トレド大聖堂(Catedral Primada de Toledo)の入場料や見どころ、チケットの買い方を紹介します。
スペインのゴシック建築三大カテドラルのひとつで、エル・グレコの作品をはじめゴヤ、ラファエロ、カラヴァッジョなど16〜18世紀の巨匠たちの絵画が一堂に集まる、美術館にも匹敵する空間です。
この記事を読めば、
- 入場料と割引条件
- チケットの購入方法(オンライン・現地)
- 開館時間と注意事項
- 大聖堂内部の見どころ
が事前にわかります。
私が実際に訪れた時の体験も交えながら紹介します。
トレド大聖堂の入場料は?
料金の種類
| 種別 | 料金 |
|---|---|
| 基本入場券 | 12€ |
| 割引(65歳以上・障害者64%以下・大家族・ユースカード・18歳以下の学生) | 8€ |
| 子供(8〜14歳、家族同伴) | 6€ |
| 無料 | トレド市内生まれ・在住者、8歳未満(家族同伴)、障害者64%以上+同伴者1名 |
基本入場券(12€)で見学できるスペースは以下の通りです。
- 大聖堂(ゴシック建築・回廊)
- 聖歌隊席
- 参事会会議室
- 聖具保管室(エル・グレコの作品多数)
- 両王の礼拝堂
- ピナコテカ(ゴヤ、ラファエロ、ティツィアーノ、カラヴァッジョなど)
入場料は決して安くはありませんが、中に入って見学する価値は十分にあります。
Lumina(夜間体験)について
| 種別 | 料金 |
|---|---|
| Lumina単独 | 24.90€ |
| 基本入場券+Lumina セット | 33€ |
光・音・プロジェクションマッピングで大聖堂を体験する夜間限定のコンテンツです。日程・時間は公式サイトで要確認。
チケットの購入方法
オンライン購入 公式チケットサイト(tickets.catedralprimada.es)からオンライン購入できます。
事前購入で当日の窓口の列を避けられるのでおすすめ。
公式サイトでチケットを購入する現地購入 大聖堂正面の「Tienda de la Catedral(大聖堂ショップ)」の窓口で購入。
場所:カルデナル・シスネロス通り1番(Puerta Llana正面)
入場口はPuerta Llana(プエルタ・ジャーナ)のみ。大聖堂の正面玄関とは別なので注意。
開館時間
| 曜日 | 時間 |
|---|---|
| 月〜土 | 10:00〜18:30 |
| 日曜 | 14:00〜18:30 |
※入場は閉館30分前まで
休館日
- 1月1日(元日)
- 12月25日(クリスマス)
- 大聖堂内で式典がある日(事前告知あり)
特別時間営業日(一部)
- コルプス・クリスティ当日:16:30〜18:30のみ
- 聖木曜日・聖金曜日:11:00〜17:00
- 12月24・31日:10:00〜14:00
祝祭日は通常と異なる時間になることが多いので、訪問前に公式サイトで要確認。
大聖堂内のルール
美術品への接触・レーザーポインター使用禁止
写真・動画撮影禁止(大聖堂内全域)
飲食物の持ち込み禁止
携帯電話の使用禁止(入場時に電源オフ)
露出の多い服装での入場不可
大聖堂内部の見どころは?
主祭壇
主祭壇のRetablo(レタブロ、祭壇画)はもちろん、完成に10年かかった主祭壇を覆う鉄格子も素晴らしいです。
大聖堂を案内してくれた地元のガイドさん曰く、「主祭壇よりもここがスゴイんだ。」というのは主祭壇の裏側にある「トランスパレンテ(Transparente)」と呼ばれるもの。

18世紀(1729〜1732年)に作られ、当時はスペインバロックの最高作品と言われたものだそうです。
聖歌隊席(Coro)

主祭壇の向かい側にあるのが聖歌隊席です。
毎年5月、Batalla de órgano(オルガンの戦いという意味)という演奏会が行われます。
参事会会議室(Sala Capitular)

トレド大聖堂の位の高い聖職者同士で話し合いをして異なるテーマの決定を行っていた参事会室という場所は、
入る前のスペースから豪華で、部屋全体にフレスコ画や歴代の大司教の絵を見ることができます。
聖具保管室(Sacristía)
トレド大聖堂の内部は本当にどこも素晴らしいのですが、中でも贅沢すぎると思ったのはこの聖具室です。
聖職者がミサの前に服を着替えたりする場所ですが、エル・グレコの作品を多く見ることができます。

中でも有名な作品は、キリストの聖衣剥奪(El Expolio)
キリストが十字架に架けられる前に衣服を剥がれる姿を描いているのですが、グレコはこの作品で重要な間違いをおかしています。
- 絵の左下に福音書に書かれていない3人のマリアを描いている。
- キリストの頭より群衆の方が高い位置においた構図になっている。
絵の依頼主であるトレドの大聖堂は、修正を要求しますがプライドの高いエル・グレコはそれを拒否します。
これに対し大聖堂側は報酬を払わなくなりました。これがきっかけでエル・グレコは大聖堂相手に訴訟を起こします。
結局、グレコは絵の修正は行わず、作品の依頼を受けた時に提示された金額よりも少ない報酬額を手にします。
しかしながら、この訴訟騒動によりエル・グレコの名前が知れ渡るようになったそうです。
エル・グレコというと絵画の印象が強いですが、数少ない貴重な彫刻作品もありますので是非見て下さい。
聖具保管室にあるトレド大聖堂所有の絵画コレクションは美術館並みのレベルでとにかく見る価値があります。
大変貴重な絵画を展示しているスペースですが、これといった警備体制が見られないことにも驚きました。
見学する人々を信用しているからなのでしょうが、大丈夫?とこちらが心配してしまう絵と人の距離が近いです。
まとめ
- トレド大聖堂はゴシック建築の三大カテドラルのひとつ
- 基本入場料は12€。割引8€、子供(8〜14歳)6€、8歳未満無料
- 夜間体験「Lumina」は24.90€、基本入場券とのセットは33€
- チケットはオンライン(tickets.catedralprimada.es)または現地のTienda de la Catedral(Puerta Llana正面)で購入
- 入場口はPuerta Llanaのみ。大聖堂の正面玄関とは別
- 開館時間:月〜土10:00〜18:30、日曜14:00〜18:30
- 大聖堂内は写真・動画撮影禁止
- 大聖堂内部には主祭壇をはじめとする見どころが多いが、聖具保管室のエル・グレコの作品は特に注目
トレドの大聖堂の入場料は安くはありませんが、見学する価値は十分あります。
エル・グレコの絵のスタイルは正直あまり好きではなかったのですが、彼と作品にまつわるエピソードを聞いて少し印象が変わりました。
今回ご紹介したのはほんの一部で、時間をかけてゆっくり見たい大聖堂です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。