スペインの街を歩けば、必ずこのロゴを目にします。 しかし、2026年現在も日本にはまだ店舗がありません。
韓国などアジア進出は進んでいるものの、日本では「知る人ぞ知る」存在。
だからこそ、スペインを訪れたら自分へのご褒美にチェックしておきたいのが、ガリシア発のブランド『Bimba y Lola(ビンバイロラ)』です。ZARAのようなファストファッションとは一線を画す、独自のストーリーと哲学を持つブランドの魅力を紐解きます。
ブランド名に隠された「二匹の相棒」の物語
まず気になるのが、その名前。実は「ビンバ」と「ローラ」は、デザイナー二人の名前ではありません。
彼女たちが飼っていた二匹の愛犬(グレイハウンド)の名前なのです。
かつてはこの犬の姿がブランドロゴにもなっていました。自分たちの愛する存在を名前に冠し、そこに「遊び心」と「親しみやすさ」を込める。このパーソナルな姿勢こそが、機械的な大量生産ブランドとは違う、Bimba y Lolaの原点です。
ガリシア・ファッション界の「サラブレッド」による反逆
このブランドを立ち上げたのは、マリアとウシアのドミンゲス姉妹です。 彼女たちは、スペインを代表する巨匠デザイナー、アドolfo Dominguez(アドルフォ・ドミンゲス)の姪にあたります。
ガリシアのファッション界において、ドミンゲス家はまさに「王家」。彼女たちはその伝統と高品質な仕立ての技術を幼い頃から肌で感じて育ちました。しかし、2005年に自分たちのブランドを立ち上げた際、彼女たちが選んだのは「叔父のエレガンスを継承すること」ではなく、「より自由で、エッジの効いた、現代女性のためのリアルクローズ」を創ることでした。
伝統的な技術(DNA)を持ちながら、そこに現代的な皮肉やアートを融合させる。
この絶妙なバランスが、高感度な女性たちの心を掴んだのです。
コルーニャのZARA、ヴィゴのBimba y Lola
ガリシア州には、北のコルーニャと南のビーゴという二つの大きな経済都市があります。
コルーニャがZARA(Inditex)の街なら、ビーゴの誇りは間違いなくBimba y Lolaです。
2024年、ブランドはビーゴの港を一望する歴史的なアールデコ様式のビル(Barbeitoビル)へと本社を移転しました。
長年、隣町のモスの工業地区で実力を蓄えてきたブランドが、ついに街の象徴的な場所へ拠点を構えたのです。
この移転は、Bimba y Lolaが単なるアパレルブランドを超え、ガリシア南部の洗練とプライドの象徴になったことを物語っています。
バッグだけじゃない、手に届くプチラグジュアリーブランド
当初はアクセサリー販売を少ない店舗数でという考えだったようですが、モダンなデザインとブランドにしては低価格という戦略が成功。
10年ちょっとでスペインや海外に約220店舗をもつブランドへと急成長。
このブランドのバッグを持っている人はもちろん、コートを着ている人も良く見かけます。
手の届くプチラグジュアリーブランドとして有名なBimba y Lola。
カラフルな色使い、モダンなデザインでバッグ、靴、服、アクセサリーなど気にいったものを見つけて下さいね。OUTLETのお店では、本当に手軽な値段で買えることがありますよ!
ガリシアのファッションは、大都市のブランドだけではありません。次は、私が通訳として深く関わり、その哲学に惚れ込んだ『もう一つのガリシアの魂』D-dueの物語をご紹介します。
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