スペイン巡礼「銀の道」におすすめの時期は?便利な地図やガイドブックは?緊急時の対応は?

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スペイン巡礼「銀の道」を計画中の方から地図がしっかりしていて手軽なガイドブックを教えてほしいと連絡を頂きました。

 

2016年に銀の道を歩いた日本人巡礼者のYUさんへのインタビューを通して銀の道を歩く時におすすめの地図やガイドブック、アルベルゲや観光地の情報を紹介します。

 

さらに、今回注目して頂きたいのはYUさんの実体験でもある「カミーノ中の緊急時の対応」です。

 

完璧な準備をして歩き始めたのに、突如襲ったハプニングにあなたならどう対処しますか?

 

緊急時の対応に関する知識があれば、迅速な対応ができて最悪の事態を避けることができます。サンティアゴ巡礼路を歩く方は是非参考にして下さい!

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「銀の道」のおすすめガイドブックは?地図情報は明確?

出典: https://images-na.ssl-images-amazon.com/

 

ガイドブックは、日々歩く距離を計算したり、特にアルベルゲ情報を得るための必需品です。

 

銀の道を歩く前に、Walking Guide to the Via de la Plata and the Camino Sanabres by Gerald Kellyを手配しましたが、日本でこのガイドブックを本で購入すると異常に高かったので、Kindle 版で安く手に入れました。

 

2017年12月時点で、2016年12月更新版が販売されています。

他にもJohn Briely氏によるカミーノのガイドブックも有名です。興味のある方はチェックしてみて下さい。

 

ガイドブックの地図はかなりラフなので、Maps.meのアプリでスペイン全土の地図をダウンロードし、不安な時に使用しました。現地でオフラインでも使えて、道案内もしてくれるので非常に助かりました。

 

カミーノ友の会の山本氏が記録した銀の道のブログがあります。4・5年前の情報ですが、こちらも非常に役に立ちました。

 

経験者のブログ情報にガイドブックとオフラインマップ・・・完璧な準備をしてカミーノを始めたYUさんですが・・・ なんと、カミーノ初日で救急車で病院に運ばれることになります。

 

緊急事態発生!スペインの緊急時用電話番号は?

一緒に歩く予定だった仲間が急きょ参加できなくなり、ひとりで巡礼をするのに無理のない日程を組み、カサル・デ・カセレスの教会前から午前8時頃に歩き始めました。

 

当日の目的地は21km先のEmbalsede Alcantaraというダム湖脇のプライベートのアルベルゲでした。

 

ガイドブックには私が歩く時期に営業していると書いてあったのですが、到着してみると閉まっていて途方にくれました。

 

次の宿泊先(Cañaveral)は、そこから11kmも先でした。持参していた1リットルの水は残り僅か1/3 程度。

 

不安を感じながらも考えた末に、再度歩き始めました。

 

 

荒野にひとり・・・日差しのまぶしさと暑さが不気味に感じました。

 

5㎞程歩いた頃だと思います。体に倦怠感を感じるようになり、その後熱中症によりエネルギーが途絶え、歩くことが出来なくなりました。

 

最悪の事態を察知し、携帯電話の機内モードを外して記憶していた112 番で救急車を呼びました。

 

交換手は「スペイン語と英語のどちらを選ぶか? 」と聴いてくれ、どうにか拙い英語で居場所を伝達すると、20分後にパトカーに救われました。

 

近くの緊急診療所で身体の冷却・点滴・心電図の手当を受けた後、救急車で30km離れたプラセンシア市の総合病院で再検査を受けました。無事退院したのが夜22時、そのあと市内のホテルに入るという一生忘れられない長い1日となりました。

 

スペインで救急車の手配、病院での治療費は?

スペインで救急医療を体験したYUさんですが、救急車の手配や病院での治療費は無料と言われました。

 

国籍やその人の経済状況に関わらず医療が必要な人に対応するという考え方がありますが、常にスペインで医療費は無料なのかと言われるとそれは違うと思います。

 

救急車でも公共・プライベート・非政府組織のものとタイプが異なります。人を運ぶためだけのものから車内に医療対応可能な器具や専門スタッフがいる緊急時のものなど、外面から見ただけ区別ができない場合もあります。

 

私はスペインの医療制度に詳しくはありませんが、どうしたら無料になってどこからが有料になるのかというのは非常に難しく、各ケースを細かく見ないと判断できない面があるのではと思います。(ご存知の方がいたら是非情報共有お願いします!)

 

また、医療サービスはスペインと日本の2国間でどういう協定が結ばれているか、その条件にもよると思います。

 

どちらにしても、日本人観光客がスペインへ行くときは医療保険に入るか、クレジットカード付帯の海外旅行保険の内容を確認した上で利用し、それらの保険と契約している私立の病院を利用して帰国後に補償してもらうなりの対応を取るのが大事だと思います。

 

スペインの医療制度や緊急時におすすめの携帯アプリをこちらの記事で紹介していますので、合わせてお読みください。

スペインの医療制度や緊急時の電話番号は?おすすめ携帯アプリは?

 

それでは、YUさんへのインタビューを再開します。

 

銀の道はマメができやすい?対策は?

マメを作ったことがなかったので自分でもびっくりしました。

 

道の過酷さと共に、取り巻く環境の暑さが原因と思われます。

 

靴は十分に履きならし自信をもっていましたが、銀の道は他のルートに比べ暑さが大きな敵となります。

 

靴内の温度上昇とともに汗で足は濡れ、マメの出来やすい環境を作ります。

 

休憩ごとに靴を脱ぎ、靴下を乾かすことが重要です。バンドエイドなど足のサポートになるものは必ず準備すべきです。

 

暑さが敵の銀の道を歩く最適の時期は?

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私は 6月1日から銀の道を歩き始めましたが、期間は既に遅いし適していないと思います。

 

銀の道を歩くには、4月中旬から下旬には出発されることをアドバイスさせていただきます。

 

特に、セビージャから歩く場合は 4月内に出発すべきです。

 

他の道と比べて銀の道全体の印象は?

各巡礼路について、このような表現をしている人がいました。

  • 「フランス人の道」は、大学サークルの気楽なピクニック
  • 「北の道」は、同好会の少し真面目な集いのハイキング
  • 「銀の道」は、がちがちの体育会系を思わせるトレッキング

イメージとしては遠くないような気がします。

 

銀の道は歩いている方が少ないので、道で人に会えばより仲良くなれます。

 

日々の達成感はどの道を歩いても同じだと思いますが、銀の道で私はひとりの時間が多かったので、いつも以上に自分と向き合うことが出来たと思います。

 

銀の道は標識が少ない?役立ったものは?

フランス人の道は完璧に近い程、親切に標識があります。

 

北の道やポルトガルの道も標識が徹底されているのですが、これらの道と比べると銀の道は標識が少ないようです。

 

道の途中で迷った時に村人がいてくれれば良いのですが・・・実際は自分で判断することが多かったので、オフライン地図は役立ちました。

 

銀の道を歩いて印象に残った場所は?

出典: https://photo980x880.mnstatic.com

 

先ず、世界遺産であるカセレス(Cáceres)の旧市街やカパラ(Caparra)のローマ遺跡です。

 

Baños de Montemayor(バーニョス・デ・モンテマヨール)の保養地ももう一度訪れてみたい場所です。

 

フエンテロブレ・デ・サルバティエラ(Fuenterroble de Salvatierra)からサン・ペドロ・デ・ロサドス(San Pedro de Rozados)の間にあるローマ時代のマイルストーンが建つ一直線の長い道やサモラ(Zamora)の旧市街に、山岳の街プエブラ・デ・サナブリア(Puebra de Sanabria)などが印象に残っています。

 

銀の道でおすすめのアルベルゲは?

Alba Soraya(La Calzada de Béjar)

簡素なプライベートのアルベルゲですが、ご夫妻の優しさを感じ癒されました。

洗濯後に冷たい Vino Blanco を飲みながらくつろいだ時間は天国、宿泊客全員で頂いた夕食も美味しく満点でした。

 

Fuenterroble de Salvatieraのアルベルゲ

ここはDonativo(寄附制)のアルベルゲです。オスピタレロ達がとても親切で、彼らが創る料理も侮るなかれ、絶品でした。

ここでは持ち込み方式でしたので、自分で村のスーパーでワインを購入しました。

 

銀の道はおすすめ?アドバイスは?

初めての巡礼者にはお勧めできませんが、巡礼の経験者には良いと思います。

 

但し、1日の行程中にバルやカフェがないのが当たり前の体育会系の道であると覚悟のうえで向き合うのがいいでしょう。

 

また、遺跡好きの方にはさらなる感動があると思います。

 

繰返しになりますが、セビージャから歩く場合は 4 月内に出発すべきです。

 

銀の道は、サナブレスを入れるとサンティアゴまで約1,000km です。 ざっくりですが、セビージャ~サラマンカ迄の半分とサラマンカ~サンティアゴ迄の500kmを2回に分けて歩くのも手かなと思います。

 

私の知り合いでフルマラソンを4時間台で走る78歳の鉄人が一昨年1,000kmを完歩しましたが、各自の年齢や体力に合わせた計画立案も重要でしょう。

 

巡礼時に心がけていることは?

自分に戒めているのですが、年齢と共に歩く時速は遅くなります。その時大切なのは荷物の軽量化であると常々思っています。

 

これまではどうしても1リットルの水に10kg前後のザックを担いでいましたが、水を入れて合計8kgくらいまで軽くしようと考えています。

 

軽量化=装備を削るのではなく、アウトドアに適した高価でも軽い持ち物や衣料へと整えることであると思っています。

 

まとめ

  • 銀の道を歩く時期に注意!セビージャ出発であれば4月内に出発を。
  • 1日の行程でバルやカフェがないのが当たり前の体育会系の道であることを覚悟。
  • ローマ時代の遺跡に興味がある方にはおすすめの巡礼路。
  • フランス人の道などと比べ標識が少ないのでオフラインマップがあると役立つ。
  • マメができやすい環境を防ぐため、休憩ごとに靴を脱ぎ靴下を乾かすのがおすすめ。
  • 各自の年齢や体力に合わせたカミーノの計画立案や荷物の軽量化が大事。
  • 緊急時には112番に電話して、オペレーターに自分の現在地と症状を伝える。

 

銀の道が通るガリシアのオウレンセ市の観光情報もこちらで詳しく紹介しています。オウレンセの大聖堂はもちろん、ここの温泉でゆっくり休むのもいいかと思います♪

オウレンセ(スペインの温泉地)の観光おすすめスポットは?大聖堂の見所は?

 

緊急時の対応やおすすめのアプリについてもう一度確認したい方はこちらをどうぞ。

スペインの医療制度や緊急時の電話番号は?おすすめ携帯アプリは?

 

銀の道を歩く方のお役に立てれば嬉しいですが、今回の記事にご協力いただいたYUさんに改めて御礼申し上げます。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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サンティアゴ・デ・コンポステーラ在住の40代2児のママ。3歳の娘と日々格闘中。スペインの観光や留学生活、サンティアゴ巡礼路に関する情報を発信します。スペイン旅行の悩みに記事内で回答します。問合せ
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