この記事では、カナリア諸島ラ・パルマ島にあるロケ・デ・ロス・ムチャーチョス天文台について紹介します。
と、ご存知ない方が多いかもしれませんが…
世界有数の天文観測所がある場所です。
専門ガイドの説明を聞いて観測所の見学ができたり、トレッキング・コースにもなっています。
ラ・パルマ島で必ず訪れるべき場所として有名な場所のひとつです。
こんな方におすすめ
- ロケ・デ・ムチャ―チョスがどんなところか気になる。
- ロケ・デ・ムチャ―チョスへ行きたいが、見学等に関する情報が欲しい。
現地へ行ってみて分かったこと、事前に知ってたら良かったなと思ったことを紹介しますので参考にして下さい。
ロケ・デ・ロス・ムチャ―チョス天文台情報
と、今回の滞在で主人が1番楽しみにしていた天文台は、1985年に開設されました。
天体観測や天文学研究に非常に恵まれた環境を持っていることから、
ドイツやイタリアなどのヨーロッパ諸国だけでなく、世界中の政府が出資をして観測所を建設しています。
2009年にスペイン・メキシコ政府と米フロリダ大学が出資した世界最大口径の光学・赤外線望遠鏡が完成。(参考: AFP BB News)
(チェレンコフ・テレスコープ・アレイ1号機)
2018年には、宇宙から飛来する光の一種「ガンマ線」を観測する日本や欧州などの共同チームによる
最新鋭の望遠鏡「チェレンコフ・テレスコープ・アレイ(CTA)」の1号機が完成しました。(参考: 日経)
天文台の見学は可能?
ロケ・デ・ロス・ムチャ―チョス天文台観測所の見学には、下記の条件が必要です。
- スターライト認定の専門ガイドが同行している事。
- 見学は日中のみで夜の見学は不可。
- 見学を希望する場合は、専門ガイドと希望日と時間を設定して予約する。
- 所要時間は、70~90分
- 6歳以下の子供は見学不可。
- 18歳以下の子供には、大人が同行。
注意
子供の年齢が合わず、私たちは見学できませんでしたが、興味のある方は下のサイトから詳細をご覧下さい。
天文台の見学は諦めましたが、車で見晴らし台まで行きました。
次に、天文台の見晴らし台へ初めて行く方が事前に知っておいた方がいい点を次に紹介します。
天文台の見晴らし台へ行く時の注意点
道のコンディション
ラ・パルマ島で一番高い点(標高2,246m)までの道ですが、カーブをくねくね回りながら登って行きます。
距離も長いですが、車酔いしやすい人はかなり注意が必要です。
実際、4歳の娘は天文台近くで吐いてしまい、私も具合が悪くなりました。
訪問時間に注意
最新鋭の望遠鏡「チェレンコフ・テレスコープ・アレイ(CTA)」の1号機を横目にもう少しで展望台という時、
と、警備員の人に止められました。
1時間以上かけてやっとここまで来て引き返すのも…、仕方なく待っている車の列に並びました。
待っている時間にとても親切な警備員さんが教えてくれて分かったのは次の点です。
- 展望台に上にある駐車場のスペースは30~35台ほど。
- 展望台から降りてくる車を見送って1台ずつ登らせるシステムは、2019年8月に開始。
- 午前11時~午後15時までが一番混む。
- 週末の混む時間に行くと、最大1時間30分待ちになる。
- 朝10時頃や15時以降は、すいているのでコントロールはなし。
観光客が集中する時間に、CTA1号機の横で待つシステムは秋ぐらいまで続くのではないかということですが、
朝早めに行くのが良いです。
並ぶ時間帯に行く場合、周りに休憩所やバルなどは一切ないので水やちょっとした食べ物があると良いでしょう。
見晴らし台の景色は一見の価値あり!
と、警備員の言葉通り20分ほどまって見晴らし台まで登ることができました。
(写真奥左はテネリフェ島のテイデ山。右はゴメラ島。)
見晴らし台から続く道を歩きながら見えてくる景色がとにかく素晴らしかったです!
途中からさらに狭くなった道を通って別の見晴らしポイントまで進むことができますが、子供と行くには怖かったので断念。
ビーチサンダルなどであるいている観光客もいましたが、最低でも運動靴などを履いて歩いた方がいいかなと思いました。
いずれにしても、厳しい車での移動を我慢して登ったかいがありました。
沢山写真を撮ったのですが、実際に見る景色は写真以上に感動しますので、興味のある人は是非行って見て下さい♪
ロケ・デ・ロス・ムチャ―チョスから帰る時の道は?
見晴らし台から降りて行く時、サンタ・クルス・デ・ラ・パルマへ行く道と逆の方向へ行く道があります。
グーグルマップを使ったらサンタ・クルス・デ・ラ・パルマとは逆の方向の道を案内するかもしれません。
確かに距離は短いですが、道のコンディションが本当に悪く下り坂の斜面もかなり急で危ないそうです。
私たちは、警備員さんの教えに沿ってラ・パルマ方面から帰りましたが、後日レストランで会った観光客親子が
逆の道を通ったらしくひどかったと言っていましたので注意して下さい。
まとめ
- ラ・パルマ島で1番標高が高いロケ・デ・ムチャ―チョスには世界有数の天文台がある。
- 世界各国の政府が出資した天文観測所を見る事ができる。
- スターライト認定の専門ガイドの説明を聞いて見学をすることが出来るが事前予約が必要。
- 12歳以下の子供は見学不可。
- ロケ・デ・ロス・ムチャ―チョスの見晴らし台へ車でアクセス可能。
- 駐車スペースが限られているため、曜日と時間帯によって1時間以上待ちのケースも。
- ロケ・デ・ムチャ―チョスへの道はカーブが多いので車酔いしやすい人は要注意。
- 帰りはサンタ・クルス・デ・ラ・パルマ経由がおすすめ。
最後まで読んで頂きありがとうございました。