こんにちは、ガリシア州公認観光ガイドのいつこです。
重大なお知らせ:2025年11月3日からライアンエアーは紙の搭乗券を完全に廃止します。
2025年5月からの紙レス計画でしが、11月3日まで延期されました。引用元: Ryanair
11月から空港でのチェックイン(55€のペナルティ料金あり)は完全になくなり、スマホでのオンラインチェックインや電子搭乗券の表示が必須となります。
旅行で携帯電話を持たない人はほぼいないと思いますが、ライアンエアーではすべての手続きがアプリやウェブ上で完結し、スマホ搭乗が当たり前の状況になっていきます。
とはいえ、はじめて利用される方にとっては、
「アプリって難しそう…」
「オンラインチェックインの方法が良くわからない」
「スマホのバッテリーが切れたら?」
という不安があるかもしれません。
このガイドでは、ライアンエアーの公式発表やサイトの情報、個人の体験談を合わせて2025年の最新ルールに対応したオンラインチェックインの方法や注意点を、初心者にもわかりやすくやさしく解説しています。
あわせて、手荷物ルール・予約時のポイント・アプリの使い方といった関連情報も、記事内で順を追ってご紹介していきます。
是非、本文の内容を参考にして下さい。
【重要】2025年11月からの変更点
- 紙の搭乗券を完全になくす(空港での印刷サービスも廃止)
- すべての手続きをオンラインで完結させる
これにより、スマートフォンが必須アイテムとなります。
預け荷物について
チェックインカウンターも撤去していくとCEOの発表もありましたが、紙の搭乗券廃止も5月から11月へ割とすぐに延長。
いう事がコロコロ変わるので、預け荷物の対応に関してはもう少し先にならないと詳細は分からないでしょう。「Bag Drop」専用カウンターとして残るか、分かった時点で情報を更新する予定です。
預け荷物をご利用の方は、出発前にライアンエアーの公式サイトで最新情報をご確認ください。
この記事を読んでいるタイミングもありますが、紙の搭乗券廃止前に対応してしまいましょう!
オンラインチェックインはいつからできる?
ライアンエアーのオンラインチェックインができる期間は、あなたのチケットタイプによって異なります:
- 座席指定(有料)をした場合:出発の60日前から可能
- 座席指定なし(無料)の場合:出発の24時間前から2時間前まで
座席指定のメリットは、60日前からチェックインできる以外にこんなことも。
- 長期旅行中で、次の目的地へのチェックインを早めに済ませたい
- グループや家族で隣り合って座りたい
- 特定のシート(窓側や通路側、前方座席など)に座りたい
座席指定に関しては、フライトの予約に関して説明した記事で詳しく説明しています。
次に、オンラインチェックインの方法を説明します。
オンラインチェックインの方法(パソコン編)
パソコンからオンラインチェックインを行う手順を、スクリーンショット付きで解説します。
step
1ライアンエアーの公式サイトにアクセス
公式サイト(www.ryanair.com)にアクセスし、上部メニューの「Check-in」をクリックします。

表示された画面で以下の情報を入力します:
- 予約番号(Reservation number / Booking reference)
- 予約時に使用したメールアドレス(Email address)
「Log in」ボタンをクリックします。
step
2乗客情報の確認
乗客の情報を確認し、必要に応じて以下の情報を入力します:
- 名前
- 国籍を選択
- 誕生日
を入力し、Continuar(続く)を押します。
注意点: この段階で「スーツケースを追加しますか?」「保険に加入しますか?」などの追加サービスの案内が表示されますが、必要なければスキップして構いません。
預け荷物がある場合の追加料金について知りたいなら
step
3座席の確認(または選択)
座席指定を事前に購入している場合は確認画面が表示されます。
座席指定をしていない場合は、この段階で有料で座席を指定するか、自動割り当てを選ぶことができます。
「No thanks」またはページ下部の「Continue」をクリックすると次に進みます。
step
4搭乗券の表示・ダウンロード
チェックインが完了すると、搭乗券(Boarding Pass)が画面に表示されます。
- 「Download」ボタンをクリックしてPDFをダウンロード
- 「Email」ボタンをクリックしてメールアドレスに送信
重要:ライアンエアーのアプリ使用に抵抗がある方は、搭乗券のPDFを携帯で出せるようにしておきましょう。
オンラインチェックインの方法(アプリ編)
2025年の変更に対応するなら、以下の理由からアプリをおすすめします:
- 搭乗券をアプリ内に保存できる(紙の搭乗券が不要)
- 通知で事前にチェックイン開始をお知らせ
CEOの発表では、ライアンエアー利用者の約60%がすでにモバイルアプリでチェックインしているとのこと。
詳しいアプリでのチェックイン方法や便利機能については、こちらの記事で詳しく解説しています。
空港での流れと搭乗手続き
2025年5月以降にチェックインカウンターがなくなっていくのであれば、空港での流れは下記のようになるでしょう。
空港到着後の流れ
- 空港到着
- ビザチェック(詳しくはこの後で説明します)
- セキュリティチェックへ直行
- スマートフォンに表示したオンラインチェックイン済みの搭乗券を準備
- パスポートまたはIDカードを用意
- 預け荷物がある場合(2025年5月以降の詳細は未定)
- 現時点では「Bag Drop」カウンターが残ると予想されますが、詳細は未発表
ビザチェックは必須?
以前、国内線に関して必要ない、ポーランドのクラクフ空港からマルタまでもチェックはなかったと読者の方の体験談も頂きましたが…
- 日本を含むEU圏外からの旅行者
- EU圏内でも特定のルート(必要な路線では搭乗券にその情報が表示)
では、空港のセキュリティエリアに進む前に、ライアンエアーのビザ/書類チェックデスクで渡航書類の確認とスタンプを受ける必要があるとサイトに説明があります。
空港でこの書類チェックデスクを探すのは面倒ですよね?
公式サイトでは説明の続きがあり、
当社のアプリを通じてチェックイン手続き中にパスポート確認を完了することができます。引用元: Ryanair
日本人の場合、このオンラインパスポート確認サービスが利用できます。
予定滞在期間を超えて少なくとも6か月間有効のパスポートであることが必要です。
ただし、パスポート確認プロセスが利用できない場合は、空港のビザチェックデスクに進む必要があります。
搭乗ゲートでの手続き
搭乗ゲートでは、次の2つのグループに分かれて搭乗します。

- Priority(優先搭乗権あり)の乗客
- Non-priority(優先搭乗権なし)の乗客
Priority利用者が先に搭乗します。搭乗ゲートでは、スマートフォンに表示された搭乗券のQRコードとパスポートを提示します。
バッテリー切れ対策とライアンエアーの公式対応
「スマホのバッテリーが切れてしまったら?」という不安に対して、ライアンエアーは次のように発表しています:
「バッテリーが切れた場合でも、搭乗ゲートでお客様の座席情報とパスポートを確認し、その場で対応します」
最悪の場合でも搭乗は可能ですが、次の対策のいづれかをしておくと良いでしょう。
- モバイルバッテリーを持参する(10,000mAh以上推奨)
- 搭乗前にスマホを充電する(空港内の充電スポットを活用)
- 省電力モードを活用する
- 搭乗券のスクリーンショットを撮っておく(アプリが起動しなくても表示可能)
- 同行者のスマホにもバックアップを送っておく
特に長時間のフライトの前には、充電状態に余裕を持たせることが大切です。
まとめ:これだけ覚えておけば大丈夫!
2025年11月からのライアンエアー利用で絶対に押さえておくべき3つのポイント:
- スマホでの搭乗券提示が基本に
- オンラインチェックインのタイミング
- 最悪の場合搭乗ゲートで対応可能だが、スマホバッテリー対策は必須
2025年11月からアプリの使用は必須ですが、自分の体験から言えることは慣れると非常に便利です。
特に難しいこともなく、アプリは思った以上に楽で便利ですので次の記事も合わせて参考にして下さい。
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この4つの記事を読めば、ライアンエアーの利用は怖くない!(全て2025年版に更新)
この記事の情報は2025年4月時点のものです。自分の一時体験や空港スタッフに確認したことなど正しい情報を載せるよう努めておりますが、ライアンエアーは予告なくルールを変更することがあります。ご利用は自己責任で最新情報は公式サイトでも確認することをおすすめします。
最後まで読んで頂きありがとうございました。