サンティアゴから飛べるとはいえ、ガリシアから日本への航空券は毎回高い。
マドリード経由で取ると今度は移動費がかかる。
列車か飛行機か、そこから計算して……気づいたらスカイスキャナーと何時間もにらめっこしている。
今回は息子が一人で行くし、しかも13歳。
「安さと安心のバランス」を探して、いつも以上に調べ尽くしました。
13歳の壁。航空会社によって「ルール」が全く違う!
今回調べて分かったのは、1人で飛行機に乗れる年齢制限が航空会社によってバラバラだということです。
13歳はまさにその「グレーゾーン」。
主要4社の違いを以下の表にまとめました。
| 航空会社 | 13歳の扱い | 同行サービス(UM) | 主なリスク・注意点 |
|---|---|---|---|
| BA (英国航空) | 14歳未満不可 | なし | そもそも1人で搭乗不可(門前払い) |
| キャセイ | 1人搭乗可 | 任意 (区間ごとに課金) | 乗り継ぎが多いと手数料が累積し高額に |
| ルフトハンザ | 1人搭乗可 | 任意 (手厚い) | 第3国(独)での停滞リスクと総額の差 |
| イベリア航空 | 1人搭乗可 | 任意 | 航空券は高いが「直行便」の安心感 |
候補に挙がった各社の検討プロセス
キャセイパシフィック:安さの裏にある手数料の累積
最初はイベリアの半額近い価格に惹かれましたが、同行サービス(UM)を希望すると「1区間ごとに手数料」が発生します。
往復4区間分を足すと手数料だけで約600ユーロ。
長時間乗り継ぎの負担も重なり、選択肢から外れました。
ルフトハンザ:手厚いサポート、でも最後に「価格」が並んだ
最後まで迷ったのがルフトハンザでした。チャットで確認したところ、乗り継ぎ時のサポートは完璧で、万が一の欠航時もスタッフがホテル手配や同行まで責任を持ってくれるとのこと。
サービス自体は信頼できる印象を受けました。
しかし、いざ決済画面で計算してみると…。
【総額シミュレーションの比較】
- ✈️ 経由便 (ルフトハンザなど) 航空券(1,100€) + 同行サポート料 = 約1,200〜1,300€〜
- ✈️ 直行便 (イベリア航空) 航空券のみ(13歳ならサポートなしでも可) = 約1,500€
※価格は時期により変動しますが、サポート料を足すと差額はわずか200€程度に。
1分、2分で価格が跳ね上がる航空券
航空券をリサーチしていて驚いたのは、価格が変動するスピードの速さです。
ルフトハンザ航空+ANAの便予約しようと、サイトへ行って搭乗者情報を入力したり、オプションを確認したりしてモタモタしていると、わずか1分、2分の差で運命が分かれます。
実際に決済画面へ進もうとした瞬間に、「申し訳ありませんが、この料金では予約できません。価格が更新されました」というメッセージが表示され、数十ユーロ、時にはそれ以上の単位で値段が跳ね上がりました。
気持ちが固まっていただけに、この時は本当に凹みました…。
「見つけたら、その場で迷わずパッと買う」
これにつきますね。
相当前もって料金を見るなら別ですが、出発の3、4か月前ぐらいだと、パスポートの期限などもチェックしておいて、飛行機の比較サイトを見る時にパスポートを横にしておいてすぐ買うぐらいのスピード感に合わせた決断力が不可欠だと思います。
私のケースは賢くないケースとしてみておいてください(笑)
まずは比較サイトでざっと相場を把握しておくのがおすすめです。
パスポートを横に置いて、「買う」と決めたらすぐ動ける状態で検索してみてください。
日本への航空券を今すぐ検索最終結論:なぜ「イベリア航空」の直行便だったのか
そのわずかな差額で、私は「直行便」を選びました。
決め手は「親が物理的に動ける範囲にリスクを留める」という判断です。
ルフトハンザがしっかり面倒を見てくれるので、購入直前まで行きましたけど、やっぱり何かあった時がな…という心配も。
マドリードならまだスペイン国内。
万が一の時も、親が駆けつけられ、自分の手で解決できる距離感です。
初めての一人旅。
親の安心料として、色々迷いましたが、最終的には直行便は決して高すぎる選択ではないと判断しました。
正直、痛い出費ではあります…。ふと、「親の安心、プライスレス」って昔のCMの言葉が出てきました。アビオスを使って少し安くでき、このぐらいの差額なら直行便でいいだろうと思えたのもあります。
[あわせて読みたい:イベリア航空完全ガイド] 今回のチケット購入でも活用した、アビオスを家族で合算して賢く割引を受ける方法は、こちらの記事で詳しく解説しています。
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【2026年最新】イベリア航空の手荷物ルール完全ガイド|預け荷物の重さ・サイズ・ザック追加料金まで
スペインから未成年を一人で送るための必須手続き(警察署編)
航空券の確保と同じくらい重要なのが、スペイン警察(Policía Nacional)での「未成年の出国許可証(Autorización para viajes de menores al extranjero)」の作成です。
これがないと、せっかくチケットがあっても出国できません。
以前、夫がパスポート更新などのために警察の予約サイト(Cita Previa)を調べてくれたのですが、この「出国許可」に関する項目が見当たりませんでした。
そこで、私が実際にサンティアゴの警察署へ足を運んで確認してきた「現場のリアルな情報」をお伝えします。
サンティアゴでは「予約不要」で直接窓口へ
結論から言うと、サンティアゴ・デ・コンポステラの警察署では事前のネット予約は不要でした(2026年6月現在)。
窓口で直接確認したところ、「予約はいらないので、直接警察署に来て並んでください。その場で書類を作成します」とのこと。
マドリードなどの大都市では「並んでその場で作る」というのは考えにくい運用かもしれませんが、ここガリシアでは、直接出向くでOK。
申請に必要なものと注意点
手続きには、以下の条件を揃えて向かう必要があります。
- 両親揃っての出頭?: 最初の窓口では「両親揃って来てください」と言われました。しかし、実際は夫が一人で行き、問題なく手続きできました。担当者によって言うことが違うスペインらしさはありますが、片方でも大丈夫なようです。安全策として、時間が取れるなら両親で行くに越したことはありません。
- 有効なDNI(またはNIE): 両親それぞれのカードを持参します。
- 息子のDNI: 本人が同行する必要はありませんが、「息子のDNI現物」を必ず持ってくるようにと言われました。
手紙の申請窓口は、外国人局の窓口。被害届など時間がかかる手続きで混んでいる時間帯に行くと待たされます。
出国許可自体はさっと終わる手続きなので、窓口が空いている時間帯を狙ってさくっと行くのがおすすめです。
あくまでもサンティアゴの話で、マドリードなど大都市では状況が異なると思います。お住まいの町の規模に合わせて判断してください。
有効期限は「90日間」ですが…
この許可証は発行から90日間有効です。
理屈では3ヶ月前から準備できますが、万が一の変更やトラブルを考えると、あまり早すぎない方が安心です。
対応してくれた警察の方は、「出発の2日前においで。」と言ってくれましたが、そこまでギリギリもちょっと嫌なので(笑)
「出発の1ヶ月前くらい」を目安に動くのが、一番ちょうどいい感覚ではないかと個人的には感じています。
日本側は?在マドリード日本大使館に確認しました
念のため、在マドリード日本大使館にも確認しました。
日本入国側ではパスポートと航空券があれば未成年の一人入国に特別な許可証は不要とのこと。
つまり出国許可証はスペイン側の手続きであり、日本側では必要ありません。これを知っておくと少し気が楽になりますよね。
まとめ
安いチケットを取りたい、でも最終的には「親が安心して『いってらっしゃい!』と言えるかどうか」で選びました。
次回は、たぶんそこまで心配しなくていいかもしれない。
でも、13歳で初ひとり日本の旅では単なる価格比較ではなく、自分たちに合ったリスク管理の形を見つけるプロセスになりました。
次は、お金について書いていきます。
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