スペインのホームステイ事情とは?理想のファミリーに当たる方法は?上手に共同生活を送るために知っておくべきことは?

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以前、スペイン留学に来る日本人の方をサポートする仕事をしていました。現地で生活している間のお手伝いはもちろん、日本を出発する前に抱える不安や疑問点についてもメールを通じて対応していました。

外国で初めて生活する場合は、とにかく色々不安な点があるのは普通のことですが、自分の経験から質問が多かったのはスペインでのホームステイに関することです。

 

現地のスタッフもスペイン語ができるできないよりも、学生がホームステイ先のファミリーと上手く生活できているかをとても心配します。

 

誤解を招く表現かもしれないのでもう少し説明をすると、学生のスペイン語のレベルに関しては、クラスの先生や先生方をまとめるアカデミックコーディネーターといったスタッフが対応します。

 

ホームステイについて皆さんが不安に思う点をクリアにすると同時に、学生を受け入れるファミリーにはどんな人たちがいて、どうして受け入れるのかについても触れたいと思います。

 

相手側の事情も理解することで、ステイ先のファミリーと仲良く生活するにはどうしたらいいのかわかってくるかと思います。

ホームステイとは?

留学先に住むスペイン人の一般家庭に入って家族の一員として過ごすことです。

ホームステイ期間中、あなたの個人スペースとして部屋を1つ貸してもらいますが、キッチン、トイレ、居間などは家族との共同スペースになります。

家族の一員として共に生活することで、スペイン語でコミュニケーションをとることはもちろん、スペインの生活や文化に触れることができます。

日常のささいなことでも、相手がスペイン人だと日本の家族と同じように接してもうまくいかないことがあります。ある意味人間関係を学ぶとてもいい機会です。

ホームステイを勧める理由は?

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欧米の学生と比べ、言葉のハンディキャップ、文化や生活習慣の差が大きいアジア人の学生は、新しい環境に慣れるのに時間がかかります。

 

2・3週間の本当に短期の語学研修では慣れてきたころに日本へ帰ることになります。そういった意味で、短期間の滞在期間でもできるだけスペイン文化を吸収し、スペイン語を話せる環境に自分をおけるという意味で、ホームステイを勧めます。

ホームステイではどんな権利があるの?

スペイン語を勉強しに来る学生が快適に生活し勉強できる環境をステイ先のファミリーは提供します。

 

当たり前のようですが、学生が部屋で勉強できるように机や電気スタンド、ベッドや洋服ダンスなどがある部屋です。ベッドのシーツは週に1回交換し、洗濯物も洗って返してくれます。タオルも用意してくれます。それ以外の細かいもの(歯磨きセットなど)は自分で日本から持っていくか現地でも買ってください。

 

 

大抵のホームステイで、1日2回(朝・夕)の食事が出ます。希望すれば、1日3食にすることもできますが、食事は家族と一緒に同じものを食べます。

 

ホームステイの期間は、家族から家の鍵を渡されます。

 

また、多くの学生が気になる点はネット環境です。ステイ先のWifiを使うために家族に別途お金を払う国もあるようですが、私の知っている限りではスペインのホームステイ先では追加料金を払うことなくWifiを使うことができます。

 

スペイン人家庭が外国人学生を受け入れる理由は?

スペイン人家庭といってもパパ・ママがいて子供がいる家庭はもちろん、シングルマザーの家庭、独身の男性や子供が独立して自分の家に空き部屋があるので外国人学生を受け入れるなどステイ先の事情は様々です。

 

 

学生を受け入れる理由が経済的収入源を得るとためという人はいます。私の友達は、スペインのある町に留学しましたところ、受け入れ先の家族が全員無職だったそうです。彼らにとっては確かに大事な収入源でしょう。

 

しかし、学生の受入れ経験の豊富な家族と話していると、お金ではない理由があることもわかりました。

 

外国人学生との共同生活で、自分の子供達に異文化交流の機会を与えたい、子供だけではなく自分たちにとっても非常に豊かな経験であると認識している人たちがいるのです。

 

自分の体験談をお話しすると、アメリカ人の大学教授とオーストラリアの学生を受け入れたことがあります。

 

アメリカ人の先生は、とても気さくな方で食事の時間にはアメリカ・スペイン・日本の文化の違いや子供の教育についてを話をしたりとても興味深かったです。共同生活にも特に問題はありませんでした。

 

しかし、当時子供がまだ1歳以下だったので受け入れる私の方が正直大変という面がありました。

 

その少し後に、オーストラリアの学生を受け入れました。前回の経験から受け入れを楽しみにしていたのですが、彼は帰って来ても挨拶もしない、部屋から一切でてこない、家で一緒にご飯を食べない。

 

彼が使うトイレや部屋は散らかり放題でした。1か月の受入れ期間でしたが、家はホテルではないので他のファミリーに移ってもらうようにお願いをしました。

 

後から聞いたのですが、オーストラリアの政府関係で重要な役職をしている父親に無理やりスペインで勉強してこいと送り出されて腹を立てていたそうです。結局、コースを修了せずにスペインから他の国に行ったと聞きました。

 

それ以来学生の受入れはしていませんが、子供がもう少し大きくなってきたら異文化交流という点で再度学生を受け入れるのもありかなと思っています。

 

ホームステイを選ぶ上での利点は?

ここで簡単に、ホームステイの利点をまとめました。

  1. 異国の地で「家族」ができ、彼らとの共同生活で直にスペインの生活や文化を学べる事。
  2. 短期間でもスペイン人ネイティブと生活することでスペイン語を聞いたり話す機会ができる。
  3. スペインの家庭料理を楽しめ、自分で料理をする手間が省ける。

ホームステイの欠点は?

異国の地で一緒に生活する家族ができるのは心強いとはいえ、ステイ先の家族といつもうまくいくわけではありいませんし、一般の家庭に入っていくからこその難しい点もあります。

ステイ先の生活スタイルやルールを尊重する

家族の一員として生活するわけですから、ある程度各家庭の「ルール」に従わなくてはいけません。まぁ、これは当たり前なのでこれを欠点ととらえる方はホテルや学生寮に行かれた方がいいかもしれません。

 

食事が合わない

先ほども言ったように、受け入れ先の家庭は様々です。食事に関してもお母さんの作るごはんが口に合わないといったことも現実にあります。まずいというよりも、日本と違って油を多く使うとか、肉が多くて、野菜が少ないとかいうのはあると思います。

 

家族内の問題に影響される可能性

ステイ先の家族の誰かが病気になって、病院へのお見舞いが重なり、ほとんど家にいなくなって会話をする機会が減ったとか、そういう事はあります。

 

いいホームステイにあたるためにできることは?

ホームステイを選ぶ人は、スペイン語を沢山話してコミュニケーション力をあげたいとか、家族と仲良くなって色々教えてもらいたいと思っているはずです。

 

よく、理想のホームステイ先にあたるのは運次第と言います。

確かにその面もありますが、自分がどんな家族と一緒に生活してみたいのかそこを少し考えてください。

 

ホームステイを提供する語学学校や大学付属のスペイン語コースでは、どういう家庭を希望するか、アレルギーの有無を質問するアンケート用紙を用意しています。

 

学生とステイ先のマッチングを決めるスタッフが少しでもあなたにあった家族を選べるようにできるだけ詳しく書くことが重要です。

 

アレルギーがあるのでペットがいるところはダメというのは健康に係る問題ですので必ず書くべきですし、小さい子供が好きといったことなどちゃんと書いてください。

 

このアンケートできちんと答えないということは、私はどんな家庭でもいいですよと言っているようなものです。それこそ、運次第です。

 

様々な受け入れ先の家族があるように、ホームスステイを希望をする学生も皆人それぞれです。きちんと意思表示する学生としない学生の間で、語学学校のスタッフがどちらにより適当なステイ先を選べるか・・・それはもういう必要はないかと思います。

 

ファミリーとの共同生活をうまくやっていくためのアドバイスとは?

電気やガスの使用

ホームステイ代に光熱費は含まれていますが、スペインはガス・電気代が高いので、電気のつけっぱなしはもちろん、電気製品の充電をしたまま学校に行ってしまう、シャワーを1日に何回も長時間浴びるといったことはしないようにしましょう。


充電をするなとかシャワーを浴びるなとは言っていません。シャワーはよっぽどのことがなければ1日1回です。

 

家族へのコミュニケーション

授業時間外で留学先で仲良くなった友達を家に呼びたいという時は、事前に家族に許可を取ってください。

 

夕食は家族で食べることになっているが、今日はどうしても友達とバル巡りをしたいという時など、「今日は外でご飯食べるからね。」とひと言連絡してください。

 

ちょっとした事前連絡で家族もあなたのことを心配しなくて済みますし、あなたも自由に行動することができます。

 

小さなコミュニケーションですが、家族とのいい関係を築く上で重要になります。

 

ステイ先での貴重品の管理

個室に鍵があるかどうかを質問する学生もいましたが、通常ステイ先の個室に鍵はありません。

部屋の中にいる場合は、ドアを閉める、朝学校に行く時など部屋の掃除ができるようにドアを開けておくなどしておけばいいと思います。

ステイ先のファミリーは外国人学生の受入れに慣れているところが多いですが、貴重品の管理はトランクに鍵をかけて入れておくとかきちんと管理してくださいね。

 

疑問点や問題があったら、我慢せずにきちんとクリアにする

言葉も文化違う人たちが一緒に住むわけですから、コミュニケーション上で誤解があったりするのは普通です。受け入れ先の家族は、あなたがスペイン語を勉強していること、家族と離れたところで生活していることはわかっているので理解しようとしてくれます。

 

ですから、「あれっ?」と思ったことがあったらもう納得するまで説明してもらうとかその場でクリアにしてください。なぁなぁにしてしまうと後から問題が大きくなる場合があります。

 

家族に面と向かって言えないということであれば、学校のスタッフに相談してください。アドバイスをしてくれたり、明らかに家族の方に問題があると判断すれば、間に入って話をしてくれたりファミリーを変更するなど適切な対応をしてくれます。

 

(スペイン語コースのスタッフの対応は、私が働いていたサンティアゴ・デ・コンポステーラ大学の例を使っていますが、他の場所でも大体対応は似ていると思います。これ以上にサービスのきめ細かい場所であればとても安心して勉強できますし、こういった対応が全くないところはどうかなと思います。)

 

スペイン語のコース終了後、ホームステイ先のファミリーに再び会いにくる学生を何人も見てきました。あなたもそういった家族との出会いがありますよう、これらの情報が少しでもお役に立てればうれしいです。

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