スペイン語検定「SIELE」とは?DELEとの違いやメリットは?

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2016年に誕生した新しい国際スペイン語検定「SIELE(シエレ)」は、当初スペイン語学習者の多いマーケットであるアメリカ・中国・ブラジルの3か国を優先していたのですが、スペイン大使館経済商務部のツイッター(2017年12月10日)で日本でもスタートすることが分かりました。

スペイン語の学習者であれば、「スペイン語の国際検定=DELE(デレ)」であり、以下のような疑問を持つ方が多いのではないでしょうか。

  • SIELEの特徴や料金は?
  • DELEとの違いは?
  • SIELEを受験する時のメリットは何?
  • 今後受けるならどっちがいいの?

 

SIELEやセルバンテス協会の公式サイト情報や個人的に思ったことなどをまとめてみましので、よかったら参考にして下さい。

出典: https://siele.org

SIELEとは「Servicio Internacional de Evaluación de la Lengua Española(スペイン語認定国際サービス)」の頭文字を並べたものです。

 

SIELEの特徴を簡単に説明すると、下記3点にまとめられるかと思います。

  • セルバンテス協会、メキシコ自治大学、サラマンカ大学、ブエノス・アイレス大学が広大なスペイン語圏でみられるスペイン語の多様性を考慮し、試験の品質等を保証している。
  • ヨーロッパ言語共通参照枠に基づいてレベルを決め、読解・聞き取り・筆記・口頭と総合的に各試験者のスペイン語レベルを判定する。
  • 試験の申込みから試験方法まで電子化されている。

 

それでは、新試験の詳細をDELEの内容と比較しながら見ていきます。

 

DELEとSIELEの違いは?

SIELEはネイティブも受験ができる

DELEはDiplomas de Español como Lengua Extranjera(外国語としてのスペイン語認定)の頭文字で、スペイン語を母国語としない人のための試験ですが、SIELEは、外国人はもちろんスペイン語のネイティブでも自分の語学レベルを証明する必要がある人ならだれでも受けることができます。

 

紙VSパソコン

DELEと比べてSIELEの最も大きな差別化のポイントは、試験の電子化でしょう。申し込みから試験の受験や結果報告までパソコンを通して行います。

 

受験科目の選択

DELEはレベルに関係なく、読解・聞き取り・文章表現・口頭試験と4つのセクションを受験しなくてはなりませんでしたが、SIELEでは全てのセクションを受けるパターン以外にも、こういう受験科目の選択オプションがあります。

 

S1→読解+聞き取り

S2→読解+文章表現

S3→聞き取り+口頭試験

S4→口頭試験

 

評価方法

DELEでは「合格(APTO)」「不合格(NO APTO)」のどちらかの判定でしたが、SIELEではスコア制です。

受験する各セクション(0~250点)の得点を合計します。全試験を受ると、最高得点1000点の中でマークした自分の得点によってA1~C1のレベル判定ができます。

 

出典: https://siele.org

 

DELEの最高レベルはC2に対し、SIELEではC1までになります。

 

結果発表までの期間

DELEの場合は、結果を知るまでに最大で3か月かかるのに対し、SIELEでは最大3週間で発表されます。

 

証明書

DELEの合格者には、公的効力のある電子証明書の他にスペイン王立造幣局で発行されたディプロマが発行される一方、SIELEは全セクションを受けた場合にCertificiado(証明書)、部分科目の受験の場合には、Informe(レポート)が出ます。

 

試験結果の有効期限

DELEのレベルで一度合格判定をもらうとその有効期限は無限ですが、SIELEの場合は2年間です。

 

SIELEの受験料金はいくら?

2つの試験の違いが大体見えてきましたが、受験する時に受験料はいくらか受験時間はどのくらいなのかという点がやはり気になります。

 

DELEもSIELEも受験する国によって受験料が異なるのは一緒ですが、受験するレベルごとに受験料が設定されているDELEに対して、SIELEは料金体系は1つです。

 

どちらも4つのセクションを受けた時の2018年の授業料はこちらです。

DELE SIELE GLOBAL
A1 8,800 165   → 約21,828円

 

1€=132円計算

20171216日現在)

A2 10,800
B1 12,400
B2 15,400
C1 17,300
C2 18,500

(情報元: セルバンテス文化センター東京SIELE公式サイト

 

SIELEのサイトで国ごとの試験料金(€)が簡単に確認できます。

 

受験時間は?

DELE SIELE
A1 A2 B1 B2 C1 C2
読解 45分 60分 70分 70分 90分 第1部(読解・聞き取り)105分第2部(聞き取り・文章)150分 60分
聞き取り 20分 20分 40分 40分 50分 55分
文章表現 25分 50分 60分 80分 80分 50分
口頭(準備) 15分 15分 15分 20分 20分 30分 15~20分
口頭(面接) 15分 15分 15分 20分 20分 30分
合計 120分 175分 200分 230分 260分 305分 180分

 

新試験「SIELE」のメリットは?

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受験申込み等の手続きが自宅のパソコンでできて楽という点もありますが、受験者として一番助かるのは、結果発表までの期間がDELEよりも断然短い点だと思います。

 

スペインに長期留学した学生が日本へ帰国する前に受けた試験結果を、就職活動先へ送る履歴書に書いて提出することもできるでしょう。

 

SIELEのデメリットは?

ネイティブも受験対象に入るのに、レベルがC1までしかないのが疑問に残りましたが、試験時間を比べた時にDELEのC2レベルとSIELEではかなりの差があるので、あくまでも個人の勝手な想像ですがこの辺りが影響しているのかなと思いました。

 

いずれにしても、スペイン語上級レベルの受講者からすれば、この点をデメリットと見る方もいるでしょう。

 

SIELEの上級レベルに判定されても、試験結果の有効期限が2年です。受験者側としては、終身資格のDELEは一度取ってしまえばという思いもありますが、直近の客観的なレベルを証明してほしい企業からするとSIELEの方を望むのか・・・まだ1年ほどの新しい試験なのでこれら2つの試験がどう共存していくのかちょっと興味があります。

 

DELEとSIELEを受けるならどっち?

スペイン語の国際検定が2つできると、「どっちを受験した方がいいのかな?」と思う方がでてくるでしょう。

 

思っていたよりもSIELEの受験料がDELEより高いのに驚きましたが、DELEは合格か不合格のいずれかなので不合格になったときに何も証明するものがありません。

 

仕事関係で自分のスペイン語レベルを証明しなくてはいけない場合は、SIELEを受ける方がいいのかなと思いました。

 

しかし、SIELEのレベルはC1までしかないので、C2レベルのスペイン語力を証明したい場合は、DELEを受けるしかありません。

 

SIELE受験する時の注意点は?

 

SIELEのメリットのひとつに「受験者が受験日・時間・試験会場を選べるフレキシビルさ」を挙げています。

 

実際に試験の公式サイトから受験の予約をするとどうなるのか見てみました。

 

受験科目(SIETE Globalテスト)と受験国を選択すると、試験場所を選んでくださいという画面に移ります。

 

マドリードやバルセロナ、ビルバオなどの大きな都市では複数の試験会場があって結構頻繁に試験日が設定されていますが、地方都市(サンティアゴ)で2018年3月中旬まで全く予定が出ないところもあります。

 

本当に受験生が自分の都合のよい受験日や場所を選べるのかというと現時点(2017年12月中旬)では「NO」と言わざるを言えませんが、まだ誕生して1年ほどの新しい試験であること、認知度が上がって試験会場も増えていけば、この状況は改善される可能性があるのではないかと思います。

 

地方受験の一例として、サンティアゴ・デ・コンポステーラの現状を説明すると、2018年のDELEの試験日情報はすでに発表されているのに対し、SIELEに関しては全く分かりません。

 

試験会場であるサンティアゴの大学のCLM(Centro de Lenguas Modernas)という部署に質問をしましたが・・・

 

「私たちは試験会場の提供する程度の関わり方なので詳しいことはセルバンテス協会に聞いてくれ。2018年の試験日は協会から連絡がないからかわからない。」という回答でした。

 

2017年の試験開始日が3月10日・6月9日・12月1日の3日間だったので、2018年もこの辺りの日程が予定されるのかなと想像します。

 

地方都市で受験する場合は、試験日程をあらかじめチェックして準備をした方がいいのではないかと思います。

 

まとめ

新しいスペイン語国際検定SIELEについてポイントをまとめます。

  • 2016年から開始した新しいスペイン語国際検定SIELE(Servicio Internacional de Evaluación de la Lengua Española)が日本でも試験可能に。
  • スペイン・中南米の教育機関が中心となって広大なスペイン語圏でみられるスペイン語の多様性を考慮した試験。
  • 読解・聞き取り・筆記・口頭の4つのセクションに別れ、ヨーロッパ言語共通参照枠に基づいてスコア制のレベル判定をする。
  • 試験の申込みから試験方法まで電子化されている。
  • 受験してから結果発表まで最大3週間という期間の短さがメリットのひとつ。
  • 証明書の有効期限は2年間。
  • 受験都市によって、試験日選択のフレキシビリティに差がある。地方で受験する際には事前に試験日をチェックして準備する必要がある。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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