スペインの青いワインGikの味やテイストは?色の出し方や美味しい飲み方や合う料理は?

世界で話題となったスペインの青ワインGikが2017年5月に日本初上陸します。

出典: https://gik.blue

青ワインという言葉や実際にボトルの写真を見て、最初にあなたの頭の中に出てきた言葉は何ですか?

 

「あー、綺麗!日本で販売されたら飲んでみたい!」

 

「綺麗だけど、美味しくなさそう。食欲なくすかも。」

 

「ワインの歴史や伝統を何だと思ってるんだ!ありえない!」

 

「着色料や甘味料を入れたりしてるんでしょう?ワインって呼べるの?」

 

色々な反応があると思います。ちなみに、私は上の意見が全部入り混じった気持ちがありましたが、とにかく「あの鮮やかな青は何で出しているのか?」というのが最初に思った疑問でした。

 

スペインで青ワインGikが生まれたエピソードをはじめ、鮮やかな青色の出し方や青ワインを飲むときの美味しい飲み方やワインに合う料理についてまとめてみました。

青ワインGikは誰がどんな思いから作ったの?

スペインの青ワインGik Blue(ジック・ブルー、以下Gikと表記)は、グラフィック・デザイナー、DJ、マーケティングや経営の専門家、情報学のエンジニアといった全員20代のグループが始めた企業プロジェクトです。

 

出典: http://e02-elmundo.uecdn.es

スペインの全国紙EL MUNDOが2016年2月に行ったインタビューで、このメンバーで青ワインを作ろうと思った理由はという質問に対して、彼らはこう答えています。

「ワインと全く関係ない僕らだから作ろうと思ったのです。僕たちはワインも好きではありません。

2年前に何をやろうかと思った時、古くからの伝統が強く変革が必要だと思われる産業をいじくってみたいと思ったんです。

ワインはキリストの血とも表現され、スペインで生産される伝統的な飲み物です。もう何年も前からこの産業では革新的な変化がないことにも注目しました。」

情報元: http://www.elmundo.es

 

また、経営やマーケティング出身の彼らだから言えるこんな想いがありました。

 

ブルー・オーシャン戦略という本の中で、競争の激しい市場(海)はサメが食べた魚の血で赤い色になり、やがれ魚を食い尽くしたサメはお互いを攻撃します。しかし、競争相手のいない海(ブルー・オーシャン)では、誰も競争していないので全てが可能なのだと言っています。僕たちはこの本がとても好きで、赤い海である伝統産業を青に変えたい、同時にそれはあたかも詞のような表現だと思ったのです。」

 

 

20代の若者が青ワインを発明したというとふざけてると考える人がいるかもしれません。面白いことをして楽しみたいという考えもありますが、同時にきちんとしたビジネス戦略やストーリーがあることを知りました。あくまでも私個人の意見ですが、とてもいいなと思いました。

 

ちなみに、名前のGik(ジック)の意味が気になった人はいますか?

 

・・・意味は特にありません。

 

どうやって青い色を出したの?

この青ワインは、スペイン各地で生産されるブドウを100%使っており、異なる品種のブドウを混ぜています。しかし、彼らにはワイン醸造の知識も経験もありません。バスク大学の科学者と共同して作った青ワインで一番苦労したのはどんな点だったのか?

 

出典: http://boroa.com

 

やっぱりという感じですが、あの鮮やかな青のトーンを出すことだったそうです。

 

ナスや紫芋と同様に、ブドウの皮に含まれる青色の色素であるアントシアニンをベースとなるワインに付けて青色にし、インジゴ・カルミンという着色料を使用してさらに青のトーンを強くしています。

 

青ワインの気になる味は?

従来のワイン産業のやり方とは違うワインを作りたかった彼らですから、色はもちろん、味もワインの味がしないワインを作りたかったそうです。

 

「一般的に、ワインという飲み物は、繊細かつ複雑な味を理解する味覚が必要というなんだか難しくてちょっと敷居の高いイメージがあります。僕らは、そんなイメージも壊したかった。若い世代はカクテルのように最初の一口からわかりやすくて飲みやすいものを好むという理由から甘くて、フレッシュでアルコール度数も軽めのワインにしました。」

 

甘くするために砂糖は添加していません。砂糖を入れても発酵してアルコール度数が上がってしまいます。青ワインに使用されているのはカロリーゼロの甘味料です。

 

やっぱりワインじゃない!着色料や甘味料まででてきて体に悪いんじゃないの?と思いますか?

 

この青ワインは、欧州食品安全機関(European Food Safety Authority)のチェックを通っている製品です。

 

ここまで読んで、青ワインに関心が強くなったか、もう絶対ダメっと思ったかで極端に別れるかもしれません。(笑)

 

ワインの成分や醸造データを載せたテクニカル・シートというものがありますが、Gik Blueは「アンチ(反)・テクニカル・シート」というものがあり、オンラインでGikワインを購入したお客さんの年齢や性別の情報を公開しています。

 

一番の購入者層は25~34歳までの若い世代で、鮮やかな青い色を好んで女性の方からの支持層が大きいのかなと思いきや、少しの差ですが男性の方が多く(男性52%、女性48%)購入しているという結果でした。

 

ちなみにこれは2015年6月のデータです。世界的に有名になって、今現在このデータがどうなっているのかちょっと気になるところです。

 

青ワインGik Blueの美味しい飲み方とは?

飲み方は全くの自由です。ジンと混ぜたり、氷を入れて飲んだり、暖めた青ワインにシナモンを入れて飲んだりと世界中で様々な飲み方をされています。

 

出典: http://blog.waitlesscompany.com

青ワインにお寿司が合う??

Gik Blueの『アンチテクニカル・シート』では、青ワインに合うおすすめの食べ物で下記のものをあげています。

 

【お寿司、ギリシャ料理のザジキ・ソース、アボガドディップ、カルボナーラのパスタ、スモーク・サーモン】

 

 

本当なの?これは実際に試してみなくてはといった感じです。お寿司と一緒に青ワインを飲んだ方は、是非コメントをお願いします!^^

 

青ワインはワインじゃない??

最後に、青ワインGik Blueを開発した彼らにどういう事態が起こっているのかについてお話したいと思います。(情報元のニュース

 

出典: https://gik.blue

 

ワインが好きでもない若者が世界で評判となる青ワインを作ったことで、ワインの名を汚されたと思った人もいるようで酷評だけにとどまらず、彼らを匿名で訴えた人がいます。

 

2016年8月、訴えをうけて検査員が彼らの会社を調査し、正確な金額はわかりませんがかなりの罰金を科したそうです。

 

さらに、裁判では現在の法律で定めるワインのカテゴリー(17)のいずれにも青ワインが当てはまらないという理由でGikはワインとは考えられないという判決が下されました。これら17のカテゴリーに入らない製品はワインとして商品化できません。

 

今後、「99%ワイン、1%モスト(ブドウ搾汁)」である「その他アルコール飲料」として販売しなくてはなりません。

 

ワイン離れしている若い世代をワインに近づけるひとつのきっかけにもなるかもしれないGikはワイン業界にとってネガティブな影響を与えたのでしょうか?

 

特に若者の失業率が高いスペインで他の若者にも励みとなる彼らの活躍を踏みにじろうとする人がいることの方が私にとっては残念です。

 

常に変化しつづける社会のスピードに法律が追い付ていないケースは他にもあります。不運な結果だと思いますが、伝統産業をぶっ壊すという勢いで始めた彼らですからこの判決に黙っていません。

 

 

現在、Change.comを通して「フリー・オブ・カラー」というキャンペーンを展開しています。青ワインとして販売できるよう署名を募っています。Twitterでも#FreeofColorでチェックできますので、興味のある方はチェックしてください。

 

私は早速このキャンペーンの署名をしました。そして、近いうちに青ワインを試す予定です!

 


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