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サンティアゴ観光

【2026最新】サンティアゴのパラドール宿泊記|旧市街のホテルで迷うなら、憧れの5つ星を選ぶべき理由

2018年3月7日

サンティアゴ・デ・コンポステーラのパラドール(オスタル・ドス・レイス・カトリコス)の荘厳な外観。ミック・ジャガーも宿泊した歴史ある5つ星ホテルのアイキャッチ画像。
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いつこ

多くの巡礼者が目指すゴール、サンティアゴ・デ・コンポステラ在住。スペインガリシア州公認ガイド。観光学修士(Master)としての知識と現地在住者ならではの視点を活かし、ガイドブックには載らない「本当のガリシア」を発信中。 年間100名以上の日本人巡礼者を聖地へご案内しています。

「巡礼のゴール地点、サンティアゴで特別な場所に泊まりたい」 そう考えたとき、真っ先に候補に上がるのが大聖堂の真隣に佇む5つ星のパラドール「オスタル・ドス・レイス・カトリコス」ですよね。

ここは単なる高級ホテルではありません。ローリングストーンズの歌手、ミック・ジャガーや各国の元首など世界中のVIPたちが、その歴史と品格に惹かれて休んできた場所です。

500年以上の歴史を誇る建物の廊下に足を踏み入れることは、あなた自身がその歴史の一部になることを意味します。

観光や巡礼のハイシーズンには、サンティアゴのホテルはどこも価格が非常に高騰しています。利便性の良い場所であれば、標準的なホテルであっても「えっ、この値段でこのお部屋?」と驚くような設定になっていることも珍しくありません。

もし、旧市街のホテルに相応の金額を支払うのであれば、あえてあと少しだけ予算を足して、世界中のVIPに愛され続ける最高峰のパラドールを選んでみませんか?

自分自身への最高のご褒美として、この歴史の一部になる一夜を過ごすことは、一生消えない旅の記憶になります。

現地在住の公認ガイドが、このパラドールの深い歴史と、宿泊者だけが味わえる至福の体験を詳しくご紹介します。

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カトリック両王が遺した「究極のホスピタリティ」の起源

1486年、サンティアゴを訪れたカトリック両王は、過酷な旅路で病に倒れる巡礼者の姿に心を痛めました。彼らは、巡礼者病院を建設する資金工面に動き出し、病院の細かい点にまで意見などをして建設したのが、この「王立病院」です。

  • 1501年建設開始:建築家エンリケ・エガスによる、美しきプラテレスコ様式の傑作。
  • 病院の対象者:当時は巡礼者に食事と休息を提供するだけでなく、孤児も受け入れていました。

チェックインの際、正面玄関の精緻な彫刻を見上げてみてください。そこには、500年前から変わらぬ「旅人を迎え入れる慈しみ」が刻まれています。


宿泊者だけが触れられる、歴史の息遣い

パラドールの内部は、宿泊者でなければ立ち入れない場所が多く、そこには特別なストーリーが眠っています。

■ 監督官の部屋「154号室」に刻まれたメッセージ

サンティアゴのパラドールにある監督官の部屋「154号室」

かつての病院運営の責任者、監督官の部屋だった「154号室」。今も柱には当時のメッセージが残り、宿泊者はその歴史の連続性の中に身を置くことができます。

■ 四つのパティオ(中庭)

16世紀から18世紀にかけて造られた四つの中庭は、宿泊者にとってのオアシスです。

[st-af id="あなたのアイコンID"インデックス="2"] 「観光客の喧騒が嘘のように消える、夜と早朝のパティオの静寂。これは見学だけでは決して味わえない、宿泊者だけの特権です。」


ガリシアの魂と出会う「ロサリア・デ・カストロ」の洗礼盤

かつての王立病院の心臓部でもあった王立礼拝堂には、ガリシアを代表する詩人ロサリア・デ・カストロにまつわる物語があります。

ロサリア・デ・カストロは、ガリシアの近代文芸復興期においてひときわ明るく輝いた詩人である。正しく言えば、彼女の存在はそれ以上のものである。というのは、彼女はガリシアのひとびとを自分の作品によって象徴したからである。過去において詞華集が豊かであったにもかかわらず、一度も表されたことがなかったガリシアの民族が十分に表現されたと感じているからである。

引用元: 浅香武和「ガリシアのうた CANTARES GALLEGOS」 P.123 

病院に預けられた孤児が洗礼を受けた洗礼盤があり、彼女もここで洗礼を受けました。


厩舎が劇場へ、そして「至福のダイニング」へ

サンティアゴParadorのレストラン

現在、美食を楽しめるレストランとして知られる場所は、かつては馬小屋(厩舎)でした。

  • かつての顔:病院の収入源として、喜劇やショーが演じられていた場所。
  • 今の顔:ガリシアの豊かな海山の幸を堪能できるダイニング。

場所は変わりますが、オブラドイロ広場を窓から見ながらの朝食ビュッフェも贅沢な時間です。ゆっくりと時間をかけて味わってほしい、旅のハイライトになる時間です。


見学か、宿泊か。あなたの旅を彩る選択

パラドールは3€で内部を見学することも可能です。

しかし、3€の見学で一時的に館内を回ってみるのは、この壮大な建物の「ほんの表面」に過ぎません。門が閉まった後の静謐、石造りの回廊に響く自分の足音、そして大聖堂の鐘の音で目覚める朝など特別な体験を味わってみませんか?

2025年から部分的に修復工事が続いているこのパラドール。2027年末から全部屋の修復工事が始まると、その間パラドールは閉鎖されます。修復前のパラドールに泊まってみたいかたは、この機会を逃さないように!

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もしパラドールが満室の時は?

世界中から巡礼者が集まるシーズンは、数ヶ月前からパラドールが埋まってしまうこともあります。「希望の日に空きがない!」という時は、こちらの記事をチェックしてみてください。パラドールに負けない魅力を持つ、ガイド厳選の宿をご紹介しています。

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まとめ:聖地のゴールにふさわしい「ご褒美」を

サンティアゴのパラドールは、単なるホテルではなく、巡礼の歴史そのものです。500年前の巡礼者がここで安堵の涙を流したように、あなたもこの歴史の抱擁に身を委ねてみませんか?

宿が決まったら、次はサンティアゴの街をどう楽しむか、計画を立てましょう!

宿が決まったら観光プランへ!
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サンティアゴのパラドールにはまだまだ面白い歴史ポイントがあります。

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多くの巡礼者が目指すゴール、サンティアゴ・デ・コンポステラ在住。スペインガリシア州公認ガイド。観光学修士(Master)としての知識と現地在住者ならではの視点を活かし、ガイドブックには載らない「本当のガリシア」を発信中。 年間100名以上の日本人巡礼者を聖地へご案内しています。

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