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EasyJet欠航の返金とEU261補償|拒否から1000€逆転した実体験ガイド

2025年11月18日

イージージェット(EasyJet)のフライトキャンセルに伴う補償手続きガイド
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いつこ

多くの巡礼者が目指すゴール、サンティアゴ・デ・コンポステラ在住。スペインガリシア州公認ガイド。観光学修士(Master)としての知識と現地在住者ならではの視点を活かし、ガイドブックには載らない「本当のガリシア」を発信中。 年間100名以上の日本人巡礼者を聖地へご案内しています。

「フライトはキャンセルです。あちらの列に並んでください」

2025年7月、マデイラ島。空港スタッフの早いポルトガル語は半分も理解できず、説明の紙一枚すら渡されないまま、私たちは長蛇の列へと追いやられました。

電光掲示板に並ぶ「CANCELLED」の文字。

島という閉ざされた場所で、次の便は3日後だと言われた時の、胸の奥からこみ上げるような閉じ込められた感覚は今でも忘れられません。

しかし、情報を集めて冷静に、そしてしつこく交渉を続けた結果、実費全額返金に加え、家族4人で1,000ユーロの補償金を獲得することができました。この記事では、今まさにトラブルに直面している方が最善の行動を選べるよう、私の実体験のすべてを記録しています。

今、空港で何をすべきか(緊急チェックリスト)

フライトキャンセル表示の掲示板 空港に集まる沢山の乗客

詳細な体験記を読む前に、まずこの3点だけは徹底してください。

  • 領収書をすべて保管する: ホテル代、食事代、空港までのタクシー代、Uber代などはすべて返金対象です。レシートは必ず写真に撮って保存してください。
  • 自力でアプリをチェックする: スタッフの「3日後まで満席」という言葉を鵜呑みにせず、公式アプリで空席を探してください。空席を見つけたら、その便を指定して交渉するのが近道です。
  • 補償対象か1分で判定する: 自分で交渉する気力がない場合は、まず代行サービスで「いくら戻ってくるか」を確認してください。

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実体験:マデイラ空港での混乱と「聖ロベルト」の助け

EasyJetのカスタマーセンターに並ぶ長蛇の列

空港内にあるEasyjetのカウンターで私たちが目にしたのは、長蛇の列。

異様なほどの人の多さとピリピリとした空気でした。

ロベルトとの出会い

フライトキャンセルで知り合ったロベルトと再会

列の中で気持ちが押しつぶされそうになった時、思い切って前にいた男性に声をかけました。

彼の名前はロベルト。マデイラ出身ですが、ベネズエラ育ちでスペイン語を話す彼は、地元の事情に非常に詳しく、大きな心の支えになってくれました。

「LCCは経験の浅いパイロットが多く、この空港の風を嫌って着陸を避けることがあるんだ。他社が飛んでいるのにEasyJetだけ欠航するのは、そういうことだよ」

彼の言葉で、この欠航が「不可抗力の天候不良」だけではないという確信を得ることができました。

さらに彼は、疲れ果てていた私たちを車で宿まで送ってくれました。

「かつて英語ができなかった自分を助けてくれた人がいた。今日は僕が助ける番だ」という彼の言葉に、本当に救われました

徹底解説:EasyJetとの3回にわたる電話交渉

翌朝、私たちは「一日でも早く帰る」ために、カスタマーサポートへの電話交渉を開始しました。

担当者が変わるたびに一から説明し直す、メンタルを削られる作業でした。


  • 1回目

    「変更料が必要です」と一蹴されました。勝手に予約された3日後の便ではなく、私たちは早く帰る権利があると伝えても、まともな対応はありませんでした。


  • 2回目

    ホテルの手配を強く要求しました。メールでの連絡はないものの、システム上は予約されていると言われ、自力で場所を検索して直接ホテルへ向かい、なんとかチェックインに漕ぎ着けました。


  • 3回目

    ホテルのプールで遊ぶ子供たちを見守りながら、夫がサイトで翌日の4席の空きを発見。即座に電話し、粘り強く交渉した結果、ついに「変更料なし」での前倒し便への振替を勝ち取りました。


 

実費返金の手続き|フォーム入力だけでOK(9日で全額返金)

EasyJetのフライトキャンセルによる実費請求

サンティアゴに戻ってきてから、滞在中に自分たちが払った実費の返金請求をしました。

返金対象:

  • 初日のホテル代
  • 空港〜ホテルなどの移動費
  • 食事代(朝・昼・夜)
  • その他の立替(空港パーキングの超過料金など)

EasyJetから送られてくるメールに実費返金申請専用のリンクが送られてくるのでアクセスし、必要事項の記入とレシートをアップロードするだけです。

👇 実際のフォーム
https://www.easyjet.com/claim/es/welfare

申請から 9日後、全額返金されました。

✈️ EU261のしくみを先に整理したい方へ
この先では、私たちのケースを例にEU261補償についても触れていますが、 制度の全体像と「返金」と「補償金」の違いだけを先に知りたい方は、こちらのガイドも参考になります。
→ EU261で受け取れる補償をわかりやすくまとめたガイドはこちら

EU261補償の基本|距離別の補償額まとめ

EU261とは、EU域内を発着する航空便が、遅延や欠航などによって影響を受けた乗客の権利を保護するための法律です。

補償額は、距離によって下のように変わります。

距離 補償額 対象となるケース
1,500 km 未満 €250 キャンセル/3時間以上の遅延
1,500〜3,500 km €400 キャンセル/3時間以上の遅延
3,500 km 以上 €600 キャンセル/3時間以上の遅延
出発2週間以上前のキャンセル通知 なし 早期通知は対象外

今回のマデイラ→ポルト便のキャンセルは、当日発生。 マデイラ→ポルト間は1,200km程度のため、

1名250ユーロ × 4名 = 1,000ユーロ が補償対象となりました。

EU261補償が一度「拒否」された時の対処法|上位機関で逆転

航空会社がEU261補償を拒否する場合があります。

主な理由は「航空会社の責に帰すことのできない不測の事態」。 ここには、悪天候やストライキなどが含まれます。

しかし、航空会社が拒否してきても方法はありますので次の流れを読んで下さい。

🔶 STEP 1|EasyJetへ補償申請

約1週間後に返ってきたのは、

「天候のため補償は支払いません。」

という拒否メール。

でも、あの日のマデイラ空港で、Ryanairや他の航空会社の便は普通に飛んでいました。

キャンセルされたのはほぼEasyJetの便。

再度アクションを起こすのに1か月半以上かかりましたが、別の場所に連絡をしました。

🔶 STEP 2|ポルトガル民間航空局(ANAC)へクレーム送信

EasyJetからEU261w御拒否されて民間当局へクレームを送る人

ANAC(ポルトガル民間航空局) のサイトからクレームを提出。

クレームフォームへの必要事項記入の他に、

  • EUのクレームフォーム
  • 航空チケットの予約のコピー
  • 航空会社からの拒否回答メール

を添付しました。

1週間後、現在審査中との受理メールが届きました。

🔶 STEP 3|ANACが EasyJet に説明要求 → 状況が動き始める

ANACから翌日に: 「現在、EasyJetに説明を求めています。」 というメールが届きますが、ここで状況が一転します。

🔶 STEP 4|EasyJetが補償を認めるメールを送ってきた!

翌日、EasyJetから突然メールが。

「あなたは、EU261補償を受ける権利があります。」

メールには補償金を受け取る口座情報記入フォームが添付されていました。

🔶 STEP 5|翌日“支払い完了”通知

記入して書類を送った翌日、

「30日以内に口座に振り込まれるでしょう。」

というメールが到着しました。

現在は振込待ちですが、補償金も払ってもらうところまで状況を逆転することができました!

EU261では、

不可抗力を主張する場合、航空会社が証明義務を負う

というルールがあります。

EasyJetが補償を拒否した後にANACへクレームを出したのは、この“証明義務”を求めるためでした。

その結果、

EasyJetは逃げ道がなくなり、態度が180度変わったのだと私は考えています。

英語や交渉が不安な人へ|補償申請の代行サービスという選択肢

EU261 の申請は、「やれば誰でもできる」のですが、旅行した国の言語または英語のメール・書類提出・航空会社とのやり取りはストレスを感じます。

今回の経験を夫と改めて振返って痛感しましたが、EasyJetとの交渉はとにかくメンタルを削られます。

ポルトガルの民間当局へのクレームフォームも分かりやすいわけではありません。

「自分で交渉する余力がない」 「航空会社から拒否されたあとの手続きが不安」 という方には、現実的な選択肢だと思います。

まずは補償対象かどうか無料でチェックできます。

🛫 自分で交渉する余力がないときの選択肢

EasyJetなどのフライトキャンセルでEU261補償の申請や英語でのやり取りが不安な方は、成功報酬型の代行サービスを使うのもひとつの方法です。
実費を先に支払う必要はなく、補償が実際に支払われたときだけ手数料が発生します。

✈️ 航空会社との交渉が不安な方へ

「英語でのやり取りが面倒」「申請したけど無視された」という場合は、補償請求のプロ「AirHelp(エアヘルプ)」に丸投げするのも賢い方法です。

完全成功報酬型なので、補償金が取れなければ費用は1円もかかりません。

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AirHelp vs Compensair 比較|どちらを選ぶべき?

補償代行サービスを利用したいけれど、AirHelp と Compensair のどちらが良いのか迷う方も多いと思います。

違いがひと目で分かるように、スマホでも見やすい比較表にまとめました。

サービス名 特徴 成功報酬 おすすめの人
AirHelp 世界最大級の代行サービス。対応航空会社が多く、オンライン判定が早い。 約35%(目安) 大手の安心感を重視したい人
まずスピード重視で判定したい人
Compensair ヨーロッパ路線に強い。サポートが丁寧という声も多い。 約30%(目安) 手数料を抑えたい人
ヨーロッパ便をよく使う人

どちらも成功報酬型なので、補償が本当に支払われた場合だけ手数料が発生します。

迷ったらまずは AirHelpで確認するのがおすすめです。対象航空会社が広く、最初の「判定」がとても早いからです。

手数料を少しでも抑えたい方は、Compensairも良い選択肢になります。

🛫 自分で交渉する余力がないときの選択肢

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※どちらも成功報酬型サービスです。補償金が支払われた場合にのみ、所定の手数料が差し引かれます。

まとめ|フライトキャンセルに負けないために

フライトキャンセルは、初めての場合は特に情報もないのでどう対応していいか分からなくなります。

航空会社によって対応は変わると思いますが、EasyJetは、自分で動かないと本当に何もしてくれません。

LCC全般は、そういう傾向になるかと思います。 知識と粘り強さがあれば、状況は必ず変えられます。

貴重な時間を無駄にせずに補償金を受けるサービスもありますので、自分のケースで選ぶと良いでしょう。

本文の内容が、マデイラ空港で不安の中ネット検索していた私と同じ(または似た)状況にいる誰かを助けられますように。

最後まで読んで頂き本当にありがとうございました。

補償申請が不安なときの強い味方

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※補償金が実際に支払われた場合のみ、所定の手数料が発生する成功報酬型サービスです。

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