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スペインのクリスマス伝統菓子とは?クリスマスケーキってある?

2017年12月27日

この記事では、スペインでクリスマスの時期に食べるお菓子を次の観点から紹介します。

 

  • スペイン全国で食べられる伝統的なお菓子とは?
  • 特定の地方でクリスマスの時期に食べるお菓子とは?
  • スペインのクリスマスケーキとは?

 

今回紹介するお菓子の中には、日本で購入できるものもありますので、実際に試してみて下さいね。

トゥロン(Turrón)

出典: https://static.vix.com

アーモンド、砂糖、蜂蜜、卵白などから作るヌガーで、2種類あります。

  • アーモンドの形が見えるトゥロンをアリカンテのトゥロン、または固いトゥロン(Turrón de Alicante, el duro)
  • 細かく粉にしたアーモンドを使用するトゥロンはヒホーナのトゥロン、柔らかいトゥロン(Turrón de Jijona, el blando)

 

フェリぺ2世に仕えた料理人アントニオ・マルティネスの著書(Conduchos de Navidad、1584年)の中で

 

『ヒホーナの住民は皆トゥロンを作るのですべての家からハチミツの匂いがする。』と記述しており、

 

16世紀のスペインですでにクリスマスの時期にトゥロンを食べる習慣があったことが分かっています。

 

現在、トゥロン製造に携わる工場の大半がクリスマス前の9月~12月まで稼働し、その他の月は閉鎖してしまうようです。

 

マサパン(Mazapán)

出典: http://presencianoticias.com

 

アーモンドと砂糖を挽いて練ったお菓子です。

 

マサパンの起源は8世紀までさかのぼるという説が一般に受け入れられているようですが、

 

確認されている最初のレシピが1525年で1613年には

 

バレンシア産のアーモンドと白糖を使ったものがマサパンといえるという法令もできたそうです。

 

ポルボロン(Polvorón)

出典: https://fthmb.tqn.com

 

小麦粉・ラード・砂糖で作られる焼き菓子です。

 

飴のように包んだ紙を開けると形が崩れるので、食べる前に手で握って固くしてから食べます。

 

最初にポルボロンが作られたのはやはり16世紀のアンダルシアと言われています。

 

アンダルシア地方でも具体的にエステパ(Estepa)である、いやアンテケラ(Antequera)だといった議論が今でも続いているようです。

 

地方独特のクリスマスデザートは?

クリスマスの代表的なお菓子の他にも、各地方でクリスマス・イブのディナーの後に出てくるデザートがありますが、

 

ここでは2つほど簡単に紹介します。

 

カサディエジェス(Casadielles)

出典: https://static.elcomercio.es

 

アストゥリアスでは、筒状のパイ生地にクルミに蜂蜜とアニス酒を合わせたものが入っています。

 

インシャウルルサルサ(intxaursalsa)

出典: https://1.bp.blogspot.com

 

バスク地方、特に田舎の方で食べられるようですが、細かく刻んだクルミに牛乳と砂糖で作るクリーム状のクルミソースです。

 

スペインのクリスマスケーキとは?

出典: https://cdn6.bigcommerce.com

日本ではスポンジケーキにホイップクリームやチョコレートクリームを塗ったクリスマスケーキを食べますが、

 

スペインでは24日のディナーの後にさきほど紹介したクリスマスの伝統菓子に、

  • レーズン(Pasas)
  • 松の実(Piñones)
  • チョコレート

などをひとつのプレートに載せて各自好きなものをつまんで食べたりします。

 

スペインでクリスマスケーキを食べるという習慣はありませんが、

 

あえてそれに似たものをあげるとすれば、1月6日に食べるロスコン・デ・レイジェスがあります。

 

厳密にはケーキではなく菓子パン(bollo)ですが、近所のケーキ店(pastelería)で1年で一番忙しい時期はいつと聞くと、

 

『間違いなく(ロスコンを食べる)レイジェスね。』と回答が返ってきました。

 

ロスコン・デ・レイジェスは、ドーナツのように真ん中に穴の開いた形をしていて、上に砂糖漬けしたフルーツが飾られます。

 

そのままのタイプもあれば、パンの横を半分に切って、中に生クリームやチョコレートを挟んだものもあります。

 

パン生地の中に『サプライズ』として小さな人形が入っていますが、

 

ロスコンの大きさによって2つ以上(人形+α)入ることもあるようです。

 

パン生地の作り方も複数のバージョンがあるようで、特徴的な材料として

 

オレンジ花水(Agua de azahar)が使われますが、ガリシアではこのオレンジ花水の代わりにアニスが使われます。

 

材料はとてもシンプルですが、レイジェスの需要でかなり高い値段で売られます。

 

手作りのロスコンや自分が信頼しているケーキ店で買う場合は別だと思いますが、

 

大量に作るところでは数日前からパン生地を冷蔵庫に保管するので、食べるとパサパサした触感があります。

 

美味しいロスコンを食べたいなら、普段から信頼しているケーキ店などで予約した方がいいかと思います。

 

日本で購入できるお菓子はどれ?

トゥロンやポルボロンは、ネットで購入することが可能ですが、

 

かなり甘いお菓子で好きな人はハマると思いますが、特別な時期のお菓子などでどんな味なのか

 

試してみたいという方は大量に購入しないほうがいいかもしれません。

 

まとめ

  • スペインのクリスマスに食べる定番のお菓子は、トウロン・マサパン・ポルボロンの3つだが、他にも各地方で食べられるお菓子がある。
  • 日本のようにクリスマス・イブにケーキを食べる習慣はなく、1月6日のレイジェスの朝に食べるロスコン・デ・レイジェスという菓子パンがある。
  • ロスコン・デ・レイジェスの中にはサプライズとして人形が入っている。

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最後まで読んで頂きありがとうございました。

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オトラスペイン

サンティアゴ・デ・コンポステ-ラ在住。日本人で唯一のガリシア州公認観光ガイド。サンティアゴ・デ・コンポステーラ大学で観光マネージメントの修士課程を修了。大学で日本人留学生のサポート業務の経験もあり。2019年にサンティアゴ巡礼専門の旅行会社に就職。夢は、夫と2人の子供を連れての家族カミーノ。詳しいプロフィールはこちら

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