スペイン留学は辛いし楽しくない?大学や語学授業の乗り越え方!

久しぶりに日本人留学生と話をする機会がありました。

 

大学の厳しい選考に受かって交換留学生に選ばれただけあると言った感じのしっかりした学生さんですが、スペインに来てから精神的に辛くなって先日過呼吸になったそうです。

 

スペインで最初の1~2か月に精神的に辛くなる学生を何人も見てきましたが、多少の違いはあっても辛いと感じるポイントが似ていて、大分昔の話ですが彼らと同じ歳ぐらいにスペイン留学した時の自分の経験とも重なる部分があります。

 

  • 留学先で何が辛いのか?
  • 楽しい留学生活を送るために辛い時こそどうしたらいいのか?

 

今まで知り合った日本人学生のケースを思い出して、上記2点について考えたことをまとめてみました。

 

今スペイン留学で精神的にちょっと疲れているという人や留学前に不安があるという人の参考になればと思います。
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新しい生活環境への適応

スペインの大学の第1セメスターが始まる9月に1年間の留学で来る学生は、早速現地の警察署で滞在許可証の申請や大学の履修登録といった手続き、それに並行してスタートした学部授業への出席など忙しい毎日を送ります。

 

面倒だけど必要な手続きを終え、新しい環境に一刻も早く慣れて勉強に集中できる環境を作ろうと皆するのですが、外国にいるので細かい事が思った通りにいかずに焦ったりストレスに感じることがあります。

 

スペイン語がわからない

警察署や大学での手続きをなんとかこなしていきますが、スペインに来たばかりは対応してくれる大学スタッフ等が話すスペイン語がほとんどわかりません。

 

日本でスペイン語の勉強をしたのに、スペイン語が早くて聞き取れないし、自分の単語力が足りないことにも気づきます。

 

多くの学生が、語学コースの第1週目にクラスで先生のスペイン語がわからないと不安になったり落ち込みます。

 

ヨーロッパやブラジルなどから来るクラスメートのように授業中に発言できないと他の学生と比べて劣等感も感じます。

 

就活に遅れるという不安を抱えつつも、この留学で貴重な体験を得るんだと期待いっぱいやってくる真面目な学生がほとんどですが、スペインに来て自分の思う通りに行かない状況やできない自分に落ち込んでしまいます。

 

納得した滞在先が見つからない

生活費を抑えるために最初の数か月をホームステイにしてからシェアタイプのピソ(アパート)を探したり、大学寮で個室や他の学生との相部屋に1年間滞在する学生が多いですが、ホームステイに関しては受入れ先の家庭の環境は様々です。

 

ファミリーに恵まれれば、彼らからいろんなことを学んで楽しくコミュニケーションできるのですが、そうでないと一番落ち着きたい場所が精神的にとても辛くなる原因になります。

 

ホームステイのメリット・デメリットやどうしたらいいホームステイ先に当たるのかについては、こちらの記事をお読みください。

スペインのホームステイ事情とは?理想のファミリーに当たる方法は?上手に共同生活を送るために必要なことは?

 

日本で一人暮らしや寮生活の経験がない学生の場合、一緒に暮らす学生との共同生活に悩んでより環境のよい滞在先を探し始めてもピソ(共同アパート)を探すのもなかなか大変な経験です。

 

スペイン留学は楽しくないの?

スペイン留学前にこの記事を読む学生さんを脅かすつもりはないのですが、留学の最初は特に大変と感じるのです。

 

しかし、留学が辛いと愚痴をこぼした学生でも1年経った頃にはスペインでの生活が楽しいので日本へ帰りたくないと言います。

 

多くの留学生が通る道ですので、できない自分がふがいないと思わずに、辛い時期をどう乗り越えるかと前向きに対処しましょう。

 

対応次第で辛い期間が短くなったり、逆に長引いたりします。

 

辛い時にスペイン人は助けてくれるの?

 

以前、ある学生がこんなことを言いました。

 

『大学のクラスメートとかもっと(外国人でわからない)自分を助けてくれたり優しく接してくれるのかと思った。』

 

言葉も文化も違う国でひとりで生活するのは確かに大変です。自分が今その状況にいるから分かっていても、同じ経験をしたことがない若いスペイン人学生がそれを察して助けてくれるかもと期待するのはちょっと違うかなと思います。

 

周りのクラスメートを観察しながら声をかけやすくて頼めば助けてくれそうという子を見つけて自分から「今日の授業のノートを見せてもらってもいい?」とか声をかけてみましょう。

 

日本から来ていきなり大学の学部授業へ入るのは本当に大変なので個人的に学生がちょっと可哀そうと思う部分がありますが、大変と言うだけでは何の解決にもならないので、スペイン語が分からない・学部の授業についていけない時にできることをあげてみます。

 

スペイン語が分からない時にやるべきことは?

どれも基本的なことですが、実行するかしないかで差がつきます。

 

ボキャブラリーを増やす

スペイン語が聞き取れなくてもだんだんと耳が慣れて行きます。初めはどんなことを言っているのかなんとなく想像できるように少しでも単語をキャッチするように一生懸命聞き続けてください。

 

単語をひとつでも多く拾えるようにボキャブラリーを増やしましょう。

 

子供用のアニメを見たり、映画だったらスペイン語の字幕付きで見て単語を増やすなど色々工夫はできます。

 

文法の勉強

いくらボキャブラリーを増やしても、自分の意思を正しく伝えるために文法をきちんと理解することが必要です。

 

日本の学生は文法はできる人が多いですが、留学前に日本で文法を勉強する時のアドバイスや事前勉強のポイントについてはこちらの記事で説明しています。

スペイン留学の準備はいつから?事前に勉強して現地で役立つ事は?

 

恥をすててどんどん発言する

授業中に質問する時に「正しく質問をしなきゃ」とか「間違うのが怖い」と黙ってしまう人多いと思います。

 

語学コースの授業では、あなたを含めクラスの仲間は全員スペイン語を勉強している学生です。

 

間違えて仲間や先生に直してもらうとその時の体験が自分の記憶に強く残るので、正しい言い方を覚える効果が高くなります。

 

私も間違って笑われたら恥ずかしいと思います。今でも主人にスペイン語の間違いを指摘され、からかわれた時には一瞬ムッとなることもありますが(笑)、間違えを直してもらって結果的に得するのは自分なんです。

 

間違いをスルーしないで訂正してくれる友達やホストファミリーに出会えたら有難いと思いましょう。

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学部の授業に全然ついていけない時は?

語学コースの授業も慣れない内は大変ですが、先生の話すスペイン語のスピードや使用する単語のレベルや宿題の量など学部授業と比べればまだ楽な方です。

 

授業の内容がわからなすぎて質問もできない時はクラスメートに質問することもできますが、授業とは別の時間に先生の研究室へ行って直接質問をしたり相談することをおすすめします。

 

初めは緊張すると思いますが、1対1の方が質問しやすかったりあなたが今どういう状況で授業を受けているのかを先生に知ってもらうことができます。

 

「何も言わない=解っている」と判断されますのでそこは注意です。

 

スペイン人学生と比べて自分はハンディがあるけれど、それを克服しようとする姿勢を見せることが大事で、そういう学生には先生もきちんと向き合ってくれます。

 

自分の体験談になりますが、損益分岐点とか利益率を知るためにいろんな計算式を使って問題を解く科目を受けていました。

 

授業についていくのも必至で、家に帰って復習しても完全にお手上げという状態になった時に、担当の先生の研究室に行って『全く理解できないので、最初からもう一度教えて欲しい。』とお願いしました。

 

先生はもちろんと言って私にわかるように説明してくれ、その後も何度が研究室へ通いました。

 

その甲斐あって試験を運よく1回でパスできましたが、スペイン人のクラスメートで追試になった人が何人もいました。

 

ちょっとした行動で挫折を自信へ変えることができますので是非頑張って下さい!

 

滞在先での問題は?

ホストファミリーを選んだ場合、文化や考え方が違う人が一緒に住むのでちょっとしたことで誤解が生じることがあります。

 

ファミリーと面と向かって話はちょっとと言う場合はコースのスタッフにまず相談しましょう。

 

明らかに家族側に問題がある場合は、お金を払っているのですからきちんと主張することが大事です。

 

学生寮で問題がある場合も寮のスタッフに相談して解決するようにしましょう。自分の中に閉まっても自分が辛いだけです。

 

日本人留学生との接し方は?

 

「スペイン語を勉強しに行くから日本人があまりいないところがいい。」と思って留学先を選んだことがありますが、同じように意見を持っている人って結構いるのではないかと思います。

 

日本人だけで常に固まって行動するのは勧めませんが、留学先で辛い時に日本語で愚痴を言えたり共感できるのは日本人学生です。

 

程よい距離感を保ちながら何かあった時にお互い助け会える仲間がいるといいかなと思います。

 

留学生活や帰国後の大学生活を充実させるには?

真面目な人ほど必要以上に自分を責めて辛くなる人がいたのですが、そういう時は『勉強もしつつ沢山遊んで楽しんでね。』と言ってきました。

 

1年って長いようであっという間に過ぎて行きますので、どんどん外へ出て行きましょう!

 

スペイン人の本当に仲のいい友達や彼氏・彼女ができたりすると、もっと色々自分の思っていることを伝えたいとなりスペイン語も急激に上達します。

 

いい仲間と旅行に行ったり、いろんな体験をすることで自分の視野も広がるのでスペイン人と積極的に交流してください。

スペイン人の友達ができない?留学先でスペイン人と知りあう方法は?

 

スペイン人に日本の事を聞かれても全然答えられなかった恥ずかしさや大学の授業できちんと理解できなかった悔しさは、留学から戻った後の大学で科目を選択する時や授業への参加姿勢にとてもいい影響を与えてくれました。

 

今振り返っても留学後に過ごした大学生活2年間はとても充実していたと思います。

 

スペインでの留学体験が日本での大学生活や就職活動に役立つものになるよう1年間積極的に行動して下さいね。

 

まとめ

  • 生活環境の大きな変化への対応やスペイン語ができないと感じて留学の最初の1~2か月に辛いと感じる人が多い。
  • 自分を責めるのではなく、多くの人が通るひとつのプロセスとしてとらえ自分でできることをやっていくのが大事。
  • 分からないことや問題があったら、自分で抱えずに周りに相談する。
  • 辛い時に助けてもらえる友達を作ること。
  • 勉強と遊びのメリハリをつけて、積極的に行動すると留学が楽しくなる。

 

スペイン留学はスペイン語が上達する、授業の単位を取る、コースの修了書をもらうだけではありません。

 

親の有難さが分かったとか日本の考え方が外国では全然通用しないとかいろんな気づきがあって、むしろそっちの方が自分の成長に重要だったりします。

 

今だからできる貴重な体験を無駄にしないようにスペインでの留学生活を思いきり楽しんでください。

 

スペイン留学前にこの記事をご覧になった方は、日本での準備時に知りたい情報から現地の生活情報をまとめた記事がこちらになりますので、是非参考にしてください。

スペイン大学留学の費用や都市の選び方は?準備段階から現地で役立つ情報まとめ!

 

なんか偉そうなこと色々言いましたが、私も留学時代に泣いた経験があるからこそ書ける内容です。学生として大学側のスタッフとしてよく知っているサンティアゴ・デ・コンポステーラ大学の情報もまとめています!

サンティアゴ・デ・コンポステーラ大学へ留学する前に知っておくことは?学部や大学院でスペイン人と勉強するってどんな感じ?

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。
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