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サンティアゴ観光

【2025年10月開始】サンティアゴ宿泊税はいくら?ホテル・アルベルゲ別料金と免除条件

2025年9月26日

サンティアゴ宿泊税はいくら?ホテル・アルベルゲ別料金と免除条件の完全ガイドのアイキャッチ画像
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いつこ

多くの巡礼者が目指すゴール、サンティアゴ・デ・コンポステラ在住。スペインガリシア州公認ガイド。観光学修士(Master)としての知識と現地在住者ならではの視点を活かし、ガイドブックには載らない「本当のガリシア」を発信中。 年間100名以上の日本人巡礼者を聖地へご案内しています。

バルセロナやローマなど、世界の観光都市では一般的になっている「宿泊税(滞在税)」。

ついに、2025年10月1日から聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラでも導入されました。

これから旅行や巡礼を計画している方にとって、気になるのはやはり「お金」のことですよね。

「ホテルだといくら?」「巡礼宿(アルベルゲ)も対象なの?」「免除される人は?」

この記事では、サンティアゴ市が発表した公式情報をもとに、消費税(IVA)込みの「実際の支払い金額」や、巡礼者が知っておくべきポイントを分かりやすく解説します。


1. 宿泊税とは?なぜ今、導入されるのか

サンティアゴは人口約10万人の街ですが、年間数百万人の観光客と巡礼者が訪れます。

特に近年の巡礼ブームは凄まじく、街の清掃やインフラ維持にかかるコストが急増しています。

市は導入の理由をこう説明しています。

「街に宿泊する人々が、持続可能な観光モデルの発展に協力するために、小さな負担を分かち合う仕組みです」

つまり、私たちが払う税金は、**「世界遺産の街並みを守り、ゴミのない美しい通りを維持するため」**に使われるのです。

美しいサンティアゴを未来に残すための「協力金」と考えると、少し払いやすくなるかもしれませんね。

2. いくらかかる?【税込】施設別・料金早見表

ここが一番重要なポイントです。

宿泊税のベース金額に加え、スペインでは**税金にも消費税(IVA 10%)**がかかります。

実際にフロントで支払う金額は以下の通りです。

宿泊施設の種類税抜(ベース)支払額(税込)※1人1泊あたり
5つ星・4つ星上位2.50 €2.75 €
4つ星ホテル2.00 €2.20 €
3つ星・2つ星ホテル1.00 € - 1.50 €1.10 € - 1.65 €
1つ星・オスタル1.00 €1.10 €
観光アパート1.00 € - 2.50 €1.10 € - 2.75 €
民営アルベルゲ1.00 €1.10 €
公営アルベルゲ0 €0 € (免除)

※最大5泊分まで課税されます(6泊目以降は無料)。

3. 巡礼者への影響は?アルベルゲの扱い

巡礼者にとって、毎日の宿泊費は切実な問題です。

サンティアゴ到着後の宿泊については、以下のルールが適用されます。

民営アルベルゲ・ホテルの場合

課税対象です。

たとえ巡礼者であっても、民間の施設に泊まる場合は1泊あたり1.10€〜の税金を支払う必要があります。

「クレデンシャル(巡礼手帳)」を見せても免除にはなりません。

公営アルベルゲの場合

免除されます。

ガリシア州(Xunta)が管理する公営アルベルゲ(Albergue de la Xunta)に宿泊する場合は、宿泊税はかかりません。

ただし、サンティアゴ市内の公営アルベルゲは数が限られているため、多くの巡礼者は民営またはホテルを利用することになるでしょう。

4. 払わなくていいケース(免除条件)

以下に当てはまる場合は、証明書を提示することで税金が免除されます。

  • 未成年: 親から独立していない子供。
  • 障害者: 65%以上の障害がある方。
  • 健康上の理由: 治療などで滞在する場合(診断書が必要)。
  • 公認大会の選手: スポーツ大会などに参加する登録選手(証明書が必要)。
  • 不可抗力: 天災などで足止めされた場合。

※免除を受けるには、宿泊施設で「自己申告書(Declaración responsable)」への記入が必要です。

5. よくある質問(支払い方法など)

Q. いつ、どうやって払うの?

基本的には、ホテルのチェックイン時またはチェックアウト時に、宿泊代金と一緒に請求されます。

くの施設ではクレジットカードでまとめて支払えますが、施設によっては現金払いを求められる場合もあります。

Q. Airbnb(民泊)も対象?

はい、対象です。「Vivienda de uso turístico(観光用住居)」というカテゴリに含まれ、ホテルのランクに準じた金額(または一律料金)が徴収されます。

まとめ:美しい街を守るための「1ユーロ」

2025年10月以降、サンティアゴでの宿泊には「プラスα」の出費が必要になります。

  • 開始日: 2025年10月1日
  • 金額: 1泊あたり 約1.10€ 〜 2.75€(税込)
  • 巡礼者: 民営宿は課税、公営宿は免除

少し負担は増えますが、このお金はゴミ収集や歴史的建造物の保護に使われます。

私たちが愛するサンティアゴが、いつまでも美しい巡礼の地であり続けるための「未来への投資」として、快く協力したいですね。

税金のことは把握できましたか?

次は、サンティアゴ滞在を最高のものにするための「観光・グルメ情報」をチェックしましょう!

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【2025年版】サンティアゴ・デ・コンポステーラの観光・グルメ情報まとめ!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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多くの巡礼者が目指すゴール、サンティアゴ・デ・コンポステラ在住。スペインガリシア州公認ガイド。観光学修士(Master)としての知識と現地在住者ならではの視点を活かし、ガイドブックには載らない「本当のガリシア」を発信中。 年間100名以上の日本人巡礼者を聖地へご案内しています。

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