サンティアゴ・デ・コンポステーラは、1年を通じてどこかでお祝いの鐘が鳴っている街です。
「いつ行くのが一番いいですか?」と聞かれることがありますが、
その答えはあなたが「誰と、どんな風に過ごしたいか」によって変わります。
今回は、2026年の最新スケジュールとともに、ガイドブックの主役から地元民の本命まで、公認ガイドの私が厳選した3つのお祭りを軸にご紹介します。
2026年 サンティアゴお祭りカレンダー
| 開催時期 | お祭り名 | 2026年の日程 | こんな人におすすめ! |
| 冬 | カー二バル(エントロイド) | 2月中旬 | 仮装大好きなひと! |
| 春 | セマナ・サンタ | 3月29日〜4月5日 | 厳かな伝統と歴史を味わいたい |
| 5月 | アセンシオン | 5月14日(当)前後 | 地元っ子の活気に混ざりたい |
| 6月 | サン・フアン | 6月23日夜〜24日 | 魔法のような夏の夜を体験したい |
| 7月 | 聖ヤコブ祭 | 7月15日〜31日 | 聖地のクライマックスを見たい |
ガリシアの冬の熱狂:カーニバル(エントロイド)
サンティアゴの冬を締めくくるのが、ガリシア語で「エントロイド(Entroido)」と呼ばれるカーニバル。
街中が仮装した人々で溢れ、伝統的な豚肉料理を食べる賑やかな時期です。
特にガリシア内陸部では非常に独特な仮面劇が見られるので、この時期に訪れるなら必見です。
【伝統】祈りと静寂の時間:セマナ・サンタ(聖週間)
派手なお祭りとは一線を画すのが、春のセマナ・サンタです。
- 歴史の息遣い: ロマネスク様式の建物が並ぶ石畳の通りを、三角頭巾を被った信者たちの行列(プロセシオン)が静かに進みます。
- こんな方に: 宗教的な伝統や、中世から続く深い祈りの雰囲気を感じたい方には、この時期の訪問が最も心に響くはずです。
ここからは、私がおすすめのサンティアゴ3大祭りを紹介します。
【王道】ガイドブックの主役:聖ヤコブ祭(Apostol)
サンティアゴで最も有名なお祭りが、7月25日の「聖ヤコブの祝日」を中心に行われる聖ヤコブ祭です。
- ヤコブの祝日(7月25日): 祭りのハイライト。大聖堂を彩る花火が打ち上がり、街は最高潮の熱気に包まれます。 [cite: 2026-02-21]
- ボタフメイロ: 大聖堂内で巨大な香炉が舞う姿は圧巻。この時期、目にするチャンスも増えます。⇒巨大香炉ボタフメイロの秘密と鑑賞のコツはこちら
- 祭りのフィナーレ(7月31日): 約2週間にわたる祝祭の最終日。この日も華やかな花火とともに、聖地の夏が締めくくられます。
聖ヤコブ祭のさらに詳しい見どころ・最新スケジュールは?
【地元流】サンティアゴっ子の本命:アセンシオン祭り(Ascension)
ガイドブックでは小さく扱われがちですが、「これこそがサンティアゴの地元のお祭り!」と市民が思っているのが、このアセンシオン(昇天祭)です。
アセンシオンって何?
復活祭から40日後、イエスが昇天した日を祝う行事です。 スペイン全土で祝われる宗教行事ですが、この日が祝日になるのは、サンティアゴ市内だけ。 だからこそ、街の人たちにとっては「自分たちの祭り」という特別な意識があります。
地元民に愛される3つの理由
- タコの巨大テント(カルパ): お祭りの時期だけアラメダ公園に現れる特設テントで、茹でたてのガリシア風タコ(Pulpo á feira)を頬張るのがサンティアゴ流。
- キレッキレの巨大人形「カベスードス」: 大きな頭の被り物をしたグループが旧市街でダンスを披露します。 中の人が酸欠になるほどの激しい動きに注目です。
- 高速すぎる観覧車(ノリア): 屋根のないオープンタイプの観覧車は驚くほどスピードが速く、スリル満点!
【最推し】1年で一番魔法がかかる夜:サン・フアンの火祭り(San Juan)
私が一人のサンティアゴ住民として、私が1年で最も愛しているのが、6月23日の「サン・フアン(聖ヨハネの火祭り)」の夜です。
- 魔法の夜: 1年で最も短い夜。街中に焚き火(ホゲイラ)が灯り、火を飛び越えて厄を払う人々の笑顔が溢れます。
- 香ばしい夏の味: この夜の主役は、炭火で焼くイワシ!香ばしい煙とともに、サンティアゴが最も幻想的に輝く瞬間です。
サン・フアンの火祭り:詳しい楽しみ方と注意点は?
まとめ:あなたのサンティアゴ旅行を最高のタイミングで
有名な聖ヤコブ祭で熱狂するもよし。 アセンシオンで地元民に混じってタコを囲むもよし。
どのお祭りの時期に訪れても、その時期ならではの「サンティアゴの顔」を見ることができます。
お祭りの時期に合わせた「プライベートガイド」の活用法もぜひご相談ください。


