場合があります。

アミーゴ・インビシブレは、目に見えない友達という意味

 

プレゼント交換に参加するメンバーの名前を紙に書いて折りたたみ、各自引いた紙に書かれた名前の人にプレゼントします。

 

もちろん、クリスマス当日まで誰が誰にプレゼントするかを公表してはいけません。

 

このプレゼント交換ゲームに参加する人達が遠方に住んでいても、アミーゴ・インビシブレ用のサイトがあって、

 

各自名前とメールアドレスを記入すると後からメールにてプレゼントする人の名前が送られるという便利なシステムもあります。

 

まとめ

  • スペインのクリスマスは、12月24日から1月6日の約2週間と長い。
  • 12月22日のクリスマス宝くじ当選抽選会から一気にクリスマスモードになる。
  • 12月24日のディナーは家族で集まって過ごす重要な日。
  • 1月6日は東方の三博士がイエス・キリストの誕生を訪問したことを祝う日で、スペインではこの日にプレゼントを贈るのが習慣。
  • 東方の三博士と並んで、サンタクロースも広くて定着しているが、各地限定のサンタクロースも存在する。
  • 定番のクリスマス料理は地方によって異なる。
  • 長期間のクリスマス休暇にストレスを感じるスペイン人もいる。

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オトラスペイン

サンティアゴ・デ・コンポステ-ラ在住。日本人で唯一のガリシア州公認観光ガイド。サンティアゴ・デ・コンポステーラ大学で観光マネージメントの修士課程を修了。大学で日本人留学生のサポート業務の経験もあり。2019年にサンティアゴ巡礼専門の旅行会社に就職。夢は、夫と2人の子供を連れての家族カミーノ。詳しいプロフィールはこちら

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