スペインのワイン産地リベラ・デル・ドゥエロの特徴は?ワイナリー見学は楽しい?地下12mの歴史的セラーは一見の価値あり!

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先日、カスティーリャ・イ・レオン州ブルゴス県にあるアランダ・デ・ドゥエロ (Aranda de Duero) で連休を過ごしました。

 

この地名を聞いてスペインワインに興味のある方には、ワインの産地であるリベラ・デル・ドゥエロ!と反応される方がいる一方、

 

アラン☆▽@♯÷♀≠℃∂@

リベ&¢△×℃∂@

 

って方もいるかもしれません。

わたしは、Ribera del Duero(リベラ・デル・ドゥエロ)を発音するのが昔から苦手です・・・。

 

 

ワインの世界って魅力的ですが、理解するのが難しいというイメージも多少あるかと思いますので、ポイントを絞りながらスペインの原産地呼称制度やワイン産地リベラ・デ・ドゥエラの特徴を説明したいと思います。

 

私たちが実際に訪れたワイナリーや地下セラーの様子もご紹介いたします!

 

原産地呼称、スペイン語でDenominaciones de Origen(D.O) とは、高品質かつ地方独自の特徴あるワインを市場に出すためにスペインで作られた制度であり、下記の図が表すように7つカテゴリーがあります。

 

出典: http://www.jp.winesfromspain.com

 

上記のカテゴリーから見ると、今回私たちが訪れたリベラ・デ・ドゥエロは、中間より上の高級ワインの部類に入ります。

 

(各カテゴリーの詳細に興味がある方は、スペイン ワイン 原産地呼称制度と調べてみてくださいね。)

 

DOのカテゴリーに認定されるためには下記の条件をクリアしなくてはなりません。

  • ワインは原産地呼称制度によって決めされた地方、または場所で製造されたものでなくてはいけない。
  • ワインを作った地理環境でしか獲得できない特別な特徴や品質を備えていないといけない。
  • 原産地呼称の地方で製造されているワインとして認められてから少なくとも5年を経過していないとDOを取得できない、etc…

 

ワインの難しい制度はこのくらいにして、ワイン産地であるリベラ・デ・ドゥエロへ行ってみましょう。

 

ワイン産地リベラ・デル・ドゥエロの場所は?

出典: http://i.imgur.com

リベラ・デル・ドゥエロの地図です。マドリードからおよそ180キロ北の位置にあります。

1982年に原産地呼称に認定されたリベラ・デル・ドゥエロはソリア、ブルゴス、セゴビア、バリャドリッドの各県にまたがリ、ドゥエロ河に沿った東西約120キロのあいだに広がる産地です。

リベラ・デル・ドゥエロのワイン産地は、アランダ・デル・ドゥエロの町からとくに西の地域に広がり、地形は河の両側に高い丘が平行して連なる渓谷で、ぶどう畑は河に近い平地から丘陵の斜面に位置しています。

引用元: Wines form spain

地図のほぼ真ん中に位置するAranda de Duero(アランダ・デ・ドゥエロ)から西の地域にRoa(ロア)とPeñafiel(ペニャフィエル)が記されています。Roaにはワイン産地DOリベラ・デル・ドゥエロの原産地呼称統制委員会(Consejo Reguladorがあります。

 

この地方のワイナリーから市場に出る前にサンプルワインをこの統制委員会に送り、品質チェックに合格しないと出荷できないそうです。

 

出典: http://www.3viajes.com/

 

Peñafielには、中世(10世紀)に建てられたお城があります。1999年からワイン博物館として機能しています。

 

ワインに興味のある方は是非訪れてみてはいかがでしょうか。

Museo del vino Peñafielの営業時間と料金

  • 4月1日~9月30日   火曜日~日曜日、祭日 10:30~14:00、16:00~20:00
  • 10月1日~3月31日 火曜日~日曜日、祭日 10:30~14:00、16:00~18:00
  • 月曜日は休館日
  • 12月24、25、31日、1月1・6日もお休み
  • ガイド付きのお城見学:   一般 3,30€/ グループ 2,75€/ 子供(12歳以下) 1,70€
  • お城とワイン博物館の見学: 一般 6,60€/ グループ  5€/ 子供(12歳以下) 3,30€

 

ガリシアへ帰る時、アランダ・デ・ドゥエロ→ロア→ペニャフィエルと西へ向かって走りましたが、ペニェフィエルを過ぎてから、スペインワインで有名なベガシシリアのワイナリーを見ました。

 

 ワイナリーの見学ツアーってどんな感じ?

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訪れたワイナリーは、El lagar de isilla。ワインをテーマにデザインした部屋がある宿泊施設も隣接しています。

 

部屋のデザインは私の好みではないですし、数多くあるワインからこのワイナリーのブランドをおすすめするかと言われると正直う~んなのですが、ワイナリーの見学ツアーでの説明はとてもよかったのでご紹介しますね。

 

リベラ・デル・ドゥエロの気候は?

ワイナリーの中に入る前に、ガイドの男性はリベラ・デル・ドゥエロの地理、気候や土壌の性質などについて説明してくれました。中でも印象に残ったのは、この地方の気候の情報です。

 

夏は暑く乾燥しているが、1日の気温差が激しく夜になるとかなり冷え込むそうです。4月最終日にワイナリーを訪れたのですが、この週末は気温が下がって遅霜が発生したといっていました。ひどいときは、栽培面積の10%に被害が出るとそうです。

 

年にもよりますが、4月頃にブルゴスやこの地方を観光をする場合、冬用のコートが必要になります。

 

DOリベラ・デル・ドゥエロと呼ばれるには?

DOリベラ・デル・ドゥエロと呼ばれるワインに使用が認められているブドウの品種は、赤ブドウで5種、白ブドウで1種です。

赤ブドウ品種 テンプラニーリョ、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、マルベック、ガルナチャ
白ブドウ品種 アルビージョ

 

ワイナリーの中です。収穫されたブドウの茎をとる機械やブドウを絞ったジュースを発酵するステンレスタンクを見ながらワインの製造過程を学ぶことができます。

 

ワインの樽が置かれているスペースへ入ります。

 

 

ワインの樽の値段や寿命は?

 

ワインを寝かせる樽には、アメリカンオークとフレンチオークの2種類があります。アメリカンオーク1樽の値段は約350€、フレンチオークはその2倍の約700€だそうです。

 

このワイナリーで購入した樽を使用するのは3~4年ほどなんだそうですが、使わなくなった樽はどうなると思いますか?

 

700€もかかった樽ですから、捨てるなんてことはもちろんしません。樽の第二の人生の場所であるアンダルシアへ売られます。

 

アンダルシアでもシェリーを作るワイナリーへ行きます。シェリーを入れる樽は古い方がいいらしいので、そこで50年ほど使用されるそうです。

 

その後は捨てられるのかなと思いますが、なんと次はスコットランドのウィスキー醸造所に売られるんだそうです。

 

樽の寿命って想像していたよりもずっと長いんだなと思いました。見学に参加してスペイン人もこの情報にはとても興味深く聞いていました。

地下ワインセラーの様子は?

ワイナリーから少し離れた町アランダ・デル・ドゥエロには、このワイナリーと同じ名前のレストランがあります。

レストランの住所 C/Isilla, 18 09400 Aranda de Duero (Burgos)

 

入ってすぐがバルに奥がレストランスのスペースになっていますが、入ってすぐ左側の階段を下りると地下のワインセラーを無料で見学することができます。

 

 

59段の階段を下り、地下12,5mの場所まで降ります。13・14世紀に掘られた場所ですが、ワイナリ―として使いだしたのは15世紀から。1900年までこの地下スペースでワインをつくっていたそうです。

 

 

年間を通して気温は10~12度。適度な湿度もありワインを保管しておくにはぴったりの場所ですね。

ワイナリ―の見学はワインの知識がないと難しい?

ワインは飲むけど、知識がないからワイナリーの見学をしてもわかるかな?と思う人がいるかもしれません。

 

今回、ワイナリーを案内してくれた方はかなりの早口だったことや、ワインの醸造過程に少し知識がないと難しいなと感じるところは正直ありました。

 

しかし、コルクの説明をする時にコルクガシの幹から切り抜いたコルクを押し出して見せるなど、目で見てわかりやすく説明する工夫をしているのも感じました。

 

日本語で説明してくれる人がいるのが一番ですが、季節によってはブドウの実がなった畑の景色など田舎の風景を楽しむことができますし、説明が全部わからなくてもワイナリーの施設を歩いたり、ワインの試飲ができたり結構楽しめると私は思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

スペインワインの原産地呼称制度やリベラ・デル・ドゥエロについてご紹介しましたが、内容を再度まとめます。

  • 原産地呼称制度とは、ワインの品質の確保のためにブドウの栽培から醸造の細かいところまで細かく規制する制度。
  • リベラ・デル・ドゥエロは高級ワインを生産するスペインでも有名なワイン産地。
  • 世界的に有名なベガシシリアもこの地方にある。
  • 中世時代のお城を使っているブドウ博物館もおすすめ。
  • ワインの知識がなくても、ワイナリー見学を楽しむことはできます。

 

ワインと言えばチーズ・・・という半ば無理やりな引っ張り方もありますが、アストゥリアス地方のカブラレスチーズの製作所見学ツアーについての記事はこちらになりますので合わせてお読みください。

スペインのカブラレス・チーズの味や作り方は?お土産に持ち帰り可能?熟成用の洞窟も見学できるツアーとは?

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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