この記事では、セゴビアを観光する方に是非見て頂きたい『死せる女(La Mujer Muerta)』について紹介します。
セゴビアと言えば、ローマ時代に建てられた水道橋の他にも大聖堂やアルカサルといった建物が有名ですが…
セゴビア人が昔から見ている『死せる女』とそれにまつわる興味深い伝説があります。
『死せる女』を見れる場所やその正体や伝説について説明します。
セゴビアを訪れる予定の方は参考にして下さいね。
死せる女が見える場所は?
水道橋前の広場にセゴビア市の観光オフィスがあります。
セゴビア観光オフィスで日本語の地図がもらえますので是非活用して下さい。日本語ができるクリスティーナさんというスペイン人スタッフもいます。
オフィスと水道橋の間にある階段を登ると展望台(Mirador del postigo)から死せる女を見る事が出来きます。
と、ムッとされた方も次で詳しく説明しますのもう少しお付き合いください。
死せる女って何?
(2018年3月に撮影)
死せる女は、マドリードとセゴビアの境にある山を指します。
山の後ろにある雲の存在でシルエットが見えづらいのですが…
と、セゴビア出身の友達に言われたのでしばらくじーっと見ていると…
赤枠の部分に女性の横顔、その右側の青枠部分で胸元で手を組んでいる女性の姿が見えました。
なんで死せる女なの?
これに関してはいくつも伝説があるのですが、私が教えてもらったのはこんなお話です。
ある部族の酋長が亡くなり、後継者候補である双子の兄弟が次の酋長の座を争い始めます。
争いがひどくなるの見た双子の母は、自分の命を引き換えに争いを止めるよう神様にお願いします。
兄弟が戦争を起こす場所に眠った女性の形をした山が現れ、それを見た兄弟はそれが自分の母親であることを知り二度と争わないことを誓いました。
晴れた日に死せる女の頭の部分に2つ雲が見えたら、それは双子の兄弟が母親に寄り添っているとも友人が教えてくれました。
セゴビアの人が自分の住む町の景色をそういう風に見ているんだなと知れたのがとても興味深かったです。
まとめ
- セゴビアの水道橋にある展望台から死せる女性を見ることができる。
- マドリードとセゴビア県の境にある山が死せる横たわった女性の形に見える。
- 死せる女はずっと昔に兄弟の争いを悲しみ自らの命を犠牲にした母親の像。
- 晴れた日に死せる女の頭の部分に2人息子を表す雲が見えることがある。
- 死せる女に関しては、他にも色々な伝説がある。
セゴビアへ行く方は、是非水道橋の展望台から『死せる女』の景色を楽しんで下さいね。
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