現在、中東情勢の影響により、ドバイやドーハなどのハブ空港を経由するフライトに大きな混乱が生じています。
「楽しみにしていた旅行が直前でキャンセルになった」
「今、まさに海外の空港で足止めを食らっていて、いつ帰れるか分からない」
そんな時、何よりもまず襲ってくるのは、どうしていいか分からない「心細さ」ではないでしょうか。
実際、日本の旅行会社でもキャンセル対応が行われているという話を聞いています。
特に個人で手配した旅行の場合、頼れるのは自分の知識だけです。
航空旅客の権利を守るAirHelpの最新情報をもとに、あなたが今持っている権利と、最優先で取るべき行動をまとめました。
【判定】あなたのフライトは「欧州旅客権利(EC 261)」の対象?
まず、自分が「EUの法律(EC 261)」で守られているかどうかを確認しましょう。
国籍は関係ありません。日本人でも、以下の条件に当てはまれば権利が発生します。
| 旅行のパターン | EC 261の適用 |
| ヨーロッパ(EU圏)を出発する便(全航空会社) | ◎ 適用される |
| EU圏外からEUへ行く便(EUの航空会社:ルフトハンザ、イベリア等) | ◎ 適用される |
| 日本から中東経由でEUへ行く便(EU外の会社:エミレーツ、カタール等) | × 原則対象外 |
- ポイント: 日本から中東系航空会社でヨーロッパへ向かう際は対象外となることが多いですが、「ヨーロッパから日本へ帰る便」であれば、どの航空会社を使っていてもこの法律の対象となるようです。
たとえ「不可抗力」でも、あなたには権利がある
中東情勢による遅延・欠航は、航空会社に非がない「異常事態(不可抗力)」とみなされるため、残念ながら金銭的補償(現金支給)は出ないケースがほとんどです。
しかし、「ケアを受ける権利」は、どんな異常事態でも航空会社が放棄できない義務です。
- 食事と飲み物: 待ち時間に応じた食事代。
- 宿泊と送迎: 振替便が翌日以降になる場合のホテル代と、空港からの往復交通費。
- 払い戻しまたは振替: 「全額返金」か「別の便(目的地まで)」かをあなたが選べます。
今すぐ実行すべき「4つの重要ステップ」
代行サービスを使うにせよ、自力で解決するにせよ、現場であなたがとる行動が後の明暗を分けます。
- まず航空会社に連絡し、指示に従う 混乱の真っ只中では、まず航空会社との接点を持つことがすべての基本です。
- 指示がない限り、自分でチケットをキャンセルしない 公式な「欠航」が決まる前に自分でキャンセルすると、権利をすべて失うリスクがあります。
- すべての「領収書」と「記録」を保管する 食事代、ホテル代などはすべて領収書(レシート)を保管してください。航空会社とのやり取りの履歴も重要です。
- 払い戻しと振替ルートの権利を把握しておく 自分には選択権がある(バウチャーを強制される筋合いはない)と知っておくだけで、交渉の立ち位置が強くなります。
納得のいく解決のために:自力か、プロか
空港のカウンターには長蛇の列ができると、スタッフも対応の限界に達します。
機械的な対応を受けて腹立たしくなるかもしれません。
自分の身を守るためには、最終的にどちらの道を進むか決める必要があります。
- 自力で交渉する: 集めた領収書と書面をもとに、航空会社に直接請求します。手間と時間はかかりますが、手数料はかかりません。
- プロの代行サービス(AirHelp)を利用する: 「英語でこれ以上交渉したくない」という方は、専門の代行サービスに任せるのが最も確実です。今回私が情報を参照したAirHelpは、成功報酬型で世界中の旅客の権利を守るプロフェッショナルです。
※成功報酬型なので、確認自体に費用はかかりません
最後に
私は、マデイラ空港でフライトキャンセルを体験したのですが、トラブルの渦中にいると、冷静さを保つのは本当に大変なことです。
でも、このステップを意識しておくだけで、後で「あの時こうしておけばよかった」と後悔するリスクを最小限に抑えられます。
この記事の内容が誰かの役に立てば嬉しいです。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
参考資料(英語):Middle East flight disruptions: Your rights if your flight is canceled (AirHelp)