トレド大聖堂の入場料は?祭壇や絵画など見どころを紹介!

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トレドの大聖堂はスペイン語でCatedral de Toledo、またSanta Iglesia Catedral Primada de Toledoと呼ばれます。

 

カテドラル(Catedral)は大聖堂という意味のスペイン語ですが、トレドの大聖堂にはカテドラル・プリマダ(Catedral Primada)の単語が使われています。

 

Primadoは首座大司教といい、カトリックの総大司教に次ぐ名誉称号です。

 

さすが、首座大司教座聖堂という感じで大聖堂の中に入ると、祭壇をはじめ聖歌隊席や聖具室まで素晴らしい作品を見ることができます。

 

入場料は、決して安くはありませんが、それでも中に入って見学する価値はあります!

 

大聖堂の簡単な歴史と特徴について説明をした後に、大聖堂の入場料情報から大聖堂内部の見どころについてご紹介します。

 

トレドが西ゴート王国の首都だった時代に、大聖堂の場所には西ゴートの教会がありましたが、イスラム教徒の侵入により教会は破壊されメスキータが建築されます。

 

1085年にアルフォンソ6世がイスラム勢力からトレドを奪還。制服された者理解を示し、メスキータを維持すると約束します。

 

しかし、彼の妻のコンスタンサとトレドの新しい司教になったBernard de Sedirac(2人ともフランス人)は、王の不在(2年間)を利用して力づくでメスキータを聖別化します。

 

これを知ったアルフォンソ6世は激怒したそうですが、時すでに遅し。1087年からトレドのメスキータは、新しく聖マリア大聖堂となりました。

 

フェルナンド3世の時代、1226年にゴシック様式の大聖堂の工事が始まりました。

 

カスティーリャ王国時代の古典ゴシック建築の3大カテドラル(トレド・レオン・ブルゴス)のひとつです。

フランス発のゴシック様式が、スペインに伝播して作られたものの例がトレドの大聖堂。パリのノートルダムと同様、尖頭アーチ、大きな窓、フライングバットレスといったゴシック様式の外観上のすべての要素を見ることができます。(13世紀)

引用: ホテリスタ ゴシック様式

レオンとブルゴスの大聖堂も素晴らしいのですが、トレドの大聖堂の芸術・美術的豊かさに本当に圧倒されました。

 

トレド大聖堂の入場料は?

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入場料は10€、見学可能なスペースは下記の通りです。

  • 大聖堂
  • 聖歌
  • 参事会会議室
  • 聖具保管室
  • 両王の礼拝堂
  • 回廊とBayeuの絵画
  • 聖ブラスの礼拝堂
  • Colegio Infantes美術館

 

トレドを訪れる2週間前にブルゴスの大聖堂を見学しました。入場料は7€でしたので、最初にこの入場料は「高い!」と思いました。

 

トレド大聖堂のサイトでは、『お客様の【入場料及び寄付】により、大聖堂のメンテナンスにご協力いただいています。』と説明があります。半強制的な寄付って…という気持ちも少しありますが、仕方ありませんね。

 

いずれにせよ、10€を払って見学する価値は十分にあります!

 

私は入場料込の現地ガイドツアー参加しましたが、個人で入った場合はオーディオ・ガイドを聞きながら見学できます。

 

スペイン在住の日本人には日曜日の見学がお得!

スペイン在住者の方限定の情報ですが、日曜日の午後は2,5€で大聖堂の見学が可能です。(要DNI(NIE)提示。)

 

大聖堂内部の見どころは?

祭壇

出典: http://www.catedralprimada.es

主祭壇のRetablo(レタブロ、祭壇画)はもちろん、それを覆っている鉄格子も素晴らしいです。この鉄格子だけで完成に10年かかっているそうです。

大聖堂を案内してくれたガイドさんは主祭壇よりもここがスゴイんだという感じで案内してくれたのが主祭壇の裏側にある「トランスパレンテ(Transparente)」と呼ばれるもの。

18世紀(1729~1732年)に作られ、当時はスペインバロックの最高作品と言われたものだそうです。

天井の丸い部分から入ってくる日の光の当たる部分にあるのがこちら。

写真の写りが悪くてスミマセン、しかしこれは実際に見ないと凄さがわからないと思います。

 

聖歌隊席(Coro)

 

主祭壇の向かい側にあるのが聖歌隊席です。訪れた日はちょうど年に一度大聖堂で行われるBatalla de órganoの演奏日でした。

 

Batalla de órganoを直訳するとオルガンの戦いです。すごい名前だなと思ったのですが、演奏の感じはこちら。

 

出典: http://www.musicagreco.com

当日のプログラムを見ると、オルガン奏者のひとりがなんと日本人の女性でした!

年に1度のイベントで日本人の女性の演奏日にあたるなんて、これは行くべきなのではと思ったのですが1日の滞在で色々見たいものもあったので、あきらめました・・・。

参事会会議室(Sala Capitular)

 

トレド大聖堂の位の高い聖職者同士で話し合いをして異なるテーマの決定を行っていた参事会室という場所は、入る前のスペースから豪華・・。

 

 

写真に入りきりませんが、部屋全体にフレシコ画や歴代の大司教の絵を見ることができます。

 

聖ヤコブの礼拝堂(Capilla de Santiago)

 

サンティアゴ・デ・コンポステーラから来たと言ったら、ここが聖ヤコブの礼拝堂だよと教えてくれました。^^

 

聖具保管室(Sacristia)

トレド大聖堂の内部は本当にどこも素晴らしくて圧倒されていたのですが、中でも贅沢すぎると思ったのはこの聖具室です。

 

聖職者がミサの前に服を着替えたりする場所なのですが、ハッキリ言って小さなプラド美術館と言えるぐらいエル・グレコの絵が沢山置いてあります。

 

 

中でも有名な作品は、「キリストの聖衣剥奪(El Expolio)」。

 

キリストが十字架に架けられる前に衣服を剥がれる姿を描いているのですが、ガイドさんの説明によるとグレコはこの絵で重要な間違いをおかしています。

  • 絵の左下に福音書に書かれていない3人のマリアを描いている。
  • キリストの頭より群衆の方が高い位置においた構図になっている。

 

絵の依頼主であるトレドの大聖堂は、修正を要求しますがプライドの高いエル・グレコはそれを拒否します。

 

これに対し、大聖堂側は報酬を払わないという態度に出ます。これがきっかけでエル・グレコは大聖堂相手に訴訟を起こします。

 

最終的に、絵の修正はしなかったものの依頼時に提示された金額よりも少ない報酬額を手にします。しかしながら、この訴訟騒動によりエル・グレコの名前が知れ渡るようになったそうです。

 

 

エル・グレコというと絵画の印象が強いですが、彫刻作品もあります。あまり残っているものがないので上の作品はかなり貴重だと思います。

 

ガイドさんが教えてくれたエル・グレコのエピソードをひとつ。

ギリシャのクレタ島出身の画家である彼は、宗教画家として20歳ですでにお弟子さんがいたようです。

イタリアに渡ったエル・グレコは、ヴェネツィア派の手法を学びます。

そこで、フェリペ2世がエスコリアル宮殿を建てるという噂を聞き、スペインで働きたいとフェリペ2世にアピールしたのですが採用されることはありませんでした。

 

聖具保管室に入ってから大聖堂所有の絵画コレクションは美術館並みのレベルでビックリします。

 

一緒に見学していたスペイン人とも話をしたのですが、大変貴重な絵画を展示しているスペースなのに、これといった警備体制が見られないことに注目しました。

 

見学する人々を信用しているからなのでしょうが、大丈夫?とこちらが心配してしまう絵と人の距離が近いです。

 

さいごに

いかがでしたでしょうか。

 

マドリードにある有名美術館並みの入場料がかかるトレドの大聖堂ですが、それでも中に入って見学する価値はあります。

 

エル・グレコの絵のスタイルは正直あまり好きではなかったのですが、彼自身や作品にまつわるエピソードを聞いて少し印象が変わりました。

 

今回ご紹介したのはほんの一部ですし、またゆっくり訪れたいと思った大聖堂でした。

 

トレド観光に関する情報(マドリードからのアクセス方法や気候、おすすめの宿泊施設情報など)をまとめていますので、こちらも合わせてお読みください。

トレド観光に必要な時間は?半日で十分?役立つ最新情報まとめ!

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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