カミーノのプチ巡礼体験ルートとは?出発地点への行き方は?フランス人の道の意外な正式区間とは?

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ブログをご覧いただいた方からこんなお問合せを頂きました。

 

サンティアゴ・デ・コンポステーラに数日滞在する予定です。サンティアゴから10キロ付近の場所まで移動し、大聖堂まで巡礼体験ができればと思っています。バスに乗ってどこからカミーノを始めることができますでしょうか。』

 

最後の10キロでもいいから巡礼者と一緒にサンティアゴまで歩いてみたいと考えている人は意外と多いのかもしれないと気づかされました。

 

ちょっとした巡礼体験をキッカケに、今度はもう少し距離を伸ばして歩こうと思う方も出てくるかもしれません。

 

カミーノのプチ巡礼体験ができるルートや出発点までの行き方、そして意外と知られていないフランス人の道の正式ルートについてお話します。

サンティアゴ市内からカミーノの出発地点までどのバスに乗ってどこで降りればいいのかを確認するため、サンティアゴ市の観光局へ行きました。

 

アテンドしてくれた女性スタッフは感じが良くて、バスの時刻表やカミーノの地図を手際よく出してくれました。

 

彼女がすすめてくれたのは、ラバコジャ(Lavacolla)とサン・パイオ(San Paio)からスタートする2つのコース。

 

ラバコジャーサンティアゴ間の距離が10kmに対し、サン・パイオからの距離は13km。

 

しかし、ラバコジャーサンティアゴ間の道のりは景観的にあまりおすすめできません。

 

観光局の女性も『3km長く歩けるならサン・パイオからラバコジャの間の景色がいいので、サン・パイオから歩いた方がいいよ。』とすすめてくれました。

 

また、選ぶコースによってバスの種類や乗り場が下記のように変わると教えてもらいました。

 

  • ラバコジャ出発のコースは、ガリシア広場から空港行バスに乗り、ラバコジャの停留所で降りる。
  • サン・パイオ出発のコースは、バスステーションからフレイレ社(Empresa Freire)のルーゴ行バスに乗ってサン・パイオの停留所で降りる。

 

サン・パイオからラバコジャまでに見える景色が見たかったので、13kmコースを歩くことにしました。

 

しかし・・・

 

バスステーションでフレイレ社の切符販売窓口のおじさんの一言で事態は変わっていきました。

 

ルーゴ行きのバスはサン・パイオには行かないから、その次に来る空港行のバスに乗りなさい。

 

 

 

サンティアゴ市の観光局で教わったと言うと、観光局の情報が間違っていると言い返されました。

 

観光局でくれた時刻表の紙の下に小さい文字で、バス会社の都合で時間割等が違っても観光局は責任を負いかねますとの文言が・・・。

 

バス会社の一方的な変更なのか観光局が情報をきちんと更新していないのか原因はわかりません。

 

ちょっと混乱しながらも、情報をうのみにしないで確認してよかったと思いました。

 

フレイレ社のおじさんにサン・パイオからカミーノをしたいと伝えると、空港行のバスに乗ってロレンソ(Lorenzo)で降りるように言われました。

 

運転手の人にも行き先を告げて降りた場所は、旧サンティアゴ空港の手前にある停留所。

 

 

横にはバスの停留所の名前と同じレストランがあるだけで、近くにカミーノの開始地点は見当たりません。

 

人が通る場所ではないので、レストランのテラスに座っていた空港スタッフに助けを求めました。

 

彼らが教えてくれたオプションは2つ。

  1. 上の写真の左にカーブしている道に進みカミーノが始まっている場所まで移動する。
  2. バスが通った道を約1km引き返し、バスの停留所すぐ横のカミーノが始まる場所へ行く。

 

1のオプションで道に迷って時間が無駄になるのが嫌だったので、2番を選びました。

 

 

写真ではわかりずらいですが、この建物は小さなスーパーで、自転車の置いてある場所が入り口です。

 

スーパーの手前には、空港からサンティアゴ市内へ向かうバスの停留所があります。

 

サンティアゴ市内から空港へ行くバスが通るお店側の通路に停留所はありませんが、バスは止まります。

 

停留所の名前は「Mouriño(モウリーニョ)」です。

 

スーパーのおばちゃんが、「レアルマドリードの前の監督と同じ名前よ!」と教えてくれました。

 

出典: http://www.corazonblanco.com

 

・・・前置きが長くなってすみません。

 

何を私が伝えたいかと言うと、バスステーションから空港までの間に地元に住んでいる人しかわからない標識もない停留所があり、サンティアゴからカミーノを歩く場合は、こういったバス停で降りないといけないのです。

 

主人に事のいきさつを話すと、「お前はラバコジャからカミーノを始めたんだよ。」というのですが、バス停の名前はMouriñoです。

 

サンティアゴ周辺の地名をわかっている人にとっては当たり前なことでも、地名などに詳しくない私のような外国人や観光客にとっては誤解を生むのではないかと思いました。

 

実際、Mouriñoのバス停留所の少し手前にあるレストランのおじさんに聞いた時も「あそこにバスが停まるのは知っているけどバス停の名前まではわからない。」と言われました。

 

バスを利用するときは、降りる場所をきちんとわかっていないと難しいなぁと思いました。

 

という訳で、今回はラバコジャからのルートのみの説明です。サン・パイオからの歩き方については後日追記いたします。

 

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ラバコジャからのカミーノの特徴は?

 

先ほどのスタート地点にある黄色い矢印に沿って歩くと、上記の写真の景色が見えます。

 

 

ちょっとした登り坂がありますが、ここ以外に特に坂がキツイというのはありません。

 

 

ガリシアテレビ局の横を通る道があるのですが、この辺りサンティアゴ市を走る黄色いバスや車が通りますので、注意が必要です。

 

 

矢印が見当たらない箇所がありましたが、巡礼者の後についてしばらく歩いていくとサン・マルコス礼拝堂に着きます。

 

観光局の女性がこの礼拝堂にまつわるこんな伝説を教えてくれました。

 

聖マルコスがサンティアゴ巡礼を歩き、この場所までたどり着くとある若い男性の巡礼者に遭遇します。

聖マルコスは、サンティアゴまであとどのくらいか彼に尋ねます。サンティアゴまで5キロ以内の場所にあるにもかかわらず、その男性は「サンティアゴはまだまだ先だよ。」と答えます。

男性巡礼者に成りすました悪魔の嘘を真に受け、これ以上続けられないと判断した聖マルコスは巡礼を断念し、道を引き返します。

その後建てられた礼拝堂の入り口は、サンティアゴとは逆の方向に向いて建てられています。

 

「へぇ~、面白い。」と話を聞いた時は思ったのですが、バス情報の一件で警戒心が出てきた私はネットでこの伝説についてちょっと調べました。

 

聖マルコスがカミーノに詳しそうな若い男性巡礼者にサンティアゴまでの距離を聞くところまでは確かにあっていたのですが、悪魔という記述はないですし内容もちょっと違いました・・・。

 

伝説だから・・・といえばそれまでですが、「う~ん・・・」となってしまいました。

 

私の中で信頼できる情報網のXacopediaでもその伝説に関する記述は見つけられませんでした。

 

後で確認して情報更新します。(;^_^A

 

 

サンティアゴから約5kmの場所にある「歓喜の丘(Monte do Gozo)」です。サン・マルコス礼拝堂からローマ法王ヨハネ・パブロ2世来訪(1989年)記念のモニュメントが見えます。

 

 

サンティアゴ巡礼のパンフレット写真で出てくる2人の巡礼者の像がありますが、ローマ法王の記念モニュメントを左にして前をみると白い道があり、それに沿って歩いていくと遠くに像が見えます。

 

ちょっと離れてはいますが、そこから大聖堂も見渡せますので興味のある方は歩いてみてください。

 

サンティアゴ巡礼路に戻るにはサン・マルコス礼拝堂まで戻って、再び黄色い矢印に沿って歩きます。

 

 

この辺りからサンティアゴの街が見えてきます。

 

 

ここからはほぼ真っすぐ矢印に向かって歩くだけですので画像は省きますが、ここから意外と知られていないフランス人の道の正式区間についてお話します。

 

知られざるフランス人の道の正式区間とは?

 

ここまで来るとサンティアゴの旧市街までもう少しです。フォンティーニャス通りです。

 

 

フォンティーニャス通りから巡礼者は左奥に見えるコンチェイロ通りに入っていきます。

 

しかし・・・・

 

2012年12月7日のガリシア州政府の官報によると、サンティアゴ巡礼路フランス人の道の正式ルートは、写真の右側に見える小さな坂道を登って入るHome Santo通りなんです。

 

 

オメ・サント通り(途中でアングスティア通りに名前が変わる)をまっすぐ行くと交差点に突き当たります。

 

 

この交差点を左に曲がり下り坂を降りてサンペドロ通りに入り、旧市街へ向かいます。

 

 

 

 

ガリシア州政府の官報に出ているフランス人の道のルートを表した地図です。太い黒線がフランス人の道のルート、●●●となっているのがコンチェイロ通りの部分でTrazado complementario(補完的な道筋)という標記になっています。

 

どういう意味で補完的な道なのか理由が知りたかったのですが、官報にそれらしき説明文は見当たりません。(ここも後で追記いたします・・・。)

 

オメ・サント通りに昔から住んでいるお年寄りの住人に聞くと、巡礼者はこの通りを通っていたようです。

 

Amilladoiroと地図にあるのは、ゴミのコンテナや車が停まっていた交差点の場所です。

 

〇〇〇の区間はTrazado con vestixios históricos(歴史的遺跡のある道筋)となっています。

 

 

ずっと前から気になっていたこの水飲み場はやはりカミーノに関係があるのではと思いはじめました。

 

この歴史的遺跡のある道筋は、バスステーションから大聖堂までの歩き方を書いた記事で紹介していますので、こちらを参考にしてください。

【関連記事】

サンティアゴ・デ・コンポステーラのバスターミナルの場所は?旧市街まで徒歩何分?新しいカフェテリアの様子は?

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

ラバコジャからサンティアゴまでのラスト10キロの歩き方を紹介しました。

 

この区間の巡礼体験をする時の注意点やアドバイス等を下記まとめます。

  • ガリシア広場もしくはバスステーションから空港行バスに乗り、Mouriñoの停留所(バスステーションから10~15分ほど)からすぐにカミーノの開始できます。
  • この区間は全体的に日陰が少ないです。(夏は特に)帽子を持参ください。
  • 朝早めに歩くのもひとつの対策でしょう。
  • 短い距離とはいえ、履きなれた歩く用の靴を準備してください。
  • オメ・サント通りのルートを紹介しましたが、巡礼者は皆コンチェイロ通りを歩きます。あくまで参考情報です。
  • 個人の歩くペースによりますが、ラバコジャからサンティアゴまでの所要時間は、3~4時間見ていただければと思います。

フランス人の道のルートに関して参考にしたガリシア州政府の官報DOGA(2012年12月7日)や各区間を写真で残した文書は、フランス人の道(写真情報29ページから)リンク先から参照できます。

 

スペインのサンティアゴ巡礼に関しては、巡礼の歴史やルートといった基本情報から、実際に最短でカミーノを歩けるルートの案内、独りでカミーノを歩きたいと考える女性へのアドバイスなどをまとめた記事がこちらになりますので、こちらも合わせてお読みください。

スペインのサンティアゴ巡礼の歴史やルート紹介に大聖堂の最新情報をまとめ!

 

最後までご覧頂きありがとうございました。

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