この記事では、中世の古都として有名なトレドの観光情報を紹介します。
キリスト・イスラム・ユダヤ教徒間の交流により生まれた文化的豊かさを感じる非常におすすめの観光地ですが、
旅程を立てる時、マドリードから日帰りで十分という意見を聞くけど、観光に必要な時間はどのくらいか知りたいですよね。
この記事を読めば、
- マドリードからトレドへの行き方
- トレドで訪れたい名所の見所
- 有名なお祭り
- おすすめの旅行シーズン
- おすすめのホテル情報
など観光する前に知りたい情報を確認できます。
実際に観光してみて、半日で十分か?それとも1泊するべきか私が感じた事も紹介します。
参考にして頂ければ幸いです。
マドリードからトレドへの行き方は?
上記の記事では、公共の交通機関を使ってトレドへ行く場合のアクセス手段(バスと電車)
を利用した際の行き方を詳しく説明しています。
トレドのバスステーションやRENFEの駅からトレドの旧市街の中心広場『ソコドベール広場』
までのアクセス方法も説明していますので、是非お読みください。
トレド旧市街の観光名所は?
トレド大聖堂
必ず訪れるべき場所は大聖堂については、入場料から大聖堂内部の見所についてはこちらで紹介しております。
サントトメ教会と他6カ所の教会
マップ左横にあるアイコンをクリックすると、各場所の住所等確認できます。
- サント・トメ教会 ⇒ エル・グレコの傑作「オルガス伯爵の埋葬」が見れる。
- サンタ・マリア・ラ・ブランカ教会 ⇒ イスラム様式のユダヤ教会
- サン・フアン・デ・ロス・レイエス教会 ⇒ 1476年の戦いでポルトガル軍に勝利した記念に建てられてた教会。
- レアル・コレヒオ・デ・ドンセージャス・ノブレス
- メスキータ・デル・クリスト・デ・ラ・ルス ⇒ トレドで最も古いモニュメント
- ロス・ヘスイタス教会 ⇒ バロック様式の教会、建物の上からトレド旧市街の風景を見れる。
- サルバドール教会 ⇒ イスラム寺院がキリスト教の教会になったもの。
上記7つの教会をお得に見学できるチケットがあります。
Pulsera Turistica(プルセーラ・トゥリスティカ)
日本語で「観光ブレスレット」という意味です。
公式サイト(スペイン語)
料金と購入方法
料金は9€。
各場所の入場料は2,5€なので、4か所訪れれば元がとれます。
11歳以下の子供は無料。
先ほど紹介した7つの教会であればどこからでも購入できます。
チケットの購入窓口で、
プルセーラ・トゥリスティカ、ポル・ファボ―ル
と言えば、すぐに腕に付けてくれます。
ブレスレットの使い方
- 各場所に入る時に、入り口の係員にブレスレットを見せるだけ。
- 場所を訪れる順番や回数は自由。
- ブレスレットを身に着けている間は、同じ場所に何度入ってもOK。
- ブレスレットを外したら使用不可。
- 翌日も見学するなら腕につけたままに。
所要時間
あくまでもひとつの例ですが、私は観光ブレスレットを夕方17時頃に購入し、2時間ちょっとで下記5カ所を回りました。
- サント・トメ教会は、エル・グレコの絵を見るだけ(写真撮影禁止)で、5分くらいで終了。
- サンタ・マリア教会やメスキータ・デル・クリスト・デ・ラ・クルスでも時間はほとんどかからず。
- ロス・ヘスイタス教会で、建物の上からトレド旧市街の風景を楽しむ。
- サン・フアン・デ・ロス・レイエス修道院の回廊の2階部分の天井は見る価値あり。
ロス・ヘスイタス教会から旧市街の風景を楽しむ時、建物内で階段をかなり登ります。
午後に回ったのが良かったのか、エル・グレコの絵があるサント・トメ教会以外に行列はなくスムーズには入れました。
開始時間が遅かったので全部回れなくて損するかなと少し心配しましたが、
メスキータ・デル・クリスト・デ・ラ・ルス以外はお互いの場所の距離は近いです。
歩くペースや見学時間にも寄りますが、3時もあれば7か所回れるのではと思います。
トレドの絶景撮影ポイントは?
タホ川に囲まれたトレドの景観は展望台から撮影できます。
観光バスやソコトレンという観光列車に乗ると、
タホ川沿いを走り展望台では撮影のために5分間停車します。
メモ
- ソコトレンは、ソコドベール広場から出発。
- 料金は、5.5€
- 日本語の観光案内もあり。
パラドールから眺める場合は?
トレドで一番高い場所にあるパラドールのカフェで休憩しながら、トレドの絶景を楽しむのもいいと思いますが、
ソコトレンや観光バスはパラドールへ行きません。
パラドールへは、ソコドベール広場周辺から7.1番のバスに乗ります。
宿泊を希望する方は、良ければこちらの記事もどうぞ。
トレドの気候は?旅行におすすめの時期は?
トレドの年間平均気温は約15℃、降雨量は389㎜です。
2017年5月中旬の週末にトレドを訪れた時、
午前中は曇り空で雨が降りそうと思ったら晴れたり、時間帯によって涼しくなったり、ちょっと不安定な天気でした。
それでも、トレドに住む男性のガイドさんには…
と、言われました。
スペインでは日中暑くても夕方から気温が下がって1日の気温差が大きい所もありますが、
トレドは午前中の太陽の熱を旧市街の石が吸収するため、夜になっても暑いそうです。
特に夏に訪れる方は、覚えておいて下さいね。
トレドで有名なお祭りは?いつ?
コルプス・クリスティ(キリストの聖体祭)の期間は、カテドラルの外壁に旗やタピスリーをたらします。
2020年の聖体祭は、6月11日です。
トレド観光に必要な時間は?半日で十分?
まずは、私がトレドへ行った時の1日の流れを見て下さい。
1日の簡単な流れ
- 午前中は現地ガイドさんの案内で旧市街散策と大聖堂見学(2時間ほど)
- 昼食
- ホテルで少し休憩
- 夕方に5つの教会を回ったり、ソコトレンで展望台まで行ってトレドの風景を楽しむ。
- 夕食
マドリードからの移動時間は短くできるので、朝早くからトレド市内に入れば、
1日で大聖堂や先ほど紹介した7つの教会を回ることは不可能ではありません。
マドリードの宿泊先に荷物を残してトレドへ行く場合は、荷物が少なく身軽に移動できるメリットがあります。
しかし…
- 旧市街はとにかく坂が多いので観光スポットを歩き回ってかなり疲れた。
- 1日フルに動くも、それでも時間が足りないくらいと感じた。
ので…
トレド滞在が半日の場合
見たいポイントを絞って、サラッと見る感覚になるのではと思います。
1日泊まりの価値はある?
夜にライトアップされて昼とは違う顔の大聖堂や旧市街を歩いたり、
トレドをゆっくり楽しみたいなら1泊する価値はあると思います。
おすすめのホテルは?
- お手頃な料金で大聖堂からも近いので観光に便利
- スタッフも親切で非常に好感が持てた
ので、今回の滞在で利用したホテルについて記事を書いてみました。
是非参考にして下さい。
トレドでおすすめの地元料理は?
トレドの料理やおすすめのレストラン情報は☟の記事で詳しく説明しています。
まとめ
- マドリードからトレドまで電車とバスを使ってアクセスできる。
- 大聖堂の他にも旧市街に点在する7つ教会もおすすめで、お得に回るチケットがある。
- トレドの撮影ポイントである展望台へは観光バスやソコトレンでアクセスできる。
- トレド観光におすすめの時期は5月中旬ぐらい。下旬から気温が上がる。
- コルプス・クリスティ(聖体祭)はトレドで有名なお祭り。
- トレドは見所が多いが、旧市街内の坂が多いのでゆっくりじっくり観光したいなら1泊する価値あり。
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最後まで読んで頂きありがとうございました。