この記事では、ビザ取得の条件として2021年12月から必要になったスペインの医療保険の手続きについてお話します。
保険会社が販売する外国人学生向けの医療保険は、34歳までと年齢制限があるので…
35歳以上の場合はどうなるの?と気になる方がいるはずです。
今回、ビザ取得のために医療保険を契約したAさんにインタビューした内容を記事にしました。
スペイン長期滞在の経験があるAさんですが、スペインの会社の保険を契約したのは初めて。
35歳以上だと面倒な面もあったようですが、色々調べて勉強になったと語ってくれました。
本文を読めば、スペインの保険会社、実際のコンタクト方法、営業の対応、保険料金の支払いに関する情報がつかめます。
『これからビザ申請される方の参考になれば』、と快くインタビューに応じていただきましたので、是非、参考にして下さいね。
スペインの大手保険会社はどんなところがある?
ネットで【Seguros de salud España】などと検索すれば、下記のような会社名が出てきます。
- ADESLAS
- SANITAS
- MAPFRE
- ASISA
スペインの保険会社へのコンタクト方法や営業とのやりとり
各会社のサイトを見ると、見積り申請や問い合わせのために個人情報を入力する欄があります。
必要事項を記入して送信すると、会社の営業から電話がくるようになっているところが多いのですが…
日本のパスポート情報を記入するとエラーになり、上手くコンタクトできないところがありました。
そんな中、名前と電話番号のみの情報で連絡を取れたのが、アデスラス(ADESLAS)。
フォームを送信して数分後、すぐにスペインから営業の電話が来たので驚きました(笑)。
会話の詳細まで覚えていませんが、営業の方から『この保険は、領事部の必要事項を満たしている』ということを説明されました。
契約の意思を示すと、健康状態などを聞かれ、メールでたくさん書類を送ってきました。
書類を確認すると、電話で答えた情報など必要事項を記入してあったので、私はサインするだけでした。
スペインの医療保険の内容
私は、『ADESLAS COMPLETA』という保険を契約しました。
詳細は、各自確認するしかないですが、大きなポイントは下記の3つ。
- SIN CUOTA(月々の支払いではなく、1年間の料金を一括で支払い)
- SIN LIMITE(金額無制限で医療費が支払われる)
- SIN COPAGO(現地での治療代や薬代の一部を支払ずに済む)
日本の海外旅行保険と違い、携行品などの損害保険は含まれませんが…
クレジットカードについている海外旅行保険でまかなえるので、デメリットという程のものではないと思います。
スペインの医療保険料金やメリットは?
学生向けの保険と比べたら高くはなりますが、それでも1年間で800€ほどでした。
日本の海外旅行保険よりも安いというメリットに加え、現地で診察を受けても支払い不要。
治療費を立て替えて日本で申請する手続きがなくなるので、現地で長期滞在の場合、スペインの医療保険を契約するメリットは大きいと思います。
スペインの保険会社との手続きは難しい?
お客様を獲得するのが営業の仕事とはいえ、契約までの対応はとても早かったです。
領事部でビザを申請した時、スペインの医療保険の書類が不測していると指摘されたので、追加でアデスラスの営業さんが送ってくれたPDFファイルをメールで送ったところ問題ありませんでした。
クレジットカードで支払いができましたが、同じアデスラスの営業でも担当者によって送金のみと言う人もいるようです。
スペインの保険会社の対応で不満な点はあった?
保険証書の送付先を連絡していますが、未だに届いていません。
スペインの郵便事情が影響しているのかわかりませんが、この点に関しては少し不満を感じています。
実際に病院で治療を受ける場合、持っているPDFファイルで問題ないと思いますが、再度会社の方に連絡をしてみる予定です。
まとめ
- スペインの大手の保険会社でADESLAS, SANITAS, MAPFREなどがある。
- 保険会社のサイトでフォームを送ってコンタクトが可能。
- フォームよっては、パスポート番号を入れてもエラーがでる。
- 日本の海外旅行保険と比べて、料金的なメリットや現地での使いやすいさがある。
医療保険の契約に関してイメージができたと感じていただければ嬉しいですし、体験談をシェアしてくれたAさんに感謝です。
最後まで読んで下さりありがとうございました。