この記事は、スペインの高速鉄道AVE【Alta Velocidad Española】を利用前に知りたい下記の点を紹介します。
AVEについて抑えておきたいポイント
- AVEの路線図
- AVEを利用した時の各都市の所要時間
- AVEのサービス
- AVEの座席クラスとクラス間の違い
- 1等車に乗る価値はあるか?
この記事から、2020年導入予定の格安高速列車に関する情報もアクセスできますので、
スペインで鉄道の旅を楽しみたい人は、是非チェックして下さいね。
高速鉄道AVEの路線図は?
出典: https://www.spain.info
上の路線図の見方は次の通りです。
- 赤い路線がAVEが開通しているルート
- 紫色の区間は長距離区間のルート
マドリードを起点としAVEで各都市へ行った場合、ほとんどの目的地へ3時間ほどで行けます。
目的地ごとの時間をスペイン観光局のサイトから確認できます。
AVEの座席クラスとサービス面の違いは?
AVEには下記3つのクラスがあります。
- CLASE PREFERENTE(プレフェレンテ)
- CLASE TURISTA PLUS(トゥリスタ・プラス)
- CLASE TURISTA (トゥリスタ)
プレフェレンテがいわゆる1等クラスで、トゥリスタ・プラス、トゥリスタとクラスが下がります。
プレフェレンテとトゥリスタの違い
座席の広さ
Turistaクラスの座席配列が2列-2列に対し、Preferenteは1列-2列。
革のシートでゆったり座ることができます。
食事サービス
Preferenteクラスでは食事サービスも含まれます。
マドリード・レオン区間では食事のサービスはありません。
最低出発時間の24時間前であれば、特別ミールを申請することができます。
例: チャイルドミール、糖尿病対応ミール、グルテンフレンドリーミール、ベジタリアンミール、イスラム教徒向けミール等。
コンセント
Turistaの座席の一部で使用できる電源コンセントは、Preferenteでは各座席についています。
列車の中や目的地に着いた時に携帯の電源がないという状況は回避されますね。
新聞のサービス
Preferenteクラスのみで、新聞(スペイン全国紙・ローカル紙・経済新聞・国際新聞)が無料で配布されます。
ラウンジの利用
プレフェレンテ・クラスの乗客は、AVEの出発2時間前から専用ラウンジ(Salas Club)を利用できますが、
チケットのタイプによって利用できない場合がありますのでチケット購入時に確認して下さい。
ラウンジの利用を含め、AVE1等車の体験記を紹介!
無料パーキング
スペイン在住の方、特にビジネスマンなどに嬉しいサービスでしょう。
トゥリスタ・プラスは何?
トゥリスタの20%増しの料金でプレフェレンテと似たような車両の座席に座れることができます。
トゥリスタより少しお金を出して広い座席に座れますが、
プレフェレンテにある食事やラウンジなどのサービスはありません。
トゥリスタ・プラスは座席はプレフェレンテ、その他のサービスはトゥリスタと同様と真ん中にあるクラスです。
AVEのプレフェレンテ(1等クラス)に乗る価値は?
PreferenteとTurista(Turista Plus)では、サービス面でかなりの違いがあります。
レンフェのサイトで、マドリード・バルセロナ間で試しに検索してみると…
だいたい同じ時間帯でPreferetenとTuristaの片道料金の差額は20~30€台でした。
1万円以上の差があるなら話は別ですが…
と、考えるのでればプレフェレンテを選ぶ価値はあると私は思います。
1等車に乗った人の体験も合わせて
-
AVEの一等車は食事付きでお得?座席の仕様やサービスを詳しく紹介!
続きを見る
という方は、2020年から導入される格安高速列車AVLO(アブロ)をチェックしてみてはどうですか?
2019年12月中旬に発表された内容から、利用者が気になる点をまとめたので是非お読み下さい♪
まとめ
- AVEにはPreferente・Turista Plus・Turistaと3つの座席タイプがある。
- 座席配列やシートの種類、ラウンジサービスや機内の食事サービス、エンターテイメント等サービス面でPreferenteとTurista(Turista Plus)では大きな差がある。
- 予約時の状況にもよるが、PreferenteとTuristaでの料金の差はさほど大きくない。
- 快適かつ贅沢な移動の時間を求める場合は、AVEのPreferenteクラスはおすすめ。
AVEやスペイン列車の旅関連記事はこちら
-
マドリードからセゴビアの移動はバスかAVEか?具体的な行き方は?
続きを見る
-
スペインの電車の乗り方!券売機の操作方法や日本と違う点は?
続きを見る
最後まで読んで頂きありがとうございました。