サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂で最も有名な儀式のひとつが、巨大な香炉「ボタフメイロ」の揺れ動く光景です。
この記事では、
- ボタフメイロの最新日程・時間
- どこで見られるか
- 香りを再現したお土産情報
を分かりやすくお届けします。
儀式についてあまり分からない人へ
🙏「ボタフメイロって何?」という方は、儀式の意味や見る時のおすすめの場所をまとめたこちらの記事を先に読んでみてください。
➡️ サンティアゴ大聖堂のボタフメイロとは?儀式の見どころを解説
ボタフメイロの儀式はいつ?
ボタフメイロは毎日のように行われる儀式ではありません。特定の日のみミサの中で実施されます。
✅ 定期的に行われる日(例年)
- 1月6日 三賢者の祝日、公現祭
- 復活の主日
- キリストの昇天祭
- 5月23日 クラビホの戦いに聖ヤコブが現れた日
- 聖霊降臨祭
- 7月25日 聖ヤコブ祭
- 8月15日 聖母被昇天の日
- 11月1日 諸聖人の日
- キリストの日
- 12月8日 聖母受胎日
- 12月25日 クリスマス
- 12月30日 聖ヤコブの遺体を移送した日
イースターは移動祝日です。そのため、イースターと連動する祝日の日程も記載しておりません。
春に旅行を計画されている方は、スペインのイースター休暇はいつ?観光時の注意点は?の記事と合わせてお読みください。
🎉 その他の機会
上記に紹介した日程以外に、サンティアゴ大聖堂のミサで行われる巡礼者のミサ(Misa del Peregrino)で…
- 個人
- 観光客の団体
- 巡礼者グループ
が、お金を払ってボタフメイロを依頼すると見ることができます。
ただし、誰かの寄付のおかげでボタフメイロが予定されていても大聖堂は決して情報を公表しません。
運が良ければ見られます。その時は、寄付してくれた方への感謝を忘れずに。
ボタフメイロの時間

原則として、ボタフメイロはミサの最後に行われます。
巡礼・観光シーズンは、座ってミサを受けるために開始1時間以上前に大聖堂に入ることをおすすめします。
香りを再現したお土産があります
これまでに、『ボタフメイロの香りの元は何ですか?』とか『大聖堂のショップでボタフメイロのお香を買えますか?』というお問い合わせを受けました。
大分昔、ショップの店員さんにボタフメイロのお香は売ってるの?と聞いたら、NOと言われたのですが…
少し前、博物館の女性と話している時に偶然ボタフメイロのお香が売られるていることを知りました!

ボタフメイロに使用されるオフィシャルなお香と書いてあります。
箱を開けてみると…

錠剤の形をした石炭と色んなお香を混ぜた袋が入っています。
ボタフメイロに使われるお香の種類や具体的な配合は、大聖堂の一部の方しか知らない情報です。
一緒に話をした女性スタッフの方は、『でも私たちはある程度の情報があるのでそこから作って売ってるのよ。』と教えてくれました。
石炭とお香の両方に火をつけるようにとアドバイスをもらって家でつけてみたのですが、私は不器用だからか上手くいかず。
やっと香りが出た時は、確かにボタフメイロの匂いだ~となりました。
大聖堂のショップでのみ手に入れることができます。
実際に香りを持ち帰ることで、旅の記憶がより鮮明に蘇ります。
日本のお友達や知り合いにボタフメイロの香りをお土産にしたい方は是非!
関連記事
🕊 ボタフメイロの歴史や意味、儀式の仕組みを知りたい方は:
▶︎ ボタフメイロの解説と見学アドバイス
📍 サンティアゴ観光の全体像が知りたい方は:
▶︎ サンティアゴ観光まとめ記事
まとめ
- ボタフメイロは特定の宗教行事や寄進によって行われます。
- ミサの終盤に使用されるため、時間に余裕を持って行動しましょう。
- 香りのお土産は旅の記憶を残すおすすめアイテムです。
サンティアゴでしか体験できない荘厳な儀式──あなたもぜひ、現地で体感してみてください。
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