スペインのレオノール&ソフィア王女も体験した儀式『プリメラ・コムニオン』とは?

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スペイン国王夫妻来日に関する記事の中で、フェリペ6世とレティシア王妃には二人の娘(レオノールとソフィア)がいると話をしました。

 

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次女のソフィア王女は先月29日に10歳になりましたが、その頃からスペインの新聞や雑誌が注目したのは、ソフィア王女が本日5月17日に出席した『プリメラ・コムニオン』という儀式の詳細です。

 

日本人にとっては馴染みのないものですが、カトリック文化圏の家庭の子供にとってプリメラ・コムニオンは重要な儀式です。

 

プリメラ・コムニオンは日本でいう七五三のようなものと適当に理解していましたが、これを機会にもう少し詳しく調べてみました。

 

『スペインにはそんな儀式があるんだ~。』という感じでお読みいただければと思います。^^


プリメラ・コムニオンとは日本語で初聖体拝領と言います。

 

カトリックの教えを自分で理解できる年齢に達した子供が、自分の意思でキリスト教徒になる儀式です。

 

プリメラ・コムニオンを受ける年齢は?

日本の七五三では、3歳・5歳・7歳と年齢が決まっていますが、プリメラ・コムニオンを受けるには、カトリックの教えを自分で理解できる年齢に達している必要があります。

 

キリスト教の神(Dios)とは誰なのか?を理解できる年齢ですから、3歳や5歳の子供には無理ですね。

 

大体7~9歳といった感じで、あとは子供の状態を見て決めるようです。

 

しかし、現実には子供が通う学校のクラスメートの○○君や△△ちゃんと一緒に・・・みたいな外部のプレッシャーも実際にはあるようです。

 

プリメラ・コムニオンを受ける条件とは?

カトリックの教えを理解する年齢に達し、プリメラ・コムニオンの儀式を通過する準備ができたと判断しても、他に2つの条件を満たしていなくてはなりません。

 

  • 洗礼を受けていること。
  • カテキズムを受けていること。

 

 

洗礼はキリスト教徒になるための入信的儀式で、式の中で教会の司祭が赤ちゃんの頭に水をそそぎます。

 

洗礼の儀式に参加したことがないので、これ以上詳しいことはわかりませんが、義理の姉夫婦が長男を洗礼した時のエピソードがあります。

 

教区(教会行政上の地域単位、パロキアと呼ぶ)の司祭と事前に日時を決め、当日家族全員そろって教会の前に到着すると、同じ司祭が教会の前に立ってこう言いました。

 

『君たちは何しにここに来た?』

 

洗礼の儀式を始める前のお約束の質問だったのですが、それを知らなかった義理の兄はビックリしてしまいました。

 

どうリアクションしていいかわからずに周りをキョロキョロしたそうです。

 

他のメンバーも勝手がわからずに無言でいると、しびれを切らした司祭が、

 

『洗礼をしに来たんだろう!』

 

と怒鳴ったそうです。^^

 

(25年も昔の話です。他の地方や今でもこういった流れがあるかどうかはわかりません。)

 

 

 

第2の条件である『カテキズム』とは、子供たちがカトリックの教えを理解できるために用意されたクラスです。

 

小学校で行う宗教の授業とは違い、パロキア(小教区)でカテキズムの授業を行います。

 

カテキズムの期間は?

地方によって異なるようですが、最短で2年、最長で4年かかります。

 

スペインでプリメラ・コムニオンのいわゆる推薦年齢が9歳ということですので、カテキズムを開始するタイミングは、6~7歳になります。

 

プリメラ・コムニオンの時期は?

スペインで伝統的に多くのプリメラ・コムニオンが行われるのは5月ですが、復活祭(イースター)から聖霊降臨日(ペンテコステ)までの50日の期間に行うので、4月~6月になるそうです。

 

プリメラ・コムニオンの衣装は?

出典: http://0.tqn.com

 

男の子の場合、上の写真のように海軍のマリンスタイルの服やジャケットにネクタイなどをつけたりします。

 

スペインの新聞ABCの記事によると、特に宗教的な意味はなく50・60年代に流行ったスタイルが現代でも選ばれているようです。

 

私が注目したのは女の子達が着る結婚式の花嫁さんみたいな衣装です。彼女たちにはこういったドレスがきれるプリメラ・コムニオンは特別な意味があるのでしょう。

 

プリメラ・コムニオンの祝い方は?

4~5年前に甥っ子のプリメラ・コムニオンに招待されました。

 

細かい流れは覚えていませんが、コムニオンの衣装をきた子供たちが司祭の話を聞いたり、ホスチアを頂いていました。

ホスチアは、聖別用に用いられる円形の薄いパンのことで、「聖体」となるパンのことを言います。

その語源は、ラテン語の“hostia”「いけにえの供え物」です。

水と小麦粉だけで作られ、イースト菌が入っていない「種なしパン」で、聖別されてキリストの御体、つまりいけにえとなります。

司祭が感謝の祭儀(ミサ)で用いるホスチアは、割って分かち合うため大きなものを使用します。

信徒が聖体拝領においていただくホスチアは、小さいものです。

引用元: Laudateキリスト教豆知識

 

教会での儀式が終わると、場所を変えて親族や友達を招いての食事会があります。食後のデザートに招待客にふるまう何段にも重なったケーキに甥っ子がナイフ入刀した時は、結婚式?と思わず突っ込みたくなりました。

 

衣装代や食事の費用などかなりのお金がかかるこのプリメラ・コムニオンは子供だけでなく家族にとって大事なイベントです。

 

レオノール&ソフィア王女のコムニオンの内容は?

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一般の家庭の女の子が花嫁さんみたいなドレスを着るなら、スペイン国王の娘たちはどんな衣装を着るの?と思った方がいるかもしれません。

 

2年前にプリメラ・コムニオンに参加したレオノール王女の画像はこちらです。

 

出典: http://www.hola.com

 

レオノール王女の通う学校(Colegio Santa María de los Rosales)では、プリメラ・コムニオンには学校の制服を着用という決まりがあるためです。

 

本日のソフィア王女も学校の制服を着ました。

 

出典: http://v.uecdn.es

レティシア王妃のファッションは?

公の場に出る時、常に注目されるレティシア王妃のファッションも見てみましょう。

 

レオノール王女のプリメラ・コムニオンの時のファッションはこちら。

出典: http://www.elplural.com

この時は髪が短かったんですね。上の写真ではちょっとわかりずらいですが、ファッション関係のメディアが注目したのが王妃がこの日選んだビニールの透明の靴です。

 

ドレスのデザイナーはもちろん、フェリーペ・バレラ(Felipe Varela)氏です。

 

そして、本日のソフィア王女のプリメラ・コムニオンの写真はこちらです。

 

出典: http://www.hola.com

フェリーペ・バレラ氏デザインによる腕や横のラインの刺繍が特徴のコートを着ています。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

プリメラ・コムニオンについて、最後にポイントをまとめます。

  • プリメラ・コムニオンとは初聖体拝領といい、カトリックの教えを理解した子供たちがキリスト教徒になる儀式。
  • 洗礼と2~4年のカテキズムの授業を受けたものが、プリメラ・コムニオンの儀式に参加することができる。
  • プリメラ・コムニオンを受ける年齢は9歳前後で、時期は4月~6月に行う。(特に5月)
  • 白い衣装や海軍のマリンスタイルの服を着た子供たちが、教会でホスチア(聖体)を頂く。
  • 儀式の後には、招待客を招いて食事会を行う。
  • レオノール王女は2年前に、ソフィア王女は本日5月17日にプリメラ・コムニオンに参加。

最後まで読んで頂きありがとうございました。


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