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【カナリア諸島】ラ・パルマ島の国立公園は入場制限あり!予約方法や注意点は?

2019年8月24日

ラ・パルマ島の国立公園の景色

この記事では、スペインカナリア諸島のラ・パルマ島にあるラ・カルデラ・デ・タブリエンテ国立公園について紹介します。

 

特に、公園内にあるクンブレシータ見晴らし台は…

  • カルデラの絶景や地元の植物の観察
  • ハイキングコース
  • 景色の写真撮影

を楽しみたい観光客が1番多く集まるポイントです。

 

地元の人もラ・パルマ島に来たらこの国立公園へ行けと勧めるほどの場所ですが、

 

入場制限があるため、事前予約が必要です。

 

本文を読めば、

  • ラ・カルデラ・デ・タブリエンテ国立公園の事前予約
  • 国立公園へ入っていく時の流れ
  • 国立公園のハイキングコースの様子

が分かるようになっています。

 

ちなみに、私がここを訪れた日は、カナリアス諸島のひとつであるグラン・カナリア島で大規模な山火事が発生しており

 

ラ・パルマ島の国立公園でも山火事危険度が最高レベルの対応になっていました。

 

国立公園の絶景やハイキングコースを楽しみたいなら、こんな時に行く事はおすすめしません。

というメッセージを込めて、私たちが行った時の状況を紹介します。

 

4歳と7歳の子供2人を連れて行きましたので、子供連れで行きたい方も参考にして下さい。

ラ・パルマ島のカルデラを楽しめる国立公園の場所は?

ラ・パルマ島の国立公園の位置

(大きく凹んだ部分が、カルデラ・デ・タブリエンテ国立公園の場所)

 

ラ・カルデラ・デ・タブリエンテ国立公園は、ラ・パルマ島のちょうど真ん中あたりに位置します。

 

1954年6月に国立公園に指定され、公園内で出発地と終着点、そして難易度が異なる計12のハイキングコースがあります。

 

先ほども伝えたように、地元の人も勧めるラ・パルマ島で人気の観光地ですが…

 

2007年より国立公園で最も観光客が集まるクンブレシータ見晴らし台は入場制限が敷かれています。

 

早速、入場制限の内容と事前の予約方法などを説明していきます。

 

ラ・パルマ島にある国立公園の入場制限

  • クンブレシータに駐車できるのは18台。
  • 8:30~16:00までの入場は、事前予約が必要。

 

16:00以降は予約は必要ありませんが…

 

ハイキングコースを歩いて駐車場まで戻り、滞在先まで帰る時間を考えると、

 

地元に詳しい人と行くなら別ですが、午前中など明るい時にいくことをおすすめします。

 

ネットでの事前予約の方法やアドバイス

事前予約の方法を説明する前に、知っておくと良い点を2点お知らせします。

1か月前から当日までネットで予約可能

当日でも可能ですが、人気のある時間帯は予約が早く埋まるので早めに予約するのがおすすめ。

 

滞在時間を考える

見晴らし台付近の写真撮影が目的なら30分、短い簡単なルートの往復であれば、1時間でも十分回れると公式サイトで説明しています。

 

難易度が中・上級のルートの場合は往復にかかる時間を考えて予約をしましょう。

 

それでは、公式サイトでの予約方法を紹介します。

step
1
スペイン国立公園の公式サイトへ入る

スペイン国立公園のサイトで、Caldera de Taburienteの写真をクリックします。

英語など他の言語に切り替え可能ですが、日本語はありません。

 

step
2
クンブレシータ見晴らし台の駐車場予約を選ぶ

List of Activitiesの5番目にある『BOOK A PLACE FOR PRIVATE CARS AT LA CUMBRECITA VIEW POINT』をクリック。

 

画面が変わって国立公園名の下に出てくるBookingsをクリック。

 

step
3
希望日・公園へ入りたい時間を選択

画面左側に出てくるカレンダーの中で希望日を、右側に表示される入場時間から希望の時間帯を選択します。

空きがある時間内なら特に時間の制限はありません。

 

画面を下の方にスクロールし、見学終了時間も入力した後に次のページへ行くをクリック。

 

step
4
予約者の個人情報を入力

必要事項を記入した後、規則に同意するをチェックします。

 

step
4
予約完了

入力したメールアドレスに予約確認のメールが来ますのできちんと保存しておきます。

 

個人で車で行く場合の予約方法ですが、タクシーを利用して見晴らし台まで行く人も多いようです。

 

クンブレシータまでの道のり

クンブレシータ見晴らし台へは入場時間の10分前に場所へ着いていないといけません。

 

ラ・パルマ島のどの地点からアクセスするかで状況は変わりますが、時間に余裕を持って出るといいでしょう。

 

ラ・パルマ島国立公園の情報センター

 

クンブレシータへ行く前に、

  • 国立公園に関する情報や国立公園の模型が見れる。
  • トイレへ行ける。(これ重要!)
  • センターの職員に質問ができる。

ので、Centro de Visitantesという国立公園の情報センターへ是非寄って見て下さい。

 

しかし、センターの駐車場入り口前にある看板を見た私は、びっくりしました。

 

山火事危険度を表したボード

 

山火事の危険度が最大になっていたからです。

 

センター入口前にあるハイキングコースのマップを見ると、ほとんどのハイキングコースが閉鎖されていました。

 

子供と歩くため簡単なコースを選んだものの、そのコースも一部のみの開放。

 

とりあえず、時間になったのでセンターからクンブレシータを目指すため再び車へ乗り込みました。

 

センターからクンブレシータの見晴らし台まで7㎞ほど距離があります。

 

しばらく行くと、インフォメーションマークのある小さい小屋が見えてきます。

 

ラ・パルマ島の国立公園入場チェック

 

ここで事前に予約した時の紙(携帯で画面を見せてもOK)を提示します。

 

予約番号と駐車時間をマークした小さな紙を渡されたら、その紙を外からでも見える場所に置きます。

 

クンブレシータへ行くまでの道のり

 

クンブレシータへ到着するまでの道の景色も素敵ですが、この時点で38℃…。

 

カーブを曲がりながら見晴らし台の駐車場へ到着。

 

クンブレシータの駐車場

 

ハイキング用の靴に履き替えるために座ったコンクリ部分が焼けるように暑かったです。

 

今回、子供たちと一緒なのでLomo de las ChozasとMirador de los Roquesという2つの見晴らしポイントを回って

 

再びクンブレシータへ戻る難易度の易しい3㎞コース(所要時間1時間30分程)を選びましたが、

 

実際に開放されていたのは、半分の位置にあるLomo de las Chozasまで。

 

ラ・パルマ島の国立公園の景色

 

ほとんど平坦な道なので小さい子供や普段あまり歩かない人でもちょっと国立公園を歩きたい時にいいでしょう。

 

コースのところどころで、国立公園の地形がどう出来上がったかとか、周辺にある植物や虫の説明ボードがあります。

 

50~100mおきの絶景ポイントにベンチも置かれていて、座って休憩も出来るようになっています。

 

赤ちゃんを抱っこ紐で連れて歩いている若いカップルや同じくらい小さい子供を連れた家族もいました。

 

しかし‥‥

 

この日、40℃以上の気温の中で歩くのは本当に大変でした。

 

途中できもちいい海風に助けらることもありましたが、日陰がほとんどなく水分を細目に取りながら歩きました。

 

幅の狭い道もあり、高所恐怖症の人は避けた方がいいかもしれませんし、子供と歩く時など注意が必要です。

 

肌に熱風を感じながら歩いている最中、山火事が起こったらこれは怖いなと感じました。

 

ちょっと無謀だったかなと反省した部分もありましたが、

 

国立公園の自然を楽しめるコースをもっと長く歩くためにまた戻ってきたいと強く思いました。

 

まとめ

  • ラ・カルデラ・デ・タンブレイテ国立公園は、8時30分~16時まで入場制限
  • クンブレシータ見晴らし台の駐車スペースは20台まで。
  • ネットにて希望日の1か月前から当日まで予約可能。
  • 目的地や難易度が違うハイキングコースが全部で12
  • 山火事の危険がある時は、コースのほとんどが閉鎖される。
  • 50~100mおきにベンチがあって休憩できる。

 

ラ・パルマ島は本当に色々見所がある素敵な島ですので、こちらの記事も。

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最後まで読んで頂きありがとうございました。

旅の計画にご活用下さい。

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いつこ

日本人で唯一のガリシア州公認観光ガイド。サンティアゴ・デ・コンポステーラ大学で観光マネージメント修士課程修了。同大学で留学生サポート業務を約4年経験。2019年にサンティアゴ巡礼専門の旅行会社に就職。まだ認知度が低いサンティアゴやガリシアの魅力を伝えるのが私のミッション。

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