この記事では、日本へ一時帰国で子供を幼稚園に体験入園させるための準備について紹介します。
- 幼稚園の探し方や連絡方法は?
- 入園条件は?
- 入園前に幼稚園を訪問して気づいたことは?
- 入園に際して準備したものは?
- 費用や給食は?
と、上記の点は海外に住んでいる親としては気になるところですよね。
地方自治体や園によって受入れ体制は変わりますが・・・
個人の体験談を紹介することでヒントになる部分があると思いますので良かったら参考にして下さい。
幼稚園の探し方や連絡方法は?
ネットで滞在先近くの幼稚園や保育園を調べるのですが、園のサイトがあっても連絡方法は電話番号のみ。
スペインとの時差(8時間)もあるので、母親にお願いしてリストの場所へ直接電話をしてもらいました。
保育園は、基本的に保育に欠ける乳幼児のための保護施設。
一時帰国の体験入園は、目的が異なるのでダメだと言われました。
公立の幼稚園でも空きがあれば受け入れてもらえるようですが、
- 初めての体験入学であること。
- 子供は、日本語は大体理解できてもまだ話せない。
- 日本で同じ年の子供たちと触れ合う機会を与えたい。
という理由から、私立や公立にこだわらず、海外に住んでいる子供の受け入れ経験がある場所を優先しました。
入園条件は?
ある私立幼稚園の園長先生が『出産で一時帰国中の方の子供を受け入れたので大丈夫ですよ。』と言ってくれました。
特に入園条件はありませんでしたが、『とにかく日本に着いてから直接お話しましょう。』
と、言われて特別な書類等の準備はありませんでした。
入園前に幼稚園を訪問
幼稚園の体験入園で学ぶのは何?
帰国後、幼稚園の先生とお話をするために幼稚園へ行きました。
内心ちょっと心配な私でしたが、スペインに住んでいると伝えると・・・
なんと、日本人の母親とスペイン人の父親を持つ、レオ君という男の子がいました。
と、正直びっくりしました。
彼の一言で、場が和みました。
日本語もスペイン語もできるレオ君ですが、行動を観察していると・・・
- 日本の子供たちが教室にいるのに園内をひとりでウロチョロ、
- 集会の場所でひとりで大きな声で怒鳴る。
- ダンスの動きが逆で他の子とぶつかって先生に注意される。
と、日本の子供たちとは動きが少し違うところに妙に安心してしまいました。^-^
そのレオ君について、園長先生の次の言葉が印象に残りました。
レオ君は3歳までスペインにいて今日本なんですね。とてもいい子ですけど、やっぱり日本は集団生活を学ぶように教えていますので、彼も今それを学んでいますよ。
日本の子供達と触れ合い、日本語を話すきっかけをつかんで欲しいと考えた体験入園。
幼稚園での一番の学びは集団生活を経験するところにあるんだと気づきました。
幼稚園での子供たちの様子は?
スペインの学校で靴を脱ぐ習慣がないので、上履きに履き替えるところでも靴のまま入ってしまいます。
やはり新しい環境の中で戸惑って、自分から教室に入って行こうとしませんでした。
長男は、日本語が話せないので恥ずかしそうにしていましたが・・・
と、言うと、子供たちは『うん!』と答え、最後も息子の名前を呼びながら『バイバイ!』と
ニコニコして言ってくれたので、親としても安心しました。
入園で準備するものは?
私の知識不足で、現地に行ってから気づいたのですが・・・
私立の幼稚園では制服から体操服にバッグなど、園指定の持ち物があります。
ところが、園長先生のご好意で、
- スペインで使う予定がないものは買わなくてもいい。
- 短期間でも他の子と同じ服装で通えるように。
と、制服から帽子に上履きやカバンまで貸してくれたので本当に助かりました。
それ以外で私の方で用意したのは下記のものです。
チェック
- 箸とコップ
- 歯ブラシ
- ハンドタオル
- 水筒
- 体操袋
- 上履き袋
- 水着とタオル
私立の幼稚園の費用は?高い?
- 保育料(3歳で21,000円、4・5歳で20,000円)
- バスの送迎費用 3,700円/1人
- 冷房費 1,000円/1人
- 毎月読む絵本代 420円
- ノート代 210円
- 給食代
- 給食(選択できるので利用しなければ、費用はかからない。)
上記の料金を見て、『高い!』と思われる方もいるかもしれません。
スペインでは、約3か月の長い夏休みの間に開催されるスポーツや英語教室に通わせ、
中には日本の私立の幼稚園に預けるぐらい費用の高いアクティビティーがあります。
子供がこの時期にしか出来ない日本で吸収できる経験を考えたら、十分価値のある費用だと私は思っています。
給食は?
この幼稚園では、給食か弁当利用で分かれて、選択することができます。
- 毎日給食を希望
- 月、火のみ給食希望
- 水のみ給食希望
- 木、金のみ給食希望
- 全て弁当希望
1番多いのが、水曜日のみ給食を希望するケース。
理由は、お母さんが週に1日位はお弁当作りを休みたいからだそうです。
「もっと休んでもいいですよね・・。」と思わず本音が出てしまいました。
仕事をしているお母さんで、毎日給食を希望する人もいました。
普段スペインで早起きしてお弁当を作る習慣がなかった私は、給食を希望・・・。
しかし、子供に頼まれて途中からお弁当へ変更しましたが、問題なく対応してくれました。
まとめ
- 地方自治体や園によって受入れ体制は変わるが、保育園は断られる可能性が高い。
- 海外に住んでいる子の体験入園の経験がある場所がおすすめ。
- 幼稚園では、連絡先が電話のみのところが多いので注意。
- 私立の幼稚園では園指定の制服やバッグなどがあるので、予め確認を取ったほうがよい。
- その他にも、体操服袋など細々と用意するものがある。
- お弁当と給食を選択できる幼稚園がある。
今回、年長さんクラスにお子さんを入れる方で、来年は小学校へとお考えなら・・・
帰国中に小学校の体験入学の準備に動くことを強くおすすめします。理由や準備方法の詳細は、次の記事で!
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最後まで読んで頂きありがとうございました。