スペイン留学は辛いし楽しくない?大学や語学授業の乗り越え方!

厳しい選考を通過し、交換留学生に選ばれたある学生さんは、スペインに来てから精神的に辛くなり、過呼吸になったと教えてくれました。

 

留学初期(1~2か月)に現地で苦労する留学生のケースは珍しくなく、多少の違いはあっても留学生が辛いと感じるポイントは似ています。

 

現地で留学生が辛くなる理由や辛い時の乗り越え方、そして楽しく有意義な留学生活を送るためのヒントをお教えします。

 

スペイン留学で精神的にちょっと疲れてしまった方、留学前に不安がある方の参考になればと思います。
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留学の1~2か月が辛いのはなぜ?

新しい生活環境への適応

1年の長期留学で来る学生は、現地に到着してすぐに警察署で滞在許可証の申請や大学の履修登録の手続きを行います。

 

それに並行して、始まった学部授業にも出席して忙しい毎日を送ります。

 

新しい環境に一刻も早く慣れ、勉強に集中できる環境を作ろうと奮闘しますが、日本では普通だったことも外国で思った通りにいかずに焦ったりストレスを感じます。

 

スペイン語がわからない

滞在許可証の申請や履修手続きをなんとかこなしますが、警察や大学で説明されるスペイン語がほとんどわかりません。

 

日本でスペイン語の勉強をしてきたのに、スペイン語が早くて聞き取れない、自分の単語力が足りないことにも気づきます。

 

語学コースの第1週目、ほとんどの学生がクラスで先生のスペイン語がわからなくて不安になったり落ち込みます。

 

ヨーロッパやブラジルから来るクラスメートのように授業中に発言できないと他の学生と比べて劣等感も感じます。

 

就活に遅れるという不安を抱えつつも、この留学で貴重な体験を得るんだと期待いっぱいにやってくる学生は、日本では優秀な学生さんのパターンが多く、上記の理由から出来ない自分に落ち込んでしまいます。

 

滞在先に満足できない

ホームステイ

スペインの文化を身近で吸収し、スペイン語で会話する機会を増やしたい場合、ホームステイはいいオプションですが、受入れ先の家庭の環境は様々です。

 

ファミリーに恵まれると、家の中で沢山スペイン語で会話できたり、週末に遠足に連れて行ってもらえたりと家族同然のお付き合いをしてくれるケースもあります。

 

しかし、帰っても家にホストマザーはほとんどいない、アレルギーのある食べ物を事前に伝えたのに平気で食卓に出される、なんか家族とギクシャクしてきたとなると、家に帰りたくなくなり、精神的に辛くなる1番の原因になります。

 

ホームステイのメリット・デメリットについて詳しく、そしていいホームステイ先に当たるために出来ることをこちらの記事で紹介しています。

スペインのホームステイ事情とは?理想のファミリーに当たる方法は?上手に共同生活を送るために必要なことは?

 

大学の寮生活

大学寮の相部屋でスペイン人の学生と共同生活する学生もいます。

 

日本で一人暮らしや寮生活の経験がない場合、一緒に暮らす学生との共同生活に悩んだります。詳しくはこちらの記事で詳しく説明しています。

【スペイン留学】大学のリアルな寮生活とは?入寮前に知りたい情報紹介!

 

スペイン留学は楽しくないの?

留学前にこの記事を読んでいる学生さんを脅かすつもりはないのですが、最初は特に大変と感じるのです。

 

しかし、留学が辛いと愚痴をこぼした学生でも1年経った頃には現地の生活が楽しくて日本へ帰りたくないと言います。

 

多くの留学生が通る道です。できない自分がふがいないと思わずに、辛い時期をどう乗り越えるかと前向きに対処しましょう。

 

対応次第で辛い期間が短くなったり、逆に長引いたりします。

 

辛い時にスペイン人は助けてくれるの?

 

以前、ある学生がこんなことを言いました。

 

『大学のクラスメートとかもっと(外国人でわからない)自分を助けてくれたり優しく接してくれるのかと思った。』

 

言葉も文化も違う国でひとりで生活するのは確かに大変です。

 

自分が今その状況にいるから分かっていても、同じ経験をしたことがない若いスペイン人学生がそれを察して助けてくれるはずと期待するのはちょっと違うかなと思います。

 

日本からいきなり大学の学部授業へ入るのは本当に大変です。

 

周りのクラスメートを観察し、声をかけやすい子を見つけて自分から「今日の授業のノートを見せてもらってもいい?」とか声をかけてみましょう。

 

他にも、語学授業でスぺイン語が分からない・学部の授業についていけない時にあなたが出来ることをあげます。

 

スペイン語が分からない時にやるべきことは?

どれも基本的なことですが、実行するかしないかで差がつきます。

ボキャブラリーを増やす

スペイン語が聞き取れなくてもだんだんと耳が慣れて行きます。

 

『こんなことを言っている?』となんとなく想像できるよう、少しでも単語をキャッチするように一生懸命聞き続けてください。

 

そして、単語をひとつでも多く拾えるようにボキャブラリーを増やしましょう。

 

子供用のアニメを見たり、映画だったらスペイン語の字幕付きで見て単語を増やすなど色々工夫はできます。

 

文法の勉強

いくらボキャブラリーを増やしても、自分の意思を正しく伝えるために文法をきちんと理解することも必要です。

 

日本人は他の国籍の学生より文法のレベルが高いですが、留学前に勉強する時のアドバイスをこちらの記事で紹介しています。

スペイン留学の準備はいつから?事前に勉強して現地で役立つ事は?

 

恥をすててどんどん発言する

授業中に質問する時に「正しく質問をしなきゃ」とか「間違うのが怖い」と黙ってしまう人が多いと思いますが、語学コースの授業では、あなたを含めクラスの仲間は全員スペイン語を勉強している学生です。

 

間違えて仲間や先生に直してもらうとその時の体験が自分の記憶に強く残るので、正しい言い方を覚える効果が高くなります。

 

私も今だに主人にスペイン語の間違いを指摘され、からかわれた時には一瞬ムッとなることもありますが、間違えを直してもらって結果的に得するのは自分です。

 

間違いをスルーしないで訂正してくれる友達やホストファミリーに出会えたら有難いと思いましょう。

 

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学部の授業に全然ついていけない時は?

授業の内容がわからなすぎて授業中に質問もできないなら、先生の研究室へ行って直接質問をしたり相談しましょう。

 

初めは緊張すると思いますが、1対1の方が質問しやすく、あなたが今どういう状況で授業を受けているのかを先生に知ってもらうことができます。

 

「何も言わない=解っている」と判断されますので注意して下さい。

 

スペイン人の学生と比べて自分はハンディがあるけど、それを克服しようとする姿勢を見せることが大事です。

 

そういう学生には先生もきちんと向き合ってくれます。

 

私が大学院で勉強していた頃、損益分岐点とか利益率等を出すための計算式を使って問題を解く科目を受けていました。

 

授業中はサッパリ、家に帰って復習しても完全にお手上げという状態でした。

 

ある日、先生の研究室へ行き『全く理解できないので、最初からもう一度教えて欲しい。』とお願いしました。

 

先生は『もちろん!』というと、最初から私にわかるように説明してくれ、その後も何度が研究室へ通いました。

 

その甲斐あって、スペイン人のクラスメートが何人も追試になった試験を運よく1回でパスできました。

 

ちょっとした行動で挫折を自信へ変えることができます。是非、頑張って下さい!

 

滞在先での問題は?

ホストファミリーを選んだ場合、文化や考え方が違う人が一緒に住むのでちょっとしたことで誤解が生じることがあります。

 

ファミリーと面と向かって話はちょっとと言う場合はコースのスタッフにまず相談しましょう。

 

明らかに家族側に問題がある場合は、お金を払っているのですからきちんと主張することが大事です。

 

学生寮で問題がある場合も寮のスタッフに相談して解決するようにしましょう。自分の中に閉まっても自分が辛いだけです。

 

日本人留学生との接し方は?

 

「スペイン語を勉強しに行くから日本人があまりいないところがいい。」と思ったことはありませんか?

 

日本人だけで常に固まって行動するのは勧めませんが、留学先で辛い時に日本語で愚痴を言えたり共感できるのは日本人学生です。

 

程よい距離感を保ちながら何かあった時にお互い助け会える仲間がいるといいかなと思います。

 

留学生活や帰国後の大学生活を充実させるには?

真面目な人ほど必要以上に自分を責めて辛くなります。

 

留学生には『勉強もしつつ沢山遊んで楽しんでね。』と言ってきました。

 

1年って長いようであっという間に過ぎてしまいます。どんどん外へ出て行きましょう!

 

スペイン人の本当に仲のいい友達や彼氏・彼女ができると、もっと色々自分の思っていることを伝えたいとなりスペイン語も急激に上達します。

 

仲間と旅行に行ったり、いろんな体験をすることで自分の視野も広がるのでスペイン人と積極的に交流してください。

スペイン人の友達ができない?留学先でスペイン人と知りあう方法は?

 

スペイン人に日本の事を聞かれても全然答えられなかった恥ずかしさや大学の授業できちんと理解できなかった悔しさは、留学から戻った後の大学で科目を選択する時や授業の参加姿勢にとてもいい影響を与えてくれました。

 

今振り返っても留学後に過ごした大学生活2年間はとても充実していたと思います。

 

スペインでの留学体験が日本での大学生活や就職活動に役立つよう、1年間積極的に行動して下さいね♪

 

まとめ

  • 生活環境の大きな変化への対応やスペイン語ができないと感じて留学の最初の1~2か月に辛いと感じる人が多い。
  • 自分を責めるのではなく、多くの人が通るひとつのプロセスとしてとらえ自分でできることをやっていくのが大事。
  • 分からないことや問題があったら、自分で抱えずに周りに相談する。
  • 辛い時に助けてもらえる友達を作ること。
  • 勉強と遊びのメリハリをつけて、積極的に行動すると留学が楽しくなる。

 

スペイン留学はスペイン語が上達する、授業の単位を取る、コースの修了書をもらうだけではありません。

 

親の有難さが分かった、日本の考え方が外国では全然通用しない等、いろんな気づきがあり、むしろそっちの方が自分の成長に重要だったりします。

 

偉そうなこと色々言いましたが、私も留学時代に泣いた経験があるからこそ書ける内容です。

サンティアゴ・デ・コンポステーラ大学へ留学する前に知っておくことは?学部や大学院でスペイン人と勉強するってどんな感じ?

 

皆さんの留学実り多いものになりますように。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。
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サンティアゴ・デ・コンポステーラ在住の40代2児のママ。3歳の娘と日々格闘中。スペインの観光や留学生活、サンティアゴ巡礼路に関する情報を発信します。スペイン旅行の悩みに記事内で回答します。問合せ
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