スペインで冬の観光のおすすめはカーニバル?仮装衣装や特徴は?

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冬になると寒くて天候が悪い場所が多いので、どうしても観光客が少なくります。

 

営業時間を短縮する観光スポットや1月末ぐらいから冬のバケーションに入るレストランやバルも出てきますが、他方では飛行機のチケットが安く手に入ったり、長蛇の列に並ばないと入れない場所でも通常より簡単にアクセスできたりというメリットもあります。

 

冬にスペイン旅行に地元のスペイン人と一緒にカーニバルのお祭りを楽しむのはいかがでしょうか。

 

スペインでカーニバルの有名な都市やカーニバルの歴史が最も古いと言われる村の仮装衣装や特徴について紹介します。各地でスタイルが非常に異なり大変興味深いですが、最初にカーニバルの祭りの基本情報や毎年カーニバルの日程が異なる理由について説明します。

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カー二バルの日程が毎年異なる理由は、このお祭りが移動祝日であるキリストの復活祭(イースター)と関連しているからです。

 

十字架にかけられて死んだキリストの復活を祝う復活祭から数えて46日前まで期間は復活祭までの準備期間とされ、スペイン語で「Cuaresma(クワレスマ)」と呼ばれます。

 

日本語で四旬節と訳されるこの期間にどんな準備をするのかというと、キリスト教信者はつつましく心清い生活をおくるため、断食や肉を断つとされます。

 

現在は各個人の宗教心や考え方によって実行されるので、敬虔な信者を除いてはあまりというのが実情だと思いますが、昔は今よりももっと厳格でした。

 

ですから四旬節に入る前のカーニバルでは、好きなだけお肉を食べて、どんちゃん騒ぎをしても許されるところがありました。ちなみに、カーニバルはキリスト教の宗教行事ではありません。

 

よって、復活祭の日程が変わるとカーニバルも関連して日程がずれていきます。

スペインのカーニバルで有名な場所は?

カディス

仮装行列はもちろんですが、カディスのカーニバルの一番の魅力は音楽です。

 

10数人により編成された歌い手の一団が、パソドブレや昔流行したポピュラーソングにユーモラスな歌詞を付けて歌を歌います。

 

「Chirigota(チリゴタ)」や「Comparsa(コンパルサ)」というグループがあり、歌詞の内容がより風刺的で言葉遊びがあって面白いのがチリゴタ、ユーモラスな歌詞でもより抒情的で真面目なのがコンパルサといった違いがあります。

 

出典: http://listas.eleconomista.es

 

私はカディスのカーニバルを経験したことはありませんが、カディスに長年住んでいた友人やカーニバルに参加したスペイン人に聞くと、これらのグループの歌う歌詞がとにかく面白くて笑えるんだそうです。

 

サンタ・クルス・デ・テネリフェ

スペインの中で、ブラジルのカーニバルのイメージに1番近いのはここではないかと思いますが、ここで紹介したいのは、カーニバル第1週目の水曜日に今年のカーニバルの女王「Reina(レイナ)」を選ぶコンクールです。

 

あるテーマをもとにデザインした重さ100キロ以上の衣装をまとった女性たちが1200㎡のステージを歩きます。

 

ひとつの例として2012年のコンクールでレイナに選ばれた女性のビデオを紹介します。(ちなみに衣装のテーマは「帝国(Imperio)」です。)

 

 

(衣装を着てステージに出てきた彼女を見て、真っ先に小林幸子さんを思い出したのは私だけでしょうか・・・。)

 

コンクールで見事レイナに選ばれた女性は、同じ週の金曜日に始まる仮装行列の開催を告げる役目を担当するんだそうです。

 

カディスとテネリフェのカーニバル2018年の日程は?

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2018年の各都市の日程は下記のとおりです。

  • カディス:       2月8日(木)~18日(日)
  • テネリフェ:    1月12日(金)~2月18日(日)

 

スペインで最も歴史が古いカーニバルとは?

名前と場所は?

 

ビエルサはアラゴン州ウエスカ県のSobrarbe(ソブラルべ)地方にある村です。ビエルサは標高1000mちょっとの場所にある人口が500人弱の小さな村で、フランスとの国境に近い場所にあります。

 

カーニバルの期間は?

木曜日から日曜日までの4日間(2018年の日程は2月8日~11日)ですが、1月17日の聖アントンの日からカーニバル期間中に登場ずる様々な人物の衣装を作り始めます。

Goluchosと呼ばれる古着を着て仮装した子供たちが各家庭を訪れてカーニバルがやってくるのを伝えるそうです。

 

木曜日の夜、古着の中に藁を詰めた人形Cornelio Zorillaを市役所の窓に吊るしてカーニバルが始まる。

 

最終日の日曜に行われるダンスが終了すると、裁判が行われれこの1年間に村で起こったすべての悪の責任を取って火に焼かれます。

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ビエルサのカーニバルの仮装衣装や特徴は?

ビエルサのカーニバルに登場する主要人物の仮装衣装や特徴について説明します。最後にお祭りの映像を用意していますので、各キャラクターを確認して下さい。

 

Tranga(トランガ)

半分野獣・半分人間の姿をした村の独身男性が仮装します。オスの羊の角を頭につけ、チェック柄のシャツに厚い生地のスカート、腰には家畜の首に付ける鈴を着用します。顔面を黒く塗っているトランガは、男らしさや自然の豊かさの象徴しています。

 

Madama(マダマ)

マダマは村の独身の女性が仮装します。トランガの黒い顔面や不吉な様相とは正反対に、純粋の象徴するマダマの衣装は絹、ブロケード、サテン、カラフルなリボンを使用しています。

トランガがマダマの各家庭へ迎えに行き、ダンスにエスコートします。

 

Oso(オソ)

熊は、冬眠から覚めて春がもうすぐ近くまで来ていることを知らせると同時に、強さや自然の厳しさを象徴します。

 

Domador(ドマドール)

昔羊飼いが冬の寒さから身を守るためにつけた子ヤギの革を背中に付け、鎖で熊をつないでコントロールしながら木の棒で熊をたたきます。

 

熊が持つ野生の力強さと精神を制御するのがDomadorの役目ですが、一方で熊がお腹を空かせないように食べ物と沢山のワインを与えます。

 

その他、おばあさんが背中に男性をしょっている格好のAmontato(アモンタト)や馬に乗っている男性のCaballé(カバジェ)、カラフルなポルトガル製のハンカチ(布)、色のついたリボンをつけたベレー帽をかぶっているGarreta(ガレタ)やキヅタという木の葉っぱで全身覆う服を着た人もいます。

 

 

カディスやサンタ・クルス・デ・テネリフェのカーニバルとは全く別ものですが、ガリシア州で最もカーニバルの盛んな「魔法の三角地帯」のスタイルと少し似ている所があるかなと思います。

 

こういうカーニバル好きという方は、こちらの記事もどうぞ。

スペインの独特なカーニバルでおすすめはどこ?仮装をしない人はどうなるの?カーニバルを楽しむためのアドバイスとは?

 

まとめ

  • 冬のお祭りカーニバルは、復活祭(イースター)との関連で毎年日程が異なる。
  • カーニバルは、復活祭の準備期間である四旬節で肉を断つなどの生活に入る前にバカ騒ぎが許されたお祭り。
  • スペインのカーニバルで有名な場所は、カディスとサンタクルス・デ・テネリフェ。
  • スペインのカーニバルで最も歴史が古い村の一つにアラゴン州ウエスカ県のビエルサのカーニバルは4日間。(2018年の日程は2月8日~11日)1月17日の聖アントンの日からカーニバルの衣装準備を始める。
  • 木曜日の夜、Cornelio Zorillaという人形を市役所の窓に吊るしてカーニバルが始まる。
  • カーニバル期間中に、Trangas、Madamas、Oso、Domadorなど特徴あるカーニバルの人物に仮装する。
  • 日曜日の夜にCornelio Zorillaの人形を焼いてカーニバルは終了する。

 

カーニバルが開催される2月のスペイン旅行で気になる気温や服装について↓の記事も合わせてお読み下さい。

2月のスペイン旅行で服装は?冬に行きたい暖かい場所は?

最後までお読みいただきありがとうございました。

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サンティアゴ・デ・コンポステーラ在住の40代2児のママ。3歳の娘と日々格闘中。スペインの観光や留学生活、サンティアゴ巡礼路に関する情報を発信します。スペイン旅行の悩みに記事内で回答します。問合せ
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