スペインの聖週間の見所「プロセシオン」とは?セビリアとマラガの違いは?

スペイン全土で行われる春の伝統的な祭り「セマナ・サンタ(聖週間)」の見所は、キリストやマリア像を乗せた山車を担いで歩く宗教行列、プロセシオン(Procesión)です。

 

プロセシオンが最も盛んなアンダルシアのセビリアとマラガでの違いを紹介しますが、スペイン各地でプロセシオンを見る際に参考になる情報ですので是非お読み下さい♪

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セビリアではパソ(Paso)と言いますが、マラガではトロノ(Trono)と呼びます。

 

山車は、プロセシオンに参加する信心会「コフラディア(Cofradia)」が1年かけて準備します。

 

マラガでは42のコフラディアがあり、各信心会でキリストとマリアのトロノを1つずつ所有しているので、セマナ・サンタ期間中に合計84のトロノが町に運びだされます。

 

セビリアの信心会の数は約60で、こちらもほとんどのコフラディアが2つのパソを所有しているので、セビリアでは100以上のパソを見ることができます。

 

山車(神輿)の重さは?どのくらいの人数で運ぶの?

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マリア像の山車でおよそ1500㎏、キリストのものだと2000㎏という情報もありますが、各地の山車の大きさやタイプで変わってくると思います。

 

マラガの山車(トロノ)で一番重いものは5800㎏、およそ6トンになり、そのぐらいのものだと250人もしくはそれ以上の人数で担いで歩くそうです。

 

山車を担ぐ人の名前や担ぐ場所の違いは?

出典: https://www.ruralidays.com

 

山車を担ぐ人をセビリアではCostalero(コスタレ―ロ)と呼ぶのに対し、マラガではHombres de Trono(オンブレス・デ・トロノ)と呼びます。

 

セビリアでは山車(パソ)の真下に入って背中の上部でパソの重さに耐えて運びますが、マラガでは山車(トロノ)を担ぐ人達(Hombres de Trono)が山車の周りに立って常に同じ肩で担がないといけません。

 

ひとり当たりの重量負担は30~40㎏、ひどい時は100㎏の重さにまで耐えなくてはいけないそうです。

 

1日何時間にも及ぶプロセシオンに参加するにあ、相当な体力と精神的な強さ、特に信仰心が必要になってくるのでしょう。

 

とんがり帽子をかぶった人達は何?

 

とんがり帽子に目の部分に穴をあけた衣装を着ているのはNazareno(ナサレノ)という受難者の仮装をした人達です。

 

初めてマラガでNazarenoを見た時、『クー・クラックス・クラン!?』ってビックリしたのを覚えています。

Nazarenoという言葉は地方によって違う言葉が使われます。

 

トゥニカ(Túnica)と呼ばれる丈の長い上着(画像で紫の服)は、マラガでは信心会から支給されるのに対しセビリアでは個人で購入しなくてはならないそうです。

 

女性は山車を担がないの?

出典: http://fotos00.diarioinformacion.com

 

昔は女性が担ぐことはできなかったようですが、最近では山車を担ぐ女性が出て来たようです。

 

しかし、女性が担ぐ山車はプロセシオンのオフィシャル・ルートを通れないとか細かいところで差別というか違いがまだあるようです。

 

プロセシオンの追っかけは何という?

 

学生の頃に留学先のマラガで初めてセマナ・サンタを体験し、夜中遅くまで老若男女プロセシオンを追いかける人たちがいるということを知りました。

 

次のプロセシオンがくるまで通りに座って待っていたり、プロセシオンを見て感極まって泣いたりする人もいます。

 

プロセシオンの追っかけというと軽い感じがしますが、カピジータ(Capillita)と呼ばれる人はプロセシオンに参加する全てのコフラディアの歴史など非常に細かいことまで知っている人のことを指します。

 

カピジータの人とセマナ・サンタのプロセシオンを見たら違った意味でプロセシオンを楽しめるのかなという気がします。

 

まとめ

スペインの春の宗教的祭り「セマナ・サンタ(聖週間)」のプロセシオンで有名なセビリアとマラガの場合を比較しながら紹介しましたが、いかがでしたか。

 

最後にポイントをまとめて終わりにします。

  • セマナ・サンタの最大の見所である宗教行列をプロセシオンと言う。
  • スペインで最もプロセシオンが有名なのはアンダルシア地方のセビリアとマラガ。
  • プロセシオンに使う山車はセビリアのパソに対して、マラガはトロノ。
  • Cofradiaという信心会がキリストとマリア像を乗せた山車を準備する。
  • 山車を担ぐ人はセビリアでCostalero(コスタレ―ロ)、マラガではHombre de Trono(オンブレ・デ・トロノ)。
  • マラガでは肩で担ぐのに対し、セビリアでは背中の上の部分で山車を担ぐ。
  • 三角棒に目の部分を繰りぬいた受難者の恰好をしたNazareno(ナサレノ)が行列に参加する。
  • プロセシオンの知識豊富な追っかけのことをCapillita(カピジータ)と呼ぶ。

 

スペインのセマナ・サンタ(聖週間)とイースター(復活祭)の習慣や過ごし方などについてはこちらの記事で説明していますので、合わせてお読みください。

スペインでイースターの時期に食べるお菓子とは?聖週間の習慣や過ごし方とは?

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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