と困っていませんか?
体験入学は法的な制度ではないので…
- 市町村で受入れ要件や手続きの流れが統一していない。
- ネットで調べても情報が見つからない。
という状況があります。
親にとって大事なテーマなので、上手く情報が探せないまま時間だけ無駄に過ぎていくのは嫌ですよね。
私の体験談を紹介した本文を読めば、
- 手続きの大まかな流れ
- 体験入学情報収集のヒント
がつかめて、自分の場合はどうやって動けばいいのか分かるようになりますよ。
小学校の体験入学で気になる持ち物や準備の方法も私のケースを紹介します。
よろしければ、参考にして下さいね。
小学校体験入学の手続きの流れ
step.1
滞在先の体験入学情報を調べる。
step.2
学校側に受入れや体験期間等を相談して内諾を得る。
step.3
帰国後、市役所の学事課で体験入学申請書の提出。
step.4
体験入学承認通知書の発行。
step.5
通知書を持って体験入学校へ行く。入学前の詳細を再度確認。
step.6
体験入学スタート
最初に教育委員会へ連絡するよう指示する市町村もありますが、私の場合は最初に学校へコンタクトしました。
いずれにもしても、大事なポイントは学校と教育委員会の双方にコンタクトする事です。
次に、上記の手続きについてもう少し詳しく見ていきます。
体験入学に関する情報収集の方法
ネットで調べる時のヒント
あなたが滞在する自治体や希望する学校のサイトで、体験入学に関する情報が見つかればラッキー!
そうでない場合、ひとつアドバイスがあります。
小学校の先生と話をした時、私が当たり前のように『体験入学』という言葉を使うのに対し、先生は『仮入学』という言葉を使っていたので…
- 自治体のサイトで就学のカテゴリーの中に海外から転入する子供の就学手続きの項目があるか確認。
- 『聴講生制度』という名前で受入れる自治体もあります。(情報元: yomoto.info)
と、呼び方の問題ですが言葉を変えて調べたりすると見つかるかもしれません。
私の場合は、幼い頃に住んだ場所とは異なる市町村に滞在したので、周りにどんな小学校があるのかさえよくわからない状態。
息子が幼稚園の年長組クラスで体験入園をした年に、自宅から近い小学校へアポをとって直接相談しに行きました。
体験入学の希望校で直接相談
どんな反応が来るのかわからなかったので、緊張して行きましたが…
と、迎えてくれた男性の先生に言われてホッとしました。
話はスムーズに進み、私たちの会話を聞いていた教頭先生は、
と、電話で教育委員会に連絡してくれました。
海外に住んでいるので、メールで日本の学校と話が進められるのが正直楽ですが、私の場合は学校の様子や先生方の対応を見ることができて安心しました。
人によって状況は違いますが、幼稚園の体験入園等で就学前に日本に滞在する機会があるなら、直接学校で相談するのはおすすめです。
体験入学の申請時に必要な書類
学校から受入れのOKをもらったら、市の教育委員会に体験入学の申請書を提出しますが…
それは、一時帰国してからです。
必要な書類や住民登録の手続き等、次の記事で私の体験談を紹介しながら詳しく説明していますの合わせてお読み下さい。
入学承認通知書を発行してもらい、通知書を持って小学校へ行くのが通常の流れですが、時間がかかります。
私の場合は、日本に帰国して住民登録などの手続きをした次の日に体験入学を始める予定でした。
すると、教育委員会からは『こちらで検討してから通知書をご自宅に送りますが、小学校の仮入学を始めるには問題ありませんし、学校の方へはこちらから連絡しておきますので心配しないでくださいね。』と言われました。
体験入学時に必要な学校用品の準備品
学校で教えてもらった必要な学用品は次の通りですが、リストの後に実際に私が準備した方法や気づいた点を紹介します。
学用品 | 学校側からのコメント |
---|---|
教科書 | 短期間なので担任のを貸したりコピーをとる。 |
ノート、筆記用具 | |
ランドセル | 短期間なのでバックは何でもOK |
上履き | 底が綺麗であればスポーツ靴で代用OK |
体操着 | 指定のものがあるが、白の半袖、黒のハーフパンツで代用OK |
ピアニカ | ないと授業で使えないが、購入するかしないかは自分で判断 |
色鉛筆 | |
紅白帽子 | |
通学用の黄色い帽子 | |
防災ずきん | |
水着・タオル・ゴーグル | 夏のプールの授業に参加する場合は揃える。 |
教科書
日本大使館から教科書の無料配布の連絡があり、送料を負担して送ってもらった教科書を事前に先生に見せたところ、
こくごとおんがくの教科書が一致していました。
うちも教科書もらったという方は、試しに担任の先生に確認してもらって下さい。
ノート、筆記用具
短期だから家にあるノートで全然かまいませんと先生方は、気を使ってくれましたが…
- こくごは、8ミリマスのノート
- さんすうは、0~9と+・-の練習欄があるノート
- 連絡帳
- 自由帳
と、ノートも色んな種類があります。
ランドセル
リュックでも構わないと言われましたが、私はメルカリで新品のランドセルを4,000円台(送料込)で購入。
中古でも2,000~3,000円したし、新品だと1万円以上は当たり前だったので納得して買いました。
子供も凄く喜んでくれたのと、来年来ても同じランドセルを持てばいいので長期的に考えて、いいのが見つかればメルカリやオークションで見つけて買うのはアリだと思います。
ピアニカ
ピアニカや色鉛筆、お道具箱など親族からお古を貰いましたが、この辺りもメルカリで購入するのもいいかもしれません。
赤白帽子等
赤白帽子は、通学用の帽子と一緒に制服を売っている洋品店で買いましたが、100均でも買えるのを後で知りました。
100円なりの質ですが、短期ならこれでもOKではないでしょうか。
夏の仮入学にプール道具
子供も楽しみにしていたのと、スペインでも水泳に通っていたので、ほとんど全部用意できていましたが、
- 水着、水泳帽子
- バッグ
- バスタオル(ゴム入り)
- ビーチサンダル(それを入れる袋)
- 濡れた水着を入れる袋
- ゴーグル
という感じでした。
小学校の給食費
1日分の給食費×日数分で支払いますが、1日分は200円ちょっとで3週間以内の仮入学で3,400円ほどでした。
スペインの小学校のお昼よりも全然安いなと思いました。
-
スペインの学校給食費は日本の〇倍!メニューや食育の例を紹介
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体験入学はOKでも心配だったこと
学校側の親切な対応に安心しましたが、子供の日本語レベルで授業についていけるのか、正直少し不安がありました。
隠してもしょうがないので、この点について相談すると先生から次のような回答が返ってきました。
仮入学の時期(1年生の7月)、クラスの生徒は4~5月に習い始めたひらがなを一通り学び終える時期です。
仮入学までに読み書きを少しずつ準備しておくといいですね。
当時、体験入学までの目標&学校からの宿題を出された気持ちがして、スペインで頑張って読み書きを息子に教えました。
海外で子供の日本語教育に迷走する私に起こった変化や学びという記事の中で、これまでの苦悩やコロナがきっかけで起こった変化について書いています。
宜しければ合わせてお読みください。
まとめ
- 体験入学という制度はないが、海外から一時帰国した子供が短期間就学することは可能。
- 受入れ要件や手続きの流れは、市町村によって違う。
- 体験入学の手続きで連絡をするのは、滞在先の教育委員会と体験入学先の学校。
- 自治体によって体験入学ではなく聴講生制度、または正式な入退学の手続きと変わる。
- ネットで情報がなくても直接学校へ相談した方が話が早い場合がある。
- 受入れの確認の他に、学用品や給食についてのルールの確認も大事。
- 一時帰国後、市の学事課に体験入学の申請や住民登録などの手続きを行う。
- 入学通知書が発行されたら、入学先の学校へ持参して体験入学をスタート。
本文の中で繰返し説明していますが、自治体によって手続きの詳細は変わります。
本文の情報を参考にし、滞在先の教育委員会や学校の指示に従って手続きを行って下さい。
最後まで読んで頂きありがとうございました。