ガリシア観光列車で行くコルーニャ日帰りツアーの内容と感想は?

前回の記事で紹介したガリシア観光列車は、2017年にルーゴ・コルーニャ・オレンセの新ルートを追加しました。

 夏のスペイン旅行で利用したいガリシア観光列車とは?ツアーの内容や時期は?

 

コルーニャの市内観光とタラソテラピーのスパ体験がセットになったツアーに参加したので、行程に含まれる市内の観光ポイントを紹介し、最後に私なりの感想をお伝えします。

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サンティアゴ・デ・コンポステーラから出発します。コルーニャまでの所要時間は約30分です。

 

コルーニャには、1935年に建設されたガリシアで一番古い鉄道の駅があります。

 

 

ヘルシンキの駅からインスピレーションを得て設計されたそうです。

 

コルーニャの駅からバスに乗り換えて市の中心部へ向かいました。

 

町の特徴は?

出典: http://www.mapasvectoriales.com

 

コルーニャ市は、周りを海に囲まれたとんかちのような形をしています。

 

市の面積は約38㎢で、限られたスペースに人口約24万人が住んでいます。1㎡あたりの人口密度はローマ・イスタンブールやロサンゼルスの2倍です。(情報元: El ideal gallego

 

サンティアゴから車でコルーニャへ行くことが多いのですが、海が見えると解放感があっていいなと思います。

 

しかし、旧市街の中に入ってしまうと全く海が見えません。海風から守ることを考えて、建物は海に背を向けるように建てられているからです。具体的な例はこの後で説明します。

 

バスに乗って市をぐるっと回りながら最初に向かったのが、世界遺産ヘラクレスの塔です。

世界遺産ヘラクレスの塔に関する歴史や伝説を知るツアーとは?

 

ヘラクレスの塔の建築家は誰?

 

世界遺産に認定されると送られる銅で造られたプラカードですが、潮の影響でさびています。

 

ローマ時代から現在まで現役の灯台として活躍するヘラクレスの塔の横に、小さな建物があります。

 

 

狭いスペースですが、画像の左側はガラス張りになっていて中に保存されている石を見ることができます。

 

 

写真ではわかりにくいのですが、ラテン語でこう記されています。

MARTI

AUG(SUTO)SACR(UM)

C(AIUS)SEVIUS

LUPUS

ARQUITECTUS

AEMINIENSIS

LUSITANUS EX VO(TO)

 

ポルトガル・コインブラ出身の建築家Cayo Servio Lupo(カジョ・セルビオ・ルポ)は、自身が設計したヘラクレスの塔を戦の神マールスに捧ぐと祈願しています。

 

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コルーニャ市の起源や町の発展に影響したのは?

紀元前5世紀にCastro de Elviña(カストロ・デ・エルビーニャ)というローマ人の前にこの辺りに住んでいた民族の居住地区がコルーニャ市の起源とされています。

 

紀元2世紀にローマ人がヘラクレスの塔を建設。

 

8世紀頃、バイキングによる度重なる侵略で人口が減少し、アルフォンソ9世の命により、市の再建築が進められ沿岸部に住んでいた人々を現在の旧市街があるもっと内陸部へ移動します。

 

1208年、アルフォンソ9世はコルーニャにフエロという財政や商業に関する特権を与えます。

 

コルーニャは王が直接統治する町として、当時非常に貴重であった塩の販売やイギリスとの自由貿易に関する特権を与えられ商業の町として発展しました。

 

コルーニャ旧市街の様子は?

 

ヘラクレスの塔から再び市の中心地へ戻って来て、最初に向かったのはサン・カルロス公園です。

 

スペイン独立戦争中にコルーニャで戦死したイギリス人軍司令官ジョン・ムアーの墓地があります。

 

この墓地はコルーニャ市内にあるイギリス領地です。

 

供えられているお花をはじめ、メンテナンスのお金はイギリス政府から出ています。

 

公園内にあるガリシア王国資料館を通って、旧市街へ入って行きます。

 

(市内で一番小さい家Casa do Remo)

 

聖ヤコブ教会やコルーニャ出身の有名な作家エミリア・パルド・バサンの生家(現在はガリシア王立アカデミーの本部)などを見て、マリーナ通りへ出ます。

 

 

マリーナ通りと言えば、Galerías(ガレリアス)というガラスと白い木製の窓枠が目を引くバルコニーが有名です。

 

冬は日の光をできるだけ多く家の内部に入れ、夏は部屋を涼しくさせるなどの目的があります。

 

元々漁師の家だったこのガレリアスは家の後ろ部分に相当し、正面玄関は裏にあるマリア・ピタ広場側です。

 

冒頭でも説明しましたが、コルーニャは海に背中を向けるように建物が建築されていたのがこの部分からもわかります。

 

コルーニャ市の英雄とは?

 

マリーナ通りの建物の正面側にあるマリア・ピタ広場に入ります。画像の建物は、コルーニャ市役所です。

 

 

広場の真ん中にマリア・ピタの肖像があります。

 

1589年、フランシス・ドレイクの部隊によるコルーニャの町を侵略します。この時にマリア・ピータは夫を亡くします。

 

夫の死に怒った彼女は他の民衆を引き連れ、イギリス軍2万人の部隊を撤退させコルーニャ市の英雄となります。

 

ちなみに、マリア・ピタは最初の夫を亡くした後も3度結婚し、全て夫に先立たれています。

 

再婚するたびに夫の社会的ステータスが上がり、それぞれの男性と子供をもうけたので最終的にかなりの財産を持っていたということです。^^

 

コルーニャ市の絶景ポイントは?

 

マリア・ピタ広場で午前のプログラムは終了し、各自昼食をとって再びマリア・ピタ広場に集合します。

 

バスに乗ってサン・ペドロ山(Monte de San Pedro)へ行きました。

 

ヘラクレスの塔から見える景色もいいですが、ヘラクレスの塔も含めコルーニャ市全体を見渡せる絶好のポイントがここです。

 

出典: http://www.turismocoruna.com

 

海を見ながらサン・ペドロ山の上まで登れるエレベーターがあります。

 

営業時間は下記の通りですが、故障のためか立ち入り禁止テープがひかれていた時もありました。

 

事前に観光オフィスでエレベーターが動いているか確認した方がいいかもしれません。

 

営業時間:

  • 5月  土・日・祭日 11:30‐19:30
  • 6月1日~14日 土・日・祭日 11:30‐21:00
  • 6月15日~9月 火~日曜日 11:30‐21:00

料金: 片道 3€

情報元: http://www.turismocoruna.com

 

サン・ペドロ山は、第一次世界大戦終結から第2次世界大戦勃発までの戦間期にガリシア沿岸の防衛ポイントでしたが、現在は公園となっていて、当時軍事練習などで使用した大砲が展示されています。

 

 

 

 

スパは様子は?

出典: http://www.turismo.gal

 

サン・ペドロ山を降りて最後に向かったのはCasa del agua(水の家という意味)です。

 

3タイプのジャクジーがある大型プールのスペースの他にも、サウナスペースなどがありとても大きい施設です。

 

土曜日の午後だったからか子供たちが沢山いました。子供と一緒に参加したら楽しいかもしれません。

 

ROTENBUROという屋外の日本式お風呂へ足を入れたらお湯じゃなくて水でビックリしました。^^

 

2時間の自由行動が終わったら、バスの乗ってコルーニャ駅に向かい列車でサンティアゴまで帰ります。

 

水着・水泳キャップ・ビーチサンダルが必要です。タオルは施設で貸してくれます。

観光列-コルーニャ編-の感想は?

コルーニャ市各地にある観光ポイントを非常に効率よく回ることができます。

 

バスでの移動中に窓から見える景色についてガイドさんが上手に説明してくれました。

 

何度も行っている町ですが、新たに知ることが多くて個人的にとてもいい体験となりました。

 

個人で市内バスを使ってヘラクレスの塔へ行くことはできますが、サン・ペドロ山はちょっと面倒かなという気がします。

 スペイン世界遺産ヘラクレスの塔の高さは?行き方や訪れる時の注意点は?

 

最後のスパ体験は、近くにコルーニャに本拠地を置くサッカークラブ、デポルティーボ・ラ・コルーニャのスタジアムやファンが集まるバールがあります。

 

サッカー好きの人ならショップを訪れて時間もつぶせますが、それ以外特に印象に残る場所はなかったので、スパで2時間楽しんだ方がいいと思います。

 

ちなみに気になる料金についてですが、サンティアゴーコルーニャ間の列車往復料金が約11€で、Casa del agua(2時間コース)の料金は24.5€です。

 

ガイド同行のバスツアーも入って40€ですから、車を持たない個人旅行者にとってこの金額は決して高いとは思いません。

 

ツアーの言語は?

観光列車のパンフレット説明は、ガリシア語・スペイン語・英語の3か国語で書かれています。

 

レンフェで働く女性に聞いてみると、ガリシア沿岸部にある灯台を回るツアーではイタリア人が多く参加したのでガイドは英語で説明したようですが、コルーニャのツアーに関してはスペイン語がメインのようです。

 

英語なら参加できるという方は、念のため事前に確認を取った方がいいでしょう。

 

まとめ

  • コルーニャ市内観光ができる観光列車の行程は、ヘラクレスの塔、サン・カルロス公園、旧市街散策、サン・ペドロ山、スパ体験が含まれる。
  • 効率よく市内の全体像が見える内容になっている。
  • スパの施設へ入るのに、水着、水泳帽、ビーチサンダルを持参。
  • あまり沢山歩けない、車がない個人旅行者に向いているし、内容から見ても決して高いというものではない。
  • ツアーの言語に関しては事前に要確認。

観光列車で訪れたコルーニャ市の名所をテーマにした演劇形式のガイドツアーがあります。

 

コルーニャ市の歴史上の人物になりすましたガイドとツアー客の距離がとても近く、普通のガイドツアーとは違った面白さがありますので、興味のある方は是非参加してみて下さい!

 ア・コルーニャの観光は演劇形式のガイドツアーが面白い!料金や予約方法は?

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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