2026年度のミシュランガイドにおいて、ガリシア州の星付きレストランは合計17軒となりました。
残念ながら3つ星はまだ誕生していませんが、2つ星が2軒、そして実力派の1つ星が各地でその個性を競っています。
特筆すべきは、単なる味だけでなく、環境に配慮した「グリーンスター」を獲得する店が増えていること。
ガリシアの豊かな海と山の恵みを次世代へ繋ごうとするシェフたちの想いが、今、世界から注目されています。
ガリシアのミシュラン2つ星レストラン
Culler de Pau
- 場所: ポンテベドラ県オ・グロベ(O Grove)
- シェフ: ハビエル・オジェロ(Javier Olleros)
ガリシア初の2つ星に輝き、グリーンスターも保持する名店です。私にとって、ここは料理以上の思い出がある場所です。
2011年の東日本大震災の際、ハビエルさんは営業前という貴重な時間を割いて、東北支援のイベント会場としてレストランを無償で提供してくれました。
窓の外に見えるムール貝の養殖筏(いかだ)越しに、遠い日本を想ったあの日の光景を今でも鮮明に覚えています。
ハビエルさんの優しさと、ガリシアの食材に対する誠実さが一皿一皿に宿る、唯一無二のレストランです。
Camiño da Serpe

- 場所: ポンテベドラ県ポイオ(Poio)
- 特徴: ポンテベドラ湾を一望する絶景と、ガリシアの伝説や歴史を料理で表現するスタイル。宿泊施設も併設されており、五感すべてでガリシアを体験できる聖地です。
各県別・1つ星レストランリスト(2026最新版)
【コルーニャ県】巡礼のゴールで味わう至高の一皿
聖地サンティアゴを中心に、ガリシアで最も激戦区のエリアです。
- A Tafona(サンティアゴ): 親日家でもあるルシア・フレイタス氏の店。
- Casa Marcelo(サンティアゴ): 活気あるオープンキッチンと独創的な料理。
- Terra(フィステラ): 2024年に星を獲得。地の果てフィステラの海の恵みを凝縮。
- O'Pazo(パドロン): 薪火料理の極み。
- Árbore da Veira(ア・コルーニャ) / As Garzas(マルピカ) / Retiro da Costiña(サンタ・コンバ)
サンティアゴのミシュラン掲載店まとめ|予約必須の名店から穴場まで
【ポンテベドラ県】海と技術の融合
- Eirado da Leña(ポンテベドラ): 実際にコースを頂きましたが、自家製パンとワインのマリアージュは感動ものです。
- Maruja Limón(ビーゴ) / Silabario(ビーゴ) / Yayo Daporta(カンバドス) / Casa Solla(ポイオ)
ポンテベドラのエイラド・ド・レニャは、ガリシアのブロガーさんと参加したブログトリップで訪れたことがあります。シェフを始め、スタッフの方がとても気さくな方たちでお料理とワインのマリアージュなど最高でした。その時の話は、下の記事で紹介していますので、合わせてお読みください。
【オウレンセ県】内陸の深みと伝統

- Ceibe(オウレンセ): 2023年に星を獲得して以来、その人気は不動のものに。
- Nova / Miguel González
まとめ:ガリシアの美食体験を「旅のハイライト」にするために
2026年度版のミシュランガイドには、ガリシアの誇る17軒の星付きレストランが名を連ねました。
これらのレストランに共通しているのは、単なる豪華さではなく、「ガリシアの素材をどう最高の一皿に仕上げるか」という、食材への深いリスペクトです。私がクジェール・デ・パウのハビエル氏との交流で感じたような、シェフたちの温かい人間性や哲学も、この地の美食を支える大切な要素だと思います。
是非、ガリシアのミシュランレストランも試してくださいね。
