イースター(復活祭)の習慣や意味とは?聖週間の行列の様子は?

こんにちは。
イースター(復活祭)前のセマナ・サンタ(聖週間)=連休というイメージしかなかった私ですが、今年はスペインの家族と過ごしながら、イエス・キリストの復活を祝う祭日としてスペインではどういう習慣がありまたどんな意味があるのかというを初めて学ぶことができました。

 

宗教が違う日本人にとってはなじみのないものだと思いますので、「スペインではこんな感じでイースターを過ごす(人がいる)んだ。」という感じで読んで頂ければと思います。

 

セマナ・サンタ(聖週間)で重要な日はいつ?

十字架にかけられて死んだキリストが三日目に蘇った(復活した)ことを祝うのがイースター(復活祭)であり、復活祭の前日から1週間をセマナ・サンタ(聖週間)と呼びます。

 

また、セマナ・サンタの中でも復活祭直前の木曜日(聖木曜日)は「最後の晩餐」が行われた日、翌日イエス・キリストが十字架につけられて死んだ日を聖金曜日といい、教会では木曜日からの3日間を「聖なる過ぎ越しの3日間」として、1年間の中でも重要な典礼を行います。

 

聖木曜日の夜から聖金曜日の朝に行う習慣は?

スペインでは、聖木曜日の夜から聖金曜日の朝に7つの教会を訪問するという習慣があります。

 

7つの教会で祈りを捧げながら、イエス・キリストが最後の晩餐を行った場所から十字架に磔にされたゴルゴタの丘までの道のりを思い出すという意味があるからです。

 

サンティアゴの旧市街を歩いている時、教会に入ってお祈りをしたいと言い出した義理の母を横にして、全く宗教に興味がない義理の父が一言。

 

「小さいときは、(やらなきゃいけなかったから)走りながらとにかく7つ教会を回ったものだ。お前たちが教会に入るんだったら俺はそこのバルで待っている。」

 

そして、ひとりで近くのバルへ行ってしまいました。(笑)

 

聖木曜日と聖金曜日に教会でならすCarracaって何?

聖なる過ぎ越しの3日間では、キリストの受難(スペイン語でPasión)、死(Muerte)、復活(Resurreccion)を忠実に再現して祝うため、スペイン各地では十字架を担いだキリストの像やマリア像の山車を大勢で担いで街を歩きまわる行列(プロセシオン)があります。

 

また、聖木曜日と聖金曜日は『喪に服す』意味をこめ、教会では鐘の代わりにCarraca(カラカ)というカラカラと音を出す木製の道具を鳴らします。十字の形の真ん中部分にあるとってを回して音を出します。


聖書によると、イエス・キリストが十字架で亡くなった時、地震が起きたと言っています。このカラカの音がその地震の音を再現し、鐘を鳴らさない理由は、鐘の音はある意味喜びをイメージさせるからだそうです。

 

カラカがあることは知っていましたが、今回初めてその音を生で聞くことができました。

 

 

カラカがあるのは、サンティアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂の正門の左側の塔です。

 

もともと8世紀に設置されたものの、時代と共に使われることがなくなりスペインでもカラカを維持している大聖堂はほとんどないそうです。

 

サンティアゴでも2010年に修復されるまで50年以上カラカは使用されていませんでした。2011年以降、聖木曜日と聖金曜日にカラカを鳴らしています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

プロセシオンやカラカを使って、キリストの死や悲しみをある意味舞台化してリアルに再現しようとしています。
こういった背景がわかっていても、プロセシオン(行列)の中で素足に鎖を引きずりながら歩いている人などを見ると、私はちょっと怖いとすら感じてしまいます。

 

セマナ・サンタ(聖週間)について最後に簡単にまとめます。

  • イースター(復活祭)前のセマナ・サンタ(聖週間)で聖木曜日からの3日間は「聖なる過ぎ越しの3日間」として教会で重要な典礼のある3日間
  • 聖木曜日と聖金曜日に7つの教会を回る習慣がある。(現在行っている人はかなり宗教の信仰のある方)
  • 聖木曜日と聖金曜日には鐘の代わりにCarraca(カラカ)を鳴らすところがある。
  • 聖週間は行列やカラカなどを使って、キリストの受難・死・復活を再現している。

次回は、イースターの時期のお菓子についてお話します。さいごまで読んで頂きありがとうございました。^^


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