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【2025年最新】マドリードからトレドへの行き方|電車AvantとバスALSA料金・時間比較

2018年1月17日

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いつこ

多くの巡礼者が目指すゴール、サンティアゴ・デ・コンポステラ在住。スペインガリシア州公認ガイド。観光学修士(Master)としての知識と現地在住者ならではの視点を活かし、ガイドブックには載らない「本当のガリシア」を発信中。 年間100名以上の日本人巡礼者を聖地へご案内しています。

マドリードから南へ約70km。 「街全体が博物館」と言われる世界遺産の古都、トレド。

マドリードからの日帰り旅行先として一番人気の街ですが、行き方は大きく分けて2つあります。 「速くて快適な電車(Avant)」 か、「安くて本数が多いバス(ALSA)」 か。

この記事では、実際に現地を歩いたガリシア州公認ガイドの私が、2025年最新の料金・時刻表をもとに、両方のメリット・デメリットと、トレド到着後の「旧市街(ソコドベール広場)」への移動ルートまでを完全解説します。

結論:電車とバス、どっちがおすすめ?

まずは比較表でチェックしましょう。

電車 (Renfe Avant)バス (ALSA)
所要時間約33分 (最速)約1時間~1時間半
片道料金13.90€~ (時期や時間により変わります)約6.00€
出発場所アトーチャ駅 (Atocha)エリプティカ広場 (Plaza Elíptica)
到着場所トレド駅 (旧市街から遠い)バスターミナル (旧市街に近い)
おすすめ時間を節約したい人
快適に移動したい人
交通費を安くしたい人
直前に予定を決めたい人

電車で行く:アトーチャ駅から最速33分

「とにかく速いのがいい!」という方は、スペイン国鉄Renfeの高速列車「Avant(アバント)」が正解です。

チケット購入:窓口より「Web予約」が鉄則

以前は駅の窓口で並ぶのが一般的でしたが、現在は公式サイトやアプリでの事前予約が主流です。

特にトレド線は観光客だけでなく通勤客も多いため、当日の朝に行くと「満席で乗れない」ということが多々あります。

  • 予約方法: Renfe公式サイト、またはOmioなどの予約サイト。
  • 料金: 往復で買うと少し割引になります(約22.00€前後)。

💡 Renfe公式サイトはエラーが多い? Renfeのサイトは、日本のクレジットカードが決済ではじかれるなどのトラブルがよく起きます。 予約でつまづきたくない方は、詳しい手順とエラーが出た時の対処法をまとめたこちらの記事を見ながら進めてください。

👉 【最新】Renfeの予約方法|初心者でも失敗しない手順・エラー対策・日本語で買える代替サイト

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【最新】Renfeの予約方法|初心者でも失敗しない手順・エラー対策・日本語で買える代替サイトまとめ

アトーチャ駅での注意点(手荷物検査)

アトーチャ駅での注意点(手荷物検査)

電車に乗る前には、空港のようなX線手荷物検査があります。

特に朝のラッシュ時は長蛇の列ができることがあるので、出発の30分以上前にには改札口( Planta Baja / 1階)に到着しておくようにしましょう。

トレド駅から旧市街への移動

トレド駅はムデハル様式の美しい建物で、これを見るだけでも電車に乗る価値があります。

しかし、駅から観光の中心「ソコドベール広場」までは距離があります。

バスで行く:エリプティカ広場からALSA

「少しでも安く行きたい」「アトーチャ駅まで行くのが面倒」という方は、ALSA社のバスが便利です。

乗り場:Plaza Elíptica(プラサ・エリプティカ)

マドリードの南にあるバスターミナルから発車します。 地下鉄6号線・11号線の同名駅と直結しているのでアクセスは良好です。

バスの種類とチケット

  • 直行便 (Directo): 所要約1時間。こちらを選びましょう。
  • 各駅停車 (Pueblos): 1時間半かかります。間違えないように注意!
  • チケット: 自動券売機、窓口、またはALSA公式サイトで購入。往復(Ida y Vuelta)で買うと約11〜12€とお得になります。

トレド・バスターミナルから旧市街へ

バスターミナルからソコドベール広場までは、徒歩で約15〜20分です。 「歩くの?」と思うかもしれませんが、実は便利なルートがあります。

  1. ターミナルを出て右手のピンクのラインを辿る。
  2. 「Remonte mecánico de Safont」 という巨大エスカレーターを目指す。
  3. エスカレーターを乗り継げば、息を切らさずに旧市街の上まで行けます!

このエスカレーターを使えば、重い荷物がなければスムーズに観光の中心地へアクセスできます。

歩くの大好きなら:帰りは「徒歩」で絶景を楽しむ

行きはバスやタクシーで体力温存をおすすめしますが、帰りは歩くのが好きなら「ソコドベール広場から駅まで歩く」のもありです。

  • ルート: ソコドベール広場 → アルマス通りを下る → アサルキエル橋を渡る → トレド駅
  • 所要時間: 約20〜30分(下り坂メイン)
  • ご褒美: アサルキエル橋から見上げるアルカサル(要塞)とタホ川の景色は、まさに絶景。絵ハガキのような写真が撮れます。

※ただし、夏の炎天下や雨の日は無理せずバスに乗りましょう。

マドリードに戻った後のプランは? トレドからマドリード(アトーチャ駅)に戻ったら、駅近くの美術館巡りがおすすめです。 特に「ティッセン・ボルネミッサ美術館」は、プラド美術館よりも混雑が少なく、名画をゆっくり鑑賞できます。

👉 【マドリードのティッセン美術館はおすすめ?無料入場日や共通チケット情報は?

ティッセン美術館
マドリードのティッセン美術館はおすすめ?無料入場日や共通チケット情報は?

まとめ:あなたのプランに合わせて選ぼう

  • 時間を金で買うなら 👉 電車 (Avant)。アトーチャ駅からサクッと移動。
  • コスパ重視なら 👉 バス (ALSA)。浮いたお金でマサパン(トレド銘菓)を食べる。

どちらで行くにしても、トレドは坂の多い街です。歩きやすい靴でお出かけくださいね。

無事にトレドに着いたら、次はいよいよ観光です。 「半日で回れる?」「何を見ればいい?」という疑問に答えるモデルコースはこちら!

👉 【トレド観光に必要な時間は?半日で十分?市内の見どころは?

トレド大聖堂
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