春におすすめのスペイン料理はヤツメウナギ?気になる味や伝統料理とは?

ドングリを食べて育ったイベリコ豚「ベジョータ」やシラスウナギのアングーラ(Angula)などスペインの高級食材をご存知の方が多いと思いますが、春が旬の高級食材で【ランプレア(Lamprea)】があります。

 

 

ランプレアは、見た目はウナギっぽいのですが・・・口を開けた時の様子を見ると違うということがわかります。

 

ちょっとエグイ画像になりますが、お許しください。

 

 

ランプレアの特徴や生息地に関する情報から、気になるその味や伝統料理にランプレアを食べれるレストラン情報など紹介します。

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出典: http://4.bp.blogspot.com

 

ランプレアの起源は恐竜よりも古い4~5億年前まで遡ります。川に生息するしていますが、魚とはまた違います。

 

脊椎動物の中でも「顎=アゴ」がない無顎類に属します。ランプレアはアゴの他に鱗もありません。骨格は縦に伸びる軟骨のみです。

 

目の横に7つのエラ穴が並んでいる様子があたかも八つの目に見えることから日本ではヤツメウナギと呼ばれます。

 

淡水の河川で生まれたランプレアは、海で3年ほど成長期を過ごします。産卵のため海から川へ再び戻り、産卵後に死んでしまいます。

 

冒頭の画像で見たように、吸盤のような口とトゲのような歯を使って川にある石や他の魚に吸い付きます。

 

魚に寄生して血を吸って生きることから、「水の吸血鬼」とも表現されます。

 

ランプレアが生息するのはどこ?

出典: https://viaxeaitaca.files.wordpress.com

 

昔は、アンダルシア、エストレマドゥーラ、カタルーニャ、アラゴンとスペイン各地でもとれたランプレアですが、現在はガリシアの他にアストゥリアスやフランスの一部の地域でしか見られなくなってしまいました。

 

ランプレア文化の最後の砦とも言われるガリシアでランプレアが生息するのは、タンブレ(Tambre)、ウジャ(Ulla)、ミーニョ(Miño)の3つ川ですが、特にランプレアの漁場として有名なのがミーニョ川です。

 

ガリシアの河川に生息しているランプレアは、ローマ帝国時代に皇帝が好んで食べた高級料理としてガリシアからイタリアまで生きたまま運ばれたそうです。

 

ランプレア漁業で有名な場所は?

 

ランプレアの中心地でガリシア・ポンテべドラ県にあるアルボ(Arbo)という村があります。

 

ランプレアの捕獲技術に関する説明は省きますが、網を使用する以外にローマ人がつくったとされる石の壁をいまだに使ってランプレアをとるようです。

 

ランプレアの時期に、アルボでは『ランプレア祭』が開催されます。(2017年の日程は、4月28~30日の3日間。)

 

ランプレアの旬っていつ?味は?

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ランプレアの時期は1~2月から始まりますが、旬といえば3~4月の2か月間でしょう。

 

産卵のために川の上流までのぼる間に引き締まった肉は歯ごたえがあり、クセが強く個性的な味がします。

 

『万人受けする味じゃないけれども、私は家族は全員ランプレアが大好きなの!』という友達がいて、毎年ランプレアの時期になると家族揃ってレストランで食事するのが楽しみだそうです。

 

ランプレアはどう料理するの?

ランプレアのボルドー風煮込み料理

出典: http://canalcocina.es

皮をむいて、内臓を取ったランプレアを玉ねぎ・ニンニク・パセリ・赤ワイン・ランプレアの血と一緒に煮込みます。

 

ボルドー風煮込み料理のアルボ(Arbo)村スタイルは、ランプレアを白いご飯と一緒に食べます。

 

ランプレアの腸詰め

 

出典: http://www.obradordelamprea.com

ハムやゆで卵の黄身と一緒に作るソーセージ(腸詰め)です。

 

他にも燻製したランプレアと小さいパスタを一緒に煮込んだ料理、卵と小麦粉に絡ませて油で揚げるランプレア、エンパナーダというガリシア風パイの具材にも使われます。

どこで食べられるの?

ガリシア以外でもマドリッドなど大都市にあるレストランでもこの時期の特別料理としてランプレアを出してくれるところがあります。

 

スペインの新聞紙ABCで【ランプレアが食べれるおすすめのレストラン10店】を紹介していますので、詳細はこちらをどうぞ。

 

旬の時期以外にランプレアを食べる方法は?

ランプレアの缶詰や燻製の商品が売っていますので、1年中食べることができます。

 

出典: http://www.orixegourmet.es/

出典: http://www.escompring.com

まとめ

  • ランプレア(ヤツメウナギ)は太古から生息する希少価値の高い動物。
  • ランプレアがとれるのはスペインのガリシア州の3つの川(ウジャ・タンブレ・ミーニョ川)
  • ランプレアの時期は1~4月(3・4月が特に有名)
  • その独特の味から、好き嫌いが分かれる。
  • 血と赤ワインから作るソースの煮込み料理や燻製したお肉をソーセージにしたり揚げたりと料理方法は色々。
  • 缶詰の商品もあるので1年中食べることができる。

気持ち悪いけど食べてみたくなったという方は、是非トライしてみてください。

 

ランプレアの生息地ミーニョ川の観光地を楽しむツアーについては、こちらの記事を合わせてお読みください。

夏のスペイン旅行で利用したいガリシア観光列車とは?ツアーの内容や時期は?

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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