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スペインのランチ時間は?日替わりメニューの価格や注文の仕方は?

2018年11月8日

レストランのメニューの看板

この記事では、スペインのお昼にバルやレストランで提供される日替わりメニューについて説明します。

 

スペインでのご飯は楽しみ!という反面、こんな疑問はないですか?

  • スペインのランチタイムって何時から何時まで?
  • お昼のメニューってどんな感じ?
  • ランチメニューの価格は?

言葉や生活習慣が違う国では、食事という基本的な行為も労力が必要になりますよね。

 

本文を読めば、日替わりメニューの構成や頼み方が分かり、現地でトライしやすくなりますよ!

 

早速、ランチタイムから見ていきましょう。

スペインのランチタイムは?

 

一般的にスペインのランチタイムは、14:00もしくは14:30~16:00ぐらいまでと思って下さい。

注意

15:30頃でキッチンでの調理を終了するところがあるので、遅くても15:30前に入りましょう。

 

ヨーロッパでもランチの時間は12:00や13:00という国がほとんどですが、スペインのお昼は遅いのです。

 

観光都市では、観光客のランチ時間に対応する場所はもちろんあります。

 

あなたが行きたいと思う場所に直接聞くのが一番ですが、14時以降と思っていた方がいいでしょう。

 

ランチタイムの日替わりメニューって何?

レストランのメニューの看板

 

バルやレストランの入り口付近で、本日の日替わりメニューの内容を書いたボードを良く見かけます。

 

日替わりメニューは、Menú del día(メニュー・デル・ディア)と表示されます。

 

ガイドブックにも載っている情報なのでごく簡単に説明しますが…

  • プリメール・プラート(Primer plato、第1のお皿)
  • セグンド・プラート(Segundo plato、第2のお皿)
  • ポストレ(Postre、デザート)

と、各お皿の中で何種類かオプションがあり、好きなものを1つ選びます。

 

前菜である第1のお皿では、スープやサラダ、パエリアやパスタなどが出てくることもあります。

 

メイン料理の第2のお皿では、肉か魚を選び、デザートには自家製のデザートや果物、アイスといった選択肢が一般的です。

 

その他、水やワイン、ビール、ソフトドリンクから食事中の飲み物(Bebida)とパン(Pan)がつきます。

 

食後のコーヒーは、場所によって別料金ですので、デザートの代わりにコーヒーを頼むといいでしょう。

 

日替わりメニューをおすすめする理由は?

情報がクリアで注文しやすい

レストランの通常メニューにあるひとつひとつの料理についてイメージがわきにくい中1・2品選ぶ作業は大変ですが、日替わりメニューは選ぶ範囲があらかじめ限定されているので選びやすいです。

 

メニュー・デル・ディア、ポル・ファボ―ル

 

といって、メニューを見せてもらい注文する時に食べたいものを指差して伝えるのが一番簡単かと思います。

 

ただし、スタッフがメモしたメニューを早口で読む場合もありますので、その時はちょっと注意ですね・・・。

 

価格もクリア

注文する時点で金額も明確に表示されているのも安心です。

 

通常のレストランメニューで数皿つまんでワインを頼んで・・と選んでいくと意外と高くついたりすることもあります。

 

人気レストランの味を気軽に楽しみたい

単価の高い現地で人気のレストランでも日替わりメニューをやっていたら、是非トライして下さい。

 

夜のコースが50€を軽く超えるところでも、日替わりメニューで10~20€で食べられたらラッキーじゃないですか?

 

実際、私が住むサンティアゴでミシュランで1つ星を獲得した女性シェフのお店は、人気が出てから高級路線へ変更し、15€の日替わりメニューを辞めてしまいました。

 

現地で評判になっているお店で、手ごろなランチメニューがあったらチャンスを逃さない方がいいと思います。

 

日替わりメニューの価格は?

日替わりメニューをサービスしなくてはいけないと定めている自治州もあれば、提供するかしないかは各飲食店の判断に任せるとしている自治州もあります。

 

提供するランチの質との関係で価格が安いか高いかの判断も変わりますよね。

 

そこで、日替わりメニューの平均価格ってどれくらいなの?という疑問に答えてくれる興味深いデータがあります。

 

日替わりメニューは地方の方が高い?

出典: https://www.elmundo.es

 

スペインの全国紙エル・ムンドは、スペインのバルやレストラン156箇所に連絡し、日替わりメニューの平均価格は11,64 €と伝えています。

 

上のマップで、赤い地方が平均価格よりも高い場所、それ以外は平均以下です。

 

マドリードのメニュー平均価格は12.5€でバルセロナは12.8€ですが、規模が小さく平均収入も低い地方都市の方が高くなっています。

 

地方都市では、家から職場までの距離が近いためお昼を家で食べる人が多く、日替わりメニューは観光客向けのため価格もその分高いと説明しています。

 

実際、巡礼者や観光客が集まるサンティアゴのケースは、このタイプに当てはまると私は思います。

 

まとめ

  • スペインのランチタイムは午後2時以降が一般的だが、観光地では早めに対応してくれる。
  • 昼食では、前菜・主食・デザートから好きな料理を選べる日替わりメニューがある。
  • 料理や価格の表示がクリアになっていて安いのでおすすめ。
  • 夜のコースメニューなど単価が高い場所でも日替わりメニューがあったら狙い目。
  • 自治州により日替わりメニューが必ずサービスされる場所とそうでないところがある。
  • 価格は場所によって違うが、平均的な価格は11~12€。

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最後まで読んで頂きありがとうございました。

旅の計画にご活用下さい。

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いつこ

日本人で唯一のガリシア州公認観光ガイド。サンティアゴ・デ・コンポステーラ大学で観光マネージメント修士課程修了。同大学で留学生サポート業務を約4年経験。2019年にサンティアゴ巡礼専門の旅行会社に就職。まだ認知度が低いサンティアゴやガリシアの魅力を伝えるのが私のミッション。

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